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柊君へ  作者: Taさん
第三章
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御船さん ~1~

真面目だけど苦難が起こる御船さんのお話です!

今日は久しぶりの休みであり、自宅の自分の部屋でまったりとしている。


気がつけば、大学院の博士課程後期を

あと一年ちょっとで卒業する時期になったていた。


・・・柊君と一緒に大学を卒業して4年経過・・・か・・・


私は他大学の大学院への進学、柊君は就職してから阪大学の大学院へ進学と

お互い別々の道を歩んで、4年という時間が経過しているというのに、

今だに私のスマホの待ち受け画面には柊君の写った写真を選んでいる。


それに今日は通っている研究室が休みだというのに

どこかに行くこともなく、誰と会うわけでもなく、自室にこもって

大学卒業の時のアルバムを見ているのであった・・・。


我ながら情けないなぁ~・・・


そんなことを思いながら私は、

大学時代に撮った柊君との写真を見返しているのであった・・・




私が柊君を好きになったのは、本当に些細なことがきかっけだ



柊君との初めての出会いというか、初めてまともに話をしたのは、

大学に入学して初めての実験が始まった時である。


同じテーブルにたまたま座ったということであり、

そこから仲良くなっていったのである。


たまたま座ったテーブルのメンバーで

一年間の同じ班で実験をしていくことになったのだから、

否が応でも顔を毎日のように合わせることになるし、

レポート作成も一緒にしていくことになるのだ。


だから、どんどん一緒にいる時間は増えていき、

仲良くなるのも必然である。


そのテーブルのメンバーでは、柊君はもちろん、

前田さんという、同じオーケストラ部のメンバーで

更には大学院まで同じところに行くことになる友人と出会えたのだ。



実験が行わることになった初日、今まで実験といった実験をしてきたことがなかったため

不安を抱えながら実験室へと向かう私。

足取りはかなり重かった。


実験に対する不安もあるのだが、

同じ高校出身の子達と授業を受けたりしていたのだが、

クラスが違うため、自分の所属しているクラスだけの授業や実験になると

私は1人で受けなくてはいけなかったのである。


初めての実験で、さらには1人ぼっちである。

憂鬱な気分で、恐る恐る実験室に入る。



「お!同じクラスの人やね。」


私が一歩実験室内に足を踏み入れると、

すでに実験室の中には人がおり、私に声をかけてくれる!


その声に反応して、私はその人の方へと顔を向けると

そこには人懐っこい笑顔で私を迎えてくれる男の子がいた。



「そうだねー。」


確かに同じクラスである。

私は少なくとも彼のことを知っていた。


っていうか、私のことも知ってるんや・・・。


周りを見回しながら、座席の指定した紙などがないを確認していると

私が何をしているのかにすぐに気がついたようで、

その男の子が苦笑しながら私に、



「席の指定はないみたいだよ。

 先週から実験をしている他のクラスの子が自由に座るって言っていたから。

 それと結構最初に座る席が大事みたいで、

 これから一年間の実験は、座ったテーブルのメンバーで班を作って、

 実験をしていくみたいだよ。」


「へぇ~!ホンマ・・・そうなんや・・・。」


彼からの助言に返事をしながら、私はどうしようかと思う。


彼のいるテーブルの席に座ると何かいやらしい気もするし・・・


かといって、別のテーブルの席に座るのも

避けているようでいい気分にはならないよね・・・


それに・・・


ちょっとだけ彼にも興味があるのは事実だし・・・


そんなことを考えながら、どこに座るのかを考えていると

彼の方から私の方へと声をかけてきて、



「このテーブルに座るのはどう?ってか、これで別のテーブルに座られると

 意外と地味に傷つくんですけど・・・。」


そう言いながら彼は苦笑していたので、

私も苦笑しながら彼の意見に同意しつつ彼の横の席に座る。


これで一年間彼とは同じ班でやれることが嬉しくって、

ちょっと照れてしまってしまったので、思わず照れ隠しを込めて、



「しゃあなしやでぇ~。」


そう言いながら座る私、そんな私に対して彼は驚いた表情を一瞬浮かべて、



「しゃぁ~なしかい!!わざわざお手数をかけてしまって・・・

 ありがとうございまーす!!」


そんな軽い返しをしてくれて、2人で笑い合うのであった。

笑いながら席に座ると彼から自己紹介をしてくれる。



「俺は柊っていうん、宜しくね。」


「私は御船って言うの。こちらこそ宜しく!」


そういって、お互いの自己紹介をしながら、

さらにはどこから来たのか、どこに住んでいるのかなどの

もう一歩踏み込んだ話をしていくのであった。


ここで私は初見のようなフリをして柊君とは話をしているのだけど、

実際のところで言えば、柊君は入学して1週間ほどしか経過していないけど

学年・・・というか、学校全体かな?で、かなりの有名人になっていた。


それで私が入ったオーケストラ部でも先輩達や同級生達が

噂をしているのを聞いており、柊君のことはかなり詳しく知っていたけど、

知らないフリをして話をしていたのである。


ただ情報は色々と持ってはいたものの、実際に話すのは今日が初めてであり、

実際に話てみて思ったことは、面白い人だなってのが第一印象である。


情報の中でモテる噂は聞いていたので、もっと天狗なタイプとか、

カッコイイことを自覚していてナルシストなのかとか、

自分中心なわがままな人なのかと思ったら、全然そんなことはない!!


会話をしていると、たまにそんな威張るような発言をするけど、

それは明らかにボケであり、こちらからツッコミをさせるのが狙いのもであって

決して鼻にかけるような発言はなかった。


というか、基本的には話を聞いてくれたり、

時にはこちらが話をしやすいようにさし水的なことをしてくれたりと

非常に頭の回転が速い人の印象を受けた。

それも悪い意味ではいい意味でだ!


正直に言って、話しだしてほんの数分しか経過していないにも関わらず

私の中では柊君に対して高評価である。


実験室に入ってから二人での会話はかなり楽しい時間だったのだが、

楽しい時間はあっという間に過ぎていく・・・


ゾクゾクと他のクラスメイト達が実験室に入ってきて、

こちらにも話しかける人が来たので中断されるのであった。


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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