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柊君へ  作者: Taさん
第一章
13/254

大野さん ~おまけ~

大野さんの話のおまけです。


次は“柊君へ”は西尾さんへ

  “柊君へ Another Story”は柳川くんと月原くんのコメディーとなっています。

私は結局、高校に入っても陸上部に入るのだが、

それは2年生になって初めての試合のことである。


ハードルの試合は女子の前に男子の試合をしており、

その男子の集団の中に・・・


「柊!?」


「え?・・・大野先輩!?」


お互い驚くのであった。

市が違うから別の支部に配属になると思いきや、

実は高校では同じ支部になり、一緒に試合をするのであった。


偶然会って、普通に話すのだが、この時、私には彼氏がいて、

柊にも彼女がいたのでお互いこれ以上の親展はなかった。

ただ、この出会いが今後一緒続いてい行くのだが・・・




「お母さん!今日はサンドバッグ殴れるの?」


私は結婚して二児の母親になっている。


「そうよ。今日は3年ぶりに殴れるんだよ。

 だから、今日はお父さんと一緒にご飯を食べてね~。」


中学校の陸上部は毎年OB会が開かれており、

私は毎年欠かさず出席していた。



結局、陸上の試合で会ったりはするものの、それ以上は何もなくて、

私が短大に入学して、柊の通っている高校の傍の短大に通ったのだが、

そこでも私から接触することはなかった。


就職先も結局は元いた市内のショップ店員をすることになったりするのだけど。



中学生の時にはものすごく遠く感じて、お互いが好きな時に、

必要な時に会えないのなら付き合う意味がないから別れたのだが、

今の私からすればこの距離なんって、ほとんど何でもない距離だ。


遠距離恋愛 なんって言うには、おこがましい距離だったな・・・


私の中でこれは結構な後悔だ。

だけど、あの別れがあったから今につながると思う。

好きという気持ちを教えてくれたあの別れが・・・。



OB会での席で私の隣は空いていた。

3年ぶりにであるが、あの子がアメリカから帰ってきたので参加するらしい。


あの子が会場に来たので、思わず声を上げてしまう。


「ひーいーらーぎー!!ここ空いてるよ!!」


私の声を聞いた柊が嫌そうな顔を浮かべる。

だから、思わず私はまた腹パンをするのであった。


「3年ぶりでも殴られるとは思いませんでした・・。」


「私の子供に今日はサンドバッグ殴れるのって聞かれてさ~、

 久しぶりに思い出したんでやっちゃった♪」


「・・・おばさんがそんな言い方しても可愛くないですよ・・・。」


「なんだと!!!」


そんなバカな会話を柊とまた出来ているこの時に感謝だね。

そして、これからもずっとこの関係が続くことを願ってるよ。



気づいた点があったら、追加・修正します。

拙い文章で申し訳ないです。

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