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森の青年

調子に乗って連続投稿(`・ω・´)キリッ

「ん……いい匂い…。」


ただよう食欲をそそる匂いで憂羽が目を覚ました。ゆっくりと目を開けると焚き火の前で鍋をかき回している青年と目が合った。


「あ!目が覚めた?よかった〜

。俺魔法苦手だから自信なかったんだよね。」


「ドチラサマデショウ?」


動揺すると片方の敬語になる憂羽。むしろ目の前で倒れられた青年が言いたいであろう質問をした。


「あはは、まぁそうだよね。意識あんままかったから当然の反応か。俺はランドネス。ここから少し離れてるポネット村に住んでるんだけどギルドに入るために修行中なんだ。君は?見たところ冒険者にもギルドに入っているわけでもなさそうだけど。」


(ギルド?冒険者?わかんないこと聞くなぁ)「私は三河憂羽といいます。ただのOLです。いつの間にかこの森の中にいて…。ここ何処なんですか?」


「ここはシクスデューシャン王国のグスダンの森だよ。あの、悪いんだけどおーえるって何かな?新しい職業?」


「え?」


お互いの言っていることが理解できない憂羽とランドネス。言葉はわかるのに意味がわからない状況だ。憂羽は冷静に頭の中で仮説を立てていた。もしそれが本当なら今までの謎が解ける。意を決して憂羽はランドネスに一つの質問をした。


「その質問の前にこれだけ聞かせてください。日本と言う国を知っていますか?」


「ニホン?知らないな。あ、ちょっと待ってね地図になら乗ってるかも。」


そう言うとランドネスは荷物から折りたたまれた小麦色の大きな紙を出した。紙を広げると世界地図のようだった。しかし、憂羽がよく知る形の地形ではなかった。それを見た瞬間憂羽は地図とにらめっこして日本を探すランドネスを止めた。


「もぉ…いいです。」


「え?まだ探し始めたばかりけど?」


ランドネスはなぜ止められたのかわからず少し困惑していた自分がなにか気に触ることをしたのかと思ったからである。


「親切に探してくださったのにすみません。私の知る世界じゃないとわかったので…。探しても見つからないので…。」


「え?それってどうゆうこと?」


「信じてもらえるかわかりませんが…私違う世界から来たみたいです。」


憂羽はランドネスの顔を直視出来ず視線を落として仮説から確信に変わった考えを伝えた。普通なら誰も信じないであろう様な答えである。馬鹿にされると思い身を構えた。


「あ、もしかして漂流者なの?なーんだそうならそう言ってよ〜。びっくりしたな〜。」


「え?ヒョウリュウシャ?」


「そうだよ。ミカみたいに違う世界とかからくる人たまにいいるんだよね。そうゆう人を漂流者って言うんだ。」


「は、はぁ…。え、ミカ?ミカって私ですか?」


「うん。だってミカワってなんだか語っ苦しいからね。ミカの方が可愛いし。」


思わぬ反応のランドネスに拍子抜けした憂羽だったが聞きなれぬ呼び名に戸惑っていた。どうやらランドネスはとてもフレンドリーな男らしく初対面の人にもあだ名で呼ぶようだ。


「三河は苗字なんですが。せめて憂羽で…みかは違和感があるので…。」


「じゃぁユーだね。俺の事はランでいいよ。」


「ゆ、うです。伸ばさないでください。」


「こっちの方が可愛いよユー。」


憂羽の訂正はあっさり無視され調理の続きをするランドネス。出来上がると二つの器についで一つを憂羽に手渡した。


「はい。ハニーラビットのスープができたよ。肉が柔らかくってさっぱりしてるから食べやすいよ。あと、パンもあるよ。ハニーラビットから取れたウミツをつけると甘くて美味しいよ。」


「え、私にですか?」


「その様子だと食料とか持ってなさそうだし俺だけ食べるのっておかしいよ。それに一緒に食べた方が美味ししね。あ、あともっと気軽に話してよ。俺かたっくるしいのは苦手なんだよね。」


「え、あ、はい。わかりました。ありがとうございます。」


「ち〜が〜う。」


「あ、ありがとう…。」


「うん。」


敬語でなくなったのが嬉しいのかランドネスは食事中ずっと笑顔だった。そんなランドネスを憂羽は可愛いと思っていた。


(可愛いなんて男の人に言うのは失礼なんだけど…なんか可愛い。)


少しだけだが憂羽がこちらの世界に来て初めて楽しいと思えた瞬間であった。

いきなり助けた人に誰?って言われるとあんたこそ誰だよって言いたいですよねー

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