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和花記  作者: 春咲和花
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第5帖

 桜の季節は満開の時期を境に少しずつ花見客を河川敷から遠ざけていた。冬の寒さから解放されたように、暖かな春の陽気に誘われて散歩する人々や忙しなく行き来する往来に、どこか人々の笑顔が見えるような気がする。

 山から街に向かう列車が、人々を乗せてやってくる。列車の窓は、冬の間は閉め切っていた窓が少し空いていた。その空いた隙間から、桜の花びらが吸い込まれていったのが見えた気がした。

 さあ、次の目的地は―――


海へ往く 花弁をひとつ乗せた汽車


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