武田さん ~1~
イジメられっ子だった武田さんのお話です!
大学の合格を貰ってからは、私の周りの空気が一気に変わっていったのを感じる。
受かった大学が大学なだけに、みんなが凄いとかうらやましいと言われるが・・・
それでやっと私は・・・私の周りが変わってくれるものだと思っていた・・・
だけど・・・
「何であんたなんかが受かってるのよ!!」
・・・私をいじめていた女子達3人がいて、3人とも受けたのだが、
1人しか受かることはなかった・・・
いや・・・1人が受かってしまったとうことか・・・
それも私と同じ学部である。
そして、残り2人は受かることが出来ずに・・・
私に当たるのであった・・・
大学の合格発表の日、私は大学の掲示板を観に行った。
心臓が早鐘を打ち続けて、手が震えていて、
持っていた受験票を思わず落としてしまうほどだ。
そして、それを見ていた・・・あの3人組は笑いながら、
「ああぁ~、残念!武田は落ちる前に落ちちゃったねぇ~。」
「ほぉ~んと!どんだけトロいんだか!!」
「ださぁ~!!あんたが阪大学生になるなんて想像できないわねぇ~!!」
そう言いながら私が受験票を落としたことを笑う3人組。
私は顔を真っ赤にしながら、落とした受験票をとって、
その場を立ち去ろうとしたところで・・・
グシャ
なんと3人組の1人が私の受験票を踏みつけるのであった!!
そして、私の方を見るなり、
「ほんっとウザいわね!!どうせ受かってないんだから、とっとと帰りなさいよ!!」
そういって、私を恫喝してくるのである!
それに私は思わず身をひるませてしまうのだが・・・
ドン!!
と、受験票を踏んでいた女の子を軽く突き飛ばして、
踏んづけられていた受験票を拾いながら、汚れた部分を手で払ってくれて、
「落とし物。」
そういって、私に受験票を渡してくれる男の子がいた!
その行動を他の3人が許すわけもなく、
「ちょっとあんた何してんの!?」
「突き飛ばすなんて最低!!」
「危ないじゃない!!!」
そんな噛みついてくる3人を見ることもなく、こちらを向いたまま、
「なかなか大変だね。とりあえず、掲示板の所に一緒に行こうか。」
「え!?あ、うん・・・。」
差し出された受験票を受け取りながら、
その男の子に言われるがままに行こうとするのだが、
それを見逃してくれる3人組ではない!
「ちょっと!!私達が話してるでしょう!?」
私達の前に行く手を遮ってくるのだが、
それを完全に無視して突き進もうとする男の子!?
思わず一緒にいる私がビックリするのだが・・・
「ちょ、ちょっと!!」
そういて、女の子が腕を掴んだ瞬間。
「・・・これは暴力に含まれるけど、
それをそっちをやった場合は正当防衛が成り立つけど?」
ものすごい睨みを効かせた目で、女の子達を見るのだが、
「何で、たかだか腕を掴んだくらいで、暴力って言われなきゃいけないのよ!!」
そういって、掴んでいる手に明らかに力を込めているのだが分かるのだが、
ふぅーっと軽くため息をついた男の子が次の瞬間、腕を簡単にひねるのであった!
「いたぁ!!!」
そういって、すぐに掴んでいた腕を話す女子!
ただ、話しただけでは終わるわけもなく、
「ちょ、ちょっとあんたが暴力を・・・。」
そこまで言ったところで、男の子が腕をめくって、
女の子達に見せるのだが、そこはなんと真っ赤に腫れていたのである!?
「「「え!?」」」
三人の女子が目を真っ赤になっている部分に目を奪われる!
そして、その3人の目が注目しているのを確認してから、
「十分な暴力だろう?これでもまだ何か言えるの?」
そう言って、3人を睨むのであった。
さすがに自分達がしたことを理解したようで、
「ふん!覚えておきなさいよ武田!!」
そんな捨て台詞を吐いて、3人はそのまま掲示板のある方へと向かっていった。
・・・そう言えば、3人とも同じ学部を受けていたんだ・・・
「どこの学部?」
そんなことを思っていると男の子が私に声をかけてきた。
それに合わせて私は自分の受験した学部を言うと、
「ああ!俺と一緒じゃん!」
「そうなの!?」
「そうそう。じゃあ、行きますか。
・・・もしかしてさっきの3人も一緒だったりする?」
「・・・うん・・・。」
「そっか・・・あそこの自販機でコーヒーでも飲まない?」
「え?」
「いや、あいつらがいる処に行きたくはないよね?」
「・・・うん。」
「じゃあ、とりあえずお茶でもしよう。」
そういって、男の子と一緒に自販機に行き、
「どれがいい?」
「え?え?」
「・・・選ばないと勝手に選ぶけど?」
「え?あ、じゃあ、カフェオレを・・・。」
「了解!」
そういって、自販機のカフェオレのボタンを押してくれる。
そして、男の子も自分の分を買うのだが、
「お金払うよ!」
「え?別にいいよ。」
そういって、お金を受け取ってくれないのだ!
何度も渡そうとしたのだが、受け取ってもらえず・・・
「じゃあ、入学式後で飲み物をおごってよ♪」
「え!?だ、だって受かってない可能性だって・・・。」
「受かってないの?」
「いや・・・君が・・・。」
「ちょっとまった!!俺の心配!?大丈夫!俺は受かってる!!・・・はず!」
そういって、彼は舌を出しておどけてみせる。
私は思わずそれを見て笑ってしまうのであった。
しばらくそこで話した後、
「そろそろ行こうか?」
「うん・・・。」
そういって、2人で掲示板の方へとむかう。
その足取りはきっと一人だったら重たかっただろうけど、
この男の子がいてくれた分だけ、ずいぶん軽くなったように思える。
そして、2人で歩いていくとすぐに掲示板に到着した!
「じゃあ・・・。」
そういって、自分の受験票を取り出して、掲示板を見てい行く男の子!
全然躊躇することがないんだけど!!!
そして・・・
「あった!よし!」
そういって、こっちに向かって小さくガッツポーズをするのである!
「え!?もう見たの!?」
「そうだよぉ!ってまだ?」
そう言われて、催促されて私は自分の番号を見て行くのであった・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




