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柊君へ  作者: Taさん
第二章
116/254

坂井さん ~23~

宣戦布告するよー!

夏休みに入る前に体育祭の準備がいよいよ始まった!



天野は意外にもというか、やる気満々で幹部に立候補したのである!



「・・・意外ね?」


「自分でもそう思うけど、これで高校最後だからね。

 やってみたいと思ったから、立候補してみたのよ!」


まあ文化祭でもノリノリで科学部で腕を振るっていたのだから、

体育祭でも頑張るのは当然と言えば当然なんだろうな。



「それで、班分けはこんな感じになりました!」


そういって、赤組の班分けの表を渡しに見せてくれた。


「こうやって見ると人数多いいよね。」


そう言いながら私は表を見ていく。



「そりゃ~300人以上いるからね。」


「あ!?私、天野の班なの?」


「そうだよー!ビシバシ扱いてあげるからね♪」


「・・・他の班にしてもらえない?」


「そんな!!嫌がらないでよ!!」


「うそうそ、宜しくね。」


「こちらこそ!それと・・・。」


そう言いながら天野は指を下げていき、1人のところで指を止める。

そこは一年生の位置で・・・



“入河”


「敵を知り、己を知れば百戦殆からずって言うじゃん。」


「・・・敵ではないんじゃないかな・・・。」


「ライバルではあると思うけどね。」


「・・・。」


「しかも強力なライバルね。」


「・・・。」


「だから、まあ、近くにいた方が相手が分かると思って・・・


 ねじ込んでみたのよ!!」


「天野・・・」


「そんな感謝しなくていいのよ!

 私と坂井の仲じゃない!このくらいの協力なんって軽いモノよ!」


「絶対に・・・」


「・・・うん?」


「楽しんでるよね!!!」


「ばれたぁ~?」


「やっぱり!!!

 ライバルと一緒にいる私をすぐ傍でみたいから

 同じ班に入れたんでしょう!!入河ちゃんを!!」


「お互いを意識し合う坂井と入河ちゃん・・・

 2人はお互いをけん制し合って、更にはお互いの足を引っ張り合う・・・

 そして・・・むふふふ・・・。」


「ほんと・・・その性格直したほうがいいからね・・・」


「無理だと思う。」


「諦めるのが早いし!!」


ちょっと先が思いやられる班に苦笑してしまうのであった。



体育祭に向けた練習が開始されて、

入河ちゃんと同じ班で一緒に過ごすと

入河ちゃんの良さが良く分かってくる。


そして、柊君のことをものすごく好きなのも伝わってくるのであった・・・


だから私は入河ちゃんに素直に伝える。



全体練習を学校の近くの広場でやった帰り道。

天野は団長に呼び出されて向こうに行って、

今は私と入河ちゃんしかいない。


今、しっかり伝えよう!!

そう思って声をかける。



「入河ちゃん・・・。


 私、柊君のことが好きなの。」


「えええ!?」


私の言葉に驚いたようで、目を見開く入河ちゃん。



「そんな風にみえないかな?」


「あ、いえ、ど、どうでしょう・・・。」


手にとるように動揺しているのが分かる。


こんな風に言うのは嫌な先輩になっちゃうかもしれないけど、

入河ちゃんにはウソをつきたくないし、ちゃんと面と向かって接したい。



「入河ちゃんも好きだよね?」


「ふえぇ!?」


可愛い反応をする入河ちゃんだ。



「ふふふ、可愛いね入河ちゃんわ。」


私は思わず入河ちゃんの頭を撫でてしまう。



「入河ちゃんとはちゃんと向き合って話をしておきたかったの。

 どちらが付き合うにしろ、ちゃんと伝えとこうと思ってね。」


「・・・。」


「ごめんね、驚かせて。」


「い、いえ・・・。」


やっぱり困ってしまうよね・・・。

苦笑していると天野がこちらに戻ってきた。



「用事も終了したし、帰ろうか!」


私達の間で何が起きたのかは分かってないのだから、

能天気な感じで声をかけてきた。


ただ、黒い天野はそんな私達の空気をすぐに察したのか、

ニヤリとした黒い笑みを浮かべたと思ったら、



「君達に忠告しておくけど・・・


 どっちも選ばれないってこともあるんだかね!」


ものすごく意地悪な笑みを浮かべて

私達にそんなことを言ってくるのである!!


こ、こいつは・・・


・・・まあ、その可能性もあるけど・・・



「・・・ホント、その性格直さないと友達なくすよ!」


私が睨みながら伝えるのだが、



「私は坂井と入河ちゃんがいれば別にいいのよ♪

 あとはおまけに柊も入れてあげるけどね。」


そう言いながら私と入河ちゃんに抱き着いてくるのであった。



「大切な友達は少なくても全然問題ない。

 いることが大事なんだからねー。」


そう言いながら意味深な笑みを浮かべるのだが、

すぐにいつもの笑顔を浮かべる天野。



「ご飯でも食べて帰ろうよ!」


天野に誘われるのだが、



「家で夕飯用意されてるから無理!」


「すいません・・・私も・・・。」


「何って冷たい2人なんだ!!

 せっかく親睦をより深めようと思ったのに・・・。」


拗ねたような顔をする天野であったが、

絶対にこいつは何も思ってないはず!!


だって、すでにスマホをいじって、

一緒に行ってくれる友人を探しているのである。


・・・さっき言った言葉は本当なのか怪しいな・・・


天野の本心は・・・いつもつかみきれない・・・

天野の本心は一体どこにあるんだろうか・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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