入学試験 vol1
ようやくファンタジーし始めます。エロしかやってなかったからね。
追記:カイト君のステータスが「魔力、俊敏S」となっていましたが、正しくは「魔力、頭脳」です。お騒がせしました。
「兄さん、頑張ってください!」
「落ち着いてねー」
「行ってくる」
僕がどこに行くかと言うと、王都立魔法科高等学校の入学試験である。この世界
にも学校制度は存在し、初等学校、中等学校、高等学校とあり、中等学校までは
義務教育となる。当然、ご都合解釈により中等学校まで通ったことになっている
のだが。そして、高等学校からは専門分野に分かれる。例えば、僕は魔法の才能
があるので魔法科学校に、剣の才能があれば騎士学校に、政府に所属する場合は
士官学校。とまあ様々なものがあるのだ。当然、戦闘系のステータスになるとは
限らないので、これだけ種類があるのだが。
「入学希望生の皆さん、受験会場はこちらでーす!」
係員の人が案内をしている。敷地に入るための門の周りに受験希望者がたむろし
ている。
「うわぁ、めっちゃ人いるじゃん…」
そう、驚いたのは人数だ。王都の規模はまだ理解しきれてないが、未成年の1部
でこれ程とは…これは王都に人口が過剰に集中するのも頷ける。
「お名前を」
「カイト、カイト-アールグランデです」
「なっ!?アールグランデ家だと!戦乙女の!?」
「えっと…そうみたいです」
マジか。うちの家名ってそんな大きかったのか。別に貴族という訳でもあるまい
し、知名度なんてある訳ないと思っていたが…セシリア姉さん、何者なんだよ…
「じゃあ君が、魔力、頭脳S、魔道士のアビリティー持ちの?」
「はい…」
情報の漏れが早すぎる!?プライバシーのカケラもないなこれ…
「手続きが完了しました。まず筆記試験、それから実技試験に移ります」
「わかりました」
いよいよ、入学試験。やっと異世界っぽくなってきた!
お疲れさまです。よければ★ぽちぽちしてってください。
まあ隔日投稿なんて守れるわけないんですけどね(すっとぼけ)