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プロローグⅠ

幼いころ、俺は何かを約束した。

でも、覚えてないんだ。

十年前の雨の日、俺は全てを失った。

父さんも、母さんも、妹も、記憶も。

俺は何を約束したんだろう。

かすかに覚えているのは女の子

顔は覚えてない。でも、きれいな女の子だったのは覚えてる

今、その子は何をしているんだろう。



幼いころ、私は男の子と約束した。

その子は、いつも明るく、元気で、私には天使に見えました。

その頃の私は、いつも家にいて礼儀や作法、剣術の勉強ばかりしていました。

そんなときです。外で遊んだことのない私を連れ出して私に世界を見せてくれました。

私はその子と約束をしました。

あれから十年、今あの子はどうしているんだろう。

ね、優夜!

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