関さん ~3~
別々の大学に行くと、彼女が可愛いと不安ですね・・・。
そんな可愛い関さんのお話です。
その後の光景は凄惨な光景と化すのである!!
柊君が彼に、
「お前とは別れるから、今後、関さんとは一生関わるな!」
そう、柊君が彼に告げてくれたのである。
それを聞いた彼は狂ったように叫び、そして、私と柊君に罵声を浴びせる。
その声に、その言葉に怯えてしまっていた私は柊君の胸の中に蹲って、
嵐が通り過ぎていくのを待つだけだった・・・
どんなに叫んでもどんなに言葉をだしても私に届かないと判断した彼が次にとった行動は、
恐ろしいモノであった!!
「きゃぁーーー!!」
叫び声を上げる人や、騒ぎ出す人が出現する!
その他にも、
「お前!やめろ!!」
そんな言葉をかける人までいたのだ。
一体何が起きているのだろうと思って、胸から顔を離そうとするのだが、
柊君の手は私をギュッと強く抱きしめてくれるだけだった・・・
「そこのお前動くな!!」
急に私の耳には聞きなれない声が聞こえて来たかと思うと
ガツガツとした音が複数聞こえてくる。
「な、なんだお前ら!!」
そう叫び彼の声が聞こえると、
「警察だ!!その手に持っている刃物を捨てろ!!」
え!?
警察!?
刃物!?
私が柊君の胸の中にいる間に一体何が起きているのだろう!?
私はその言葉を聞いただけでまた震えが込み上げてきて、
後ろを振り返ることができないのである!
そして、辺りが騒然となる中、叫び声が聞こえて来たと思ったら、
「確保!!」
警察からの掛け声が聞こえると、
周りの人から歓声があがったのですべてを悟った・・・
彼氏・・・警察に取り押さえれたんだ・・・。
「誰かが通報したんだろうね。」
そう柊君が私に告げるのであった・・・
そうだろう。痴話げんかが起きていて、
その相手が常軌を逸しているようであれば、
すぐに警察に電話をするだろうな・・・
そんなことを考えながら柊君の元を離れて、
やっと正面を向くと、そこには私の家にあった包丁が
道路に転がっていたのである!
・・・警察遅ければ・・・私・・・死んでいたかもしれないんだ・・・
それは本当に恐ろしい光景であった・・・
私と柊君は、もちろん警察に事情聴取をされた。
その後両親にも連絡が行って、慌てて両親が関西に来てくれたのである。
ギュッと抱きしめてくれた両親が、
「今まで辛かったね。」
そう言ってくれると思わず泣いてしまうのであった。
この後は、彼氏の両親もこちらに来て、謝罪をしてくれて、
彼自体は執行猶予が付くが、大学は辞めて、
彼の祖父母がいる地方へといったと風の噂で聞いた。
正直最初は彼の両親は私の言葉を信じてはいなかったのだが、
私の体に出来たあざを見て愕然としたのである。
土下座をして、額を地面にこすりつけて謝る彼の両親に
うちの両親は罵倒をしようとしたのだが、それは私が止めた。
もう・・・誰の罵倒や怒声を聞きたくはなかったから・・・・
両親からは少し実家に帰ってきて休まないか?と言われたのだが、
私はそれを断って、学校にいくことにしたのだ。
それはだって、今、初めて自分の大学生活が始まったような気持ちになったからだ。
2年の夏になってしまったけど、今から部活に入れるだろうか?
それにバイトもしてみたいな・・・
そんな軽やかな気持ちになっていたのである!
それは私が大学に入っていたころの気持ちに戻っていた。
「これから私、バイトしようと思うんだ!」
事情聴取が終えて、近くのファーストフードでご飯を柊君と一緒に食べている時に
柊君に宣言をする。
すると柊君は、
「いいバイトあるよ!俺がバイトしているホテルに併設されているレストランが
人を募集していたよ。どうウエイトレス何て?」
「いいね!」
「ちなみにまかない付きで、結構おいしいんだよねぇ~。」
「ホント!じゃあ、そこもやる!!」
「・・・“も”ってことは他にもやるの?」
「家庭教師やってみたいんだよねぇ~。」
「ああ、いいかもね。女子生徒相手だと結構働き口があるみたいだし、
すぐに関さんなら決まると思うよ。」
「それと部活もやってみたいな!!」
「ああ、いいんじゃない。この間、三回生が天文部に入ってきてたし、
まだまだ二回生なら遅くないだろう。」
「三回生が!?」
「そうそう。確かアーチェリー部との兼部だったけど
入ってきたよぉ~。まあ、邪な理由だけどね。」
「邪な理由って?」
「うん?そろそろ夏だから、天文部で合宿があるんだよ。」
「うん。いいね合宿!」
「その合宿が他校との合同合宿なんだよね。」
「そっか!天文部ってインカレサークルだったっけ?」
「そうなんだよね。だから、この時期借り入部とかが増えてねぇ~。」
そう言いながら苦笑する柊君なのだが、
どうして笑っているのが私にはわからず小首を傾げていると、
「分かんない?女子大学とか、看護大学と合同の合宿なんだよ。」
「そういうことかぁ~!!」
合宿に参加したいから仮入部とかが増えるってことか!
三回生で入ったのもそう言うことなのね・・・
私は思わず呆れてしまうのだが、
「・・・それって私も入っても問題ないってこと?」
「うん、問題ないよ。部員はいつでもウェルカムだよ。」
「じゃあ、次の天文部の活動の時に連れて行ってもらえるかな?」
「OK!まあ、来週だけど、その時連れていくよ。」
私と柊君はそんな会話をずっと食事が終わるまでしていた。
私は、これからやっと大学生らしい生活を送ることが出来ることに
ものすごく心を弾ませるのであった!
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




