表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オーバーワールド~略奪系能力を使って異世界最強へ~  作者: Mikumo
序章─転生者・雨宮ユウキ─
1/17

プロローグ

──何で俺なんかが


薄れていく視界と意識。


──ここで終わりたくない


必死に抵抗するが力もまともにはいらない。


──死にたくない


自然と目から熱い雫がポタポタと落ちてゆく。


──全部……喰ってやる……!


少年は考えた。勝てないのなら、弱いのなら。相手を喰って強くなればいい。

転生から数日目。少年は悪魔と化す。


━━━━━━━


ある日のこと。突然だった。『雨宮(あまみや)ユウキ』のいるクラスに連続殺人鬼が入ってきたのだ。ニュースでも頻繁に見かける殺人鬼のターゲット。それは生徒。一分も経たずにユウキ含むクラス全員が死んだ。


━━━━━━━


死んだはずなのに……。

ユウキは目を開ける。自分の腹を確認する。斬られたはずなのに、刺されたはずなのに。その傷は一つもない。


「やーやー皆さんお目覚めですかな♪」


やけに陽気な声が聞こえる。少年の声。声のする方を見る。やはり少年だ、いやここはショタと言った方が良いのだろうか?

金髪に大きなマントを羽織っており頭には金の王冠。


「……そういうことね」


ユウキはギュッと握りこぶしを作り肩を震わせる。


「おいお前誰だ!」


「ここは一体何処なんだよ!」


「私たちを元の場所に戻してよ!」


ユウキはやっとこの状況を把握する。この数秒で、だ。


・自分は殺人鬼に殺された。それが転生のフラグだった

・今自分がいる所、恐らく異世界だろう。ファンタジー系の

・クラスも全員いる。ということは殺された全員がいるためニュースに載ってた死んだ人たちもいる可能性はゼロではない


「まーまー落ち着き給えよ転生者諸君♪」


「転生者……?」


ユウキ以外の全員は頭に疑問符を浮かべる。ショタ王子(仮)はニヤッと笑みを浮かべて腕を大きく広げる。


「君たちは選ばれたのだ! 神に! 仏に! この世界に!」


やはり全員疑問符を浮かべているがユウキだけは違う。腹を抱えて大笑い。ショタ王子はユウキを見つめて更に笑う。二人だけが笑っている中、クラスメートはちんぷんかんぷん状態。


「いいね! それ。こんにちわだよ! 非日常!」


「君は面白いね♪ 黒髪少年♪」


──異世界生活の始まりと行こう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ