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柊君へ  作者: Taさん
第三章
142/254

武田さん ~3~

イジメられっ子だった武田さんのお話です!

「はぁ~、学校の通学路はこれで確認OKだね。」


私は明後日から登校する道のりを確認するため

予定している朝の時間に一度ためしに登校してみたのだ。


道を間違えてしまって遅刻するとかありえないし!


登校したついでに構内を歩いてみようとふと思って、

構内を歩いていた時に弦楽器の音が聞こえてくるのである!



「すごーい!!」


私は高校までは吹奏楽部であり、音楽に携わってきたのだが、

一度も弦楽器に振れたことはなかった。


小学校まではピアノをやっていて、音楽をこのままやっていきたいな~という思いから

吹奏楽部に入部した経緯もある。


思わずその音を辿って、構内を進んでいく。


するとそこには100名以上の人間が一斉に曲を奏でていたのであった。

吹奏楽部にはない、弦楽器もおり、本当に驚くばかりであった!


その迫力の凄さといったら!!


ああ、私はこの部活に入ろうと決めるのに時間はかからなかったのであった。


しばらく、近くの建物に座って、音楽を聴いていると、

お昼を迎えたらしくて、団員たちが休憩に入り、

昼からは明日の入学式の準備をしますと聞こえてくる。


おお!明日も聞けるのか♪


それだけで私の心は軽やかになるのであった。

私もその場から立ち上がり、帰ろうと思って歩き出したところで、

食堂の前にいる柊君を発見するのであった!!


思わず、そちらに向かって歩き出してしまう。

するとすぐにこちらに気づいたようで柊君はこちらに手を振ってくれるのであった。



「お久しぶり。」


「お久しぶりだね。」


思わず柊君を見つけて近づいてきてしまったのだが、

よくよく考えれば彼と特に何かを話す内容もなく、

普段から私は男子と話をしないため何を話していいのかがわからなかい。


・・・ど、どうしよう・・・


そんな一抹の不安を柊君は簡単に取り払ってくれて、



「武田さんはご飯食べた?俺、食堂でご飯を食べようかと思ってるんだけど。

 一緒にどうかな?」


「あ、ううん食べてないよ。そうだね・・・一緒に食べよう。」


今日のお昼は母がいないため自分で食べなきゃいけなかったので、

ちょうどいいお誘いだぁ~と思って、一緒に食べることにしたのだ。



「ここで食べたことある?」


「高校生の時にあるよ。大学見学に来た時に、食堂でお昼を食べて感動したんだ!」


思わず柊君の言葉に目を輝かせて答えてしまうと

それを見た柊君に苦笑されてしまう。



「そっか~、武田さんは食堂に惹かれてこの大学に来たんだねぇ~。」


そう言いながら大笑いをされる。



「そ、そんなことないよ!勉強の面で選んだんだからね!」


「なんか取ってつけたように聞こえてしまうね~。」


結局何を言っても言い訳にしか聞いてもらえず、

全然柊君の意見を覆すことはできなかったのであった。



「食堂の場所って、あそこでいいんだよね?」


「そうそう、不思議だよね~。

 図書館の下に食堂があるんなんて!」


柊君が不思議そうに下を指さすので、

私もそこにあることに驚いた旨を伝えながら、図書館下の食堂へと向かう。



「あ?組合員以外は5%アップなんだ・・・。」


柊君が張り紙を見て、うぅ~んという顔をするが、



「元が安いし、そとで食べるよりかは安いと思うよ。」


そう言いながら私が食堂のメニューを指さすと、


「確かに・・・。」


どうやら柊君は納得してくれたようだ。


「ここのおすすめは?」


「天津麻婆丼が有名みたいよ?」


「何それ??」


「食べてみたらわかるって!」


そういって、柊君と共に私も天津麻婆丼を選ぶのであった。

そして、空いている席に座るのだが、



「今って休みなのにこんなに生徒がいるんだね?」


「そうだね・・・。ここって昼は相当混むって聞いてるよ。」


「まじか!?・・・混まない食堂があればいいけどね~。」


「食堂の数は多いみたいだけど、どこも混んでいるってよ。」


「そっか~・・・確かに食堂って結構多いんだね~。」


そう言いながらスマホをいじる柊君。

それを私にも見せてくれて、ここに行ったことは?とかを聞いてくるので、

それに答えながら、昼食をとると、気がつけば一時間ほど経っていたのである!


全然そんなに時間が経っているように思えなかった!?


男子と2人でこんなに話していられることにビックリしたのと、

全然2人でいるのが苦にならないのにも驚かされるのであった。



「ボチボチと帰りましょうか?」


柊君がそう言いながら私の食器も一緒に持って、返してくれる。



「あ、ありがとう。」


「いえいえ。そう言えば武田さんの家はどっち?」


「あ、え?私の家は○○だよ。」


「・・・。」


なぜか何とも言えない顔をする柊君。



「・・・今だに地名はわかんないなぁ~。」


「あ!?」


そう言えば柊君は関西の人間ではないことをそこでやっと思い出すのである!

そっか・・・関西弁も使わないしね~。



「ふふふ。」


そういえば関西弁以外の言葉を聞くのって、テレビの世界だよな~と思ったら、

思わずわらってしまうのだが、



「・・・何?小馬鹿にしてる?」


ちょっとむすっとする柊君に慌てて否定する!


「ちがうの違うんだよ!

 私が知っている関西弁以外の言葉を聞くのって、

 テレビの中でしか聞かないのよね?

 だから、柊君がまるでタレントさんのように思て来てね。

 違う違う!一般人だよって心の中でツッコミを入れてたから

 思わず割らちゃんたんだよ!」


何とか釈明すると、今度は柊君が、



「確かに・・・俺からすれば関西弁を聞くのがテレビの世界みたいだよ。

 こっちの人が関西のタレントみたいに思えるよ。」


「そっか!柊君から見ればそうなんだね!」


そういって、お互い笑うのであった。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、

すぐに柊君の寮の傍にたどり着いてしまう。



「俺はそこの寮に入る事したんだよ。」


「そうなの?マンションとかではなくて?」


「マンションって結構高くてね。学費とか生活費とか全部自分で払うからさ、

 少しでも安い所にしないとね。」


「ええ!?柊君って、学費とかは全部自腹なの?」


「そうだよ。」


何気なくいう柊君だけど、そんな簡単に言えるような言葉じゃない!


だって、学費って!?それに生活費も!?

何か・・・柊君を見る目がものすごく変わって気がする・・・

一種の尊敬のようのな眼差しを柊君にむけるのだった。



「・・・そんな変なモノを見るような目で見なくても・・・。」


「違う違うって!すっごい尊敬の眼差しだよ!」


「別に尊敬されるようなことはしてないけどね。」


柊君は苦笑しながら謙遜するが、ものすごいことを彼はしようとしていることに

私はただただ尊敬するのであった。


そして、そこで柊君とは別れて、家路につくのだが、

私も柊君に負けないように頑張ろう!と心に決めるのであった!



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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