適性検査
れ、連続投稿だと?(僕が一番ビックリ)
追記:年齢を変更しました。(セシリア-20、カイト-15、アイリス-14
「朝だよ~起きて」
「うう、あと5分だけ…」
「起きないとー、イ・タ・ズ・ラしちゃうぞ♡」
「う、うわあぁあああ!」
「あー残念。イタズラしてあげたかったのに…」
「えと…セシリア姉さん?」
「他の何に見えるのー?」
「ちょ、姉さん!抜け駆けは禁止です!」
「ちぇー、邪魔が入っちゃった。じゃあワタシは行くからね。カイトも早く起きなさいよ」
「わ、分かった」
「おはようございます、兄さん」
あっぶね、危うく姉というのを忘れるところだった。にしても、本当に転生した
んだな。二人とも、タイプの違う美人で一瞬ドギマギしてしまった。前世で女性
経験皆無な僕には危険すぎる。セシリア姉さんはキレイなタイプで、切れ長の目
が特徴の黒髪ロング。アイリスは小動物みたいに可愛い、キレイな金髪だった。
「おはよう、起こしてくれてありがとな」
「起こしたのは姉さんですが…早く朝ごはんを食べてしまってください」
「ああ、ちょっと顔洗って来るわ」
この家はもともと家族で購入したため、3人で住むには多少大きい。まあ狭い
よりは良いが。
「うん、美味しいのよ」
「えへへ~ありがとうございます」
料理上手とは聞いていたが、まさかこれ程とは!前世で食べてたコンビニ弁当が
寂しく感じるな。
「兄さん、いよいよ今日ですね」
「ああ、今日で15歳だからな」
今日、5月1日(ちなみに1ヶ月は30日、1年12ヶ月360だそう)は僕の15歳の
誕生日だ。この世界では15歳になると儀式をうけ、ステータスが決まる。
項目は「筋力・魔力・体力・頭脳・俊敏」の5つ。すべての項目にE~Sのランク
があり、Dが一番出やすい。また、これに加えてアビリティというものが発現す
ることもあるそうだがまあそうそうないだろう。
「じゃあ、行ってくるよ」
「はい、頑張ってください」
儀式が行われる教会へ向かう。僕が住むエールド王国は教会があるからいいが、
小さな町だとないそうで。儀式を受けるのも一苦労だな。一応、僕のチート
スペックが働くそうだが、昔から運は悪いんだよな。
「儀式を受ける方はこちらでーす」
「あ、はい」
「ここ手をかざしてください」
僕が水晶に手をかざすと、光出して何やらカードに文字を書き始めた。なるほ
ど、こうやってステータスを見るわけだ。
「えー、名前はカイト。筋力は…E」
おいちょっとまて、Eって逆にレアだぞ。大丈夫なんだろうか。
「なっ!?」
役員のおじさんも驚いてるよ。
「魔力…S!」
「おい、ウソだろ!?」
「マジか…あの子誰だ?」
「戦乙女のセシリアの所の弟さんだよ!」
「ああ、あの溺愛されてる…」
なんかザワザワしだしちゃった。でも悲しいかなこうなるのは予想できてたんだ
よね。チートスペックはもともと知ってたわけだし。
「気を取り直して…体力C、頭脳…S!?しゅ、俊敏C」
なるほど、魔法特化ってことか、筋力以外は平均的だし。
「お、アビリティも出てるぞ!えー、魔道士!?」
おいマジかよ。ちょっとやりすぎでは?目立ちすぎるよ。
「ヤバイな、魔法系の最上位じゃねえか! 」
「あ、ありがとうございます?」
「坊主、お前はいい魔法使いになれるぞ!」
褒められちゃった。なんだかんだ嬉しいよね。
**********
「ただいまー」
「おかえりなさい!どうでした?」
「魔力と頭脳がS、魔道士のアビリティ、それ以外は普通かな」
「流石です!兄さんなら高い魔力だと思ってました!今夜はお祝いですね」
「セシリア姉さんは帰って来れるかな」
「わかりません。帰ってくるといいのですが…(帰ってこなかったら兄さんと二人きり!そのままあんなことやこんなことも…)」
今夜はお祝いだ!
お疲れさまです。よければ★ぽちぽちしてってください。
次回は来週を予定してます(目標はなるべく低く)
あと短いのはご愛嬌