異人間(ヒューマン) の再開3
久しぶりに投稿しました。
数時間後
「で、どうする気だ葉山。まさか考え無しに夜まで待つわけではないだろ?」
「俺の中では、あの新人類に帰ってもらえるよう説得しようと考えています。」
「言っとくが多少の防衛行動は仕方ないが人殺しで解決しようと考えているならその考えは捨てろ。」
「それは最悪の場合として考えています。」
「ふん、それで新人類が多くこの石手寺に攻めてきたら俺達は一貫の終わりだが。何か策はあるのか?」
「それは説得に応じなかった場合の話ですか?」
「そうだ、異人類達は新たにもう一度戦争を起こそうと考えている輩も多い。そんな中で、誰一人傷つかないようにするなんて、今の俺達には無理だと考えている。」
「そこは、あの人達に説得して来ようと考えています。」
「あの人達?」
「伊藤さん達です。」
「それは禮のことか。」
「あの人達は聞く限りだと戦争を起こそうと考えていると聞きました。新人類を相手にするなら異人類も相手にしなければいけません。」
「それはそうだが、それと今夜に起こる事件とは関係が・・・嫌、そういう事か。」
「今回は伊藤さん達も協力してもらって、新人類の人を追い返す流れで考えています。」
「だが、禮が応じるとは思えないが。」
「そこは、堂島に頼んでいます。」
「風香ちゃんに?」
「はい、これから俺も説得に行くところです。」
石手寺
「まさか、新人類の相手を私にやれと?」
「はい、今回は大きな戦いにならないように」
「それは出来ませんね。」
「どうしてですか?」
「私は新人類を皆殺しにしたいと考えている者の一人ですよ。そんなテロリストのような輩が何故目の前の獲物を妥協して殺すことを止められないといけないんですか。」
「早く追い返さないとこの場所も唯では済まないかもしれないんですよ!」
「確かに、この場所が落とされることは私達にとって重大な事ですが、今の貴方達と組んだところで新人隊と私達が戦うメリットは一体何があるのでしょうか。これから貴方達はあの新人隊を追い返す為に何をするのか聞きたいところですね。」
(その時、後ろからこっちに歩いて来る音が聞こえた。足音がとても小さくて気づかなかったが私の知っている彼(葉山)は私の隣に立ち止まり伊藤さんの目を見て言った。)
「その説明は今から俺がやりますよ。」
これからも見てくれるとありがたいです。