異人間(ヒューマン)の旅立ち 5
今回は剛さんの戦いが見られます。
「まあ、あまり無理には言えないからな。でも、上五島に戻っても新人類の脅威が消える事はないぞ。」
「そんなの我でも感ずいとるよ、そうじゃねえと異人類は絶滅寸前まで追い詰めららねえよ。」
「神谷はどうするつもりなん?」
「俺は、この後も異人類の人達を助けながら新人類との戦いを終わらせる為の活動をするつもりだけど。」
「ハッハッハ!お前は今でもそんな事言ってるんか。変わっとらんな神谷は!」
「俺はこれでも本気だ。」
「ふん、応援くらいしてやるから頑張らんね。やる気のある人間は好きやけど、無謀な事やってると死ぬぞ?」
「無謀でもやらないと誰も救われない。」
「そんな怖い顔せんと!まあ頑張れと応援しとよ。後、話はそろそろやめんと、新人類に囲まれとるぞ。」
え!?
「もう来たか、剛すまんが!」
「まあ神谷の弟子もおる事やし腕っ節見せてやろうかね。」
「神谷師匠は下がってて下さい。俺が行きます!」
「あの葉山がこんな事言うとは、10分で発動することを目標にしろよ葉山!少し見学しようかな。」
俺が成長した所を神谷師匠に見せれる初めての新人類戦だ。
「気をつけろ葉山、殺すんじゃなくてあくまで戦闘不能にするんだ。」
「分かりました!」
どんどん周りに新人類が集まってくる、新人類は刀や弓を構えている。
「覚悟異人類!」
「我々新人隊がお前ら異人類に印籠を送ってやる!」
「新人隊?ネーミングセンス皆無なのかお前ら。」
「な!お前ら異人類の癖に我々新人隊の名を馬鹿にしてただでいれると思うな!」
「元から殺される覚えはねえよ。」
俺は新人類達に向かって言った後、身体中に力を入れた。
「葉山、力みすぎるな!」
「分かりました師匠!」
俺は師匠のアドバイスを聞き身体中の熱を外へ一気に出した。それによって、俺の肌は赤色に、どちらかというと紅色に染まっていく。
「やれ、一斉に異弓を放て!その後異刀を持ってる者達は弱っている異人類を攻めてトドメを刺せ、絶対に逃がすな!」
「そんなに大声で叫んでると血圧上がるぞ小童!」
剛さんは何処から取り出したのか、日本刀を取り出した。刃の長さは30センチ程の長さで嵐山の竹を多く切った。切った竹を地面から蹴り新人類達にぶつけて剛さんは楽しんでいた。
「かかってこい!まだ尻の青い新人類に負けるつもりはない。」
俺は時間を稼いでくれた剛さんに感謝の言葉を心の中でお礼を言った後、十数人の新人類達を片手でラリアットをし、吹っ飛ばした。
周りの新人類達が戦闘不能にした所で、周りの新人類達を俺達は竹に紐で縛り付けた。
「まずまずだな葉山、及第点と言いたいところだが異能力の発動までが遅い。」
「師匠、3分で異能力発動したのに厳しいですよ。」
「言われたくないならもう少し早く発動しろ。」
「ハッハッハ!その年でそこまで出来たら上等じゃろうて、自身持っていいと我は思うがな。」
「甘やかすな剛!まだまだだ。出来たのも俺のアドバイスでやっとだろ。せめて30秒で発動しろ。3分じゃ遅いぞ!」
最初の10分から早くなりすぎだろ!
どうだったでしょうか?これからも投稿していこうと思います。あと、異弓と異刀の説明を忘れてたので出させてもらいます。まず異弓と異刀は新人類の作ったヒューマンウェポンの一つです。種類にもよりますが、この武器にも異人間の身体が使われて作られています。異弓は異弓専用の弓矢がないとこの武器の効果が発揮しません。どちらも電気で動き一々充電をしないといけない所が異人間とは違う所です。その点異人間は身体に異能力を出して爆発的な力を出す代わりにその長さは人の体力量に異なります。