中学卒業編⑵
物語自体は決まっっていたので連続投稿です。
ちなみにペティンはペッタンです笑
ー翌日ー
昼食どきを過ぎたころ駅前広場にてアレックスたち3人は待ち合わていた。
カルロはいつも通り時間ギリギリに来ると開口一番で
「なんか分かった?」
のんきなものである。
おきまりのようにすかさずペティンは切り返した。
「なんか分かった?じゃないわよ!
間に合ってはいるけど時間ギリギリなの!
普通5分前にはいるもんでしょ!
それに情報交換を立ち話で済ます気か!」
「おぉ、わりぃ」
さすがのカルロも正論すぎる意見に押されていた。
「それじゃ、高校は寮で滅多に帰っては来れないだろうからいつもの喫茶店で良いよね?」
アレックスはこれ以上は面倒と判断して行き先の提案をした。
3人とも高校に入ったら当分来れないであろうと想い少し贅沢なお茶会になっていた。
「まずカルロ、あんた収穫ゼロでしょ」
「し、調べはしたぞ!
何も分からんかったが」
2人のため息が重なる。
「うちから行くわよ
まずバハネ学園のあるのは、バハネ国っていうくらいだから当然首都のバハネよ
スタンパーが通う冒険者育成学校では世界に3つしかない国立学校ね
ちなみに他の2つは他の国にあるわ
それで冒険者育成学校っていうのが基本2年間通うことになるけど、冒険者適正無しって評価がつけられると普通の子たちが通う地元の高校に転入になるわ
基準は学力2の実力が8くらいらしい
卒業後は冒険者に成るか、希望を出して国の兵士の入隊試験を受けるかね
後者は国立学園の特権みたい、他の学園は学園長と担任の推薦が必要らしいわ
ざっとこんなもんかしら」
ペティンはバハネ学園についての概要をざっと話してくれた。
正直、国立に行くなど微塵も思っていなかった2人からしたらとてもありがたい情報だった。
「ペティが学園の概要について話してくれたから、俺はもうちょい身近なことを話すか、と言ってもそれしか調べた無いけど…
まず入学式は4月の初日、午前に行われて午後にはクラスでホームルーム、次の日には適正測定ってやつがあるらしい
寮は入学式の1週間前から空いていて食堂も使える
高校までは強制教育だから学費は無し、俺らの学校は国の直下だから食堂もタダだとさ
生活用品は一式揃っているがこだわりがあるなら売店と相談だな、場合や機嫌とかによっては取り寄せてくれるらしい
お金に関しては学校にバイトの求人募集とか冒険者クエストがある、学校が出すくらいだから日時的には授業の妨げにはならないだろう
俺らくらいが出来る簡単なクエストとかも張り出されてるって
でだ、一番重要なのがパートナーを連れて学園生活を過ごしきること!」
「「え?」」
長い説明に若干飽きが来ていた2人に衝撃が走った。
(カルロでも進学通知くらいは読んでいると信じてたのに……
でもペティもとは意外だったな)
パートナーが明らかになるか!って思ったんですけど、思ったよりアレクがおしゃべりだったのでパートナーの正体は次回!
そして説明的な進みは次回で終わってくれと願うばかりですT-T