過去導入編
初めまして、ちゃげあいすです。
初の投稿となり誤字脱字が多いかもしれないですが楽しんで読んでもらえたらと思います!
もし見つけたらコメントにてご指摘お願いします。
2話か3話目までは説明が多くなってしまうかもしれません。
俺は1人前の認定試験のために来た、出身国近辺にある中級者向けダンジョン内部で、物思いにふけていた。
「そろそろ最下層か……長かったな…」
同期で冒険者のもたちは、もう何ヶ月も前に突破している。
いやけして俺が冒険者として弱っちぃってわけじゃないぞ!
まぁ正式な基準だとまだ1人前じゃないが……
「でもでも!これが終わったらやっと1人前だよ!」
「それにここへ来るのが遅くなったのは、やるべきことが有ったんだから仕方無いじゃない」
2匹の相棒が俺を励ましてくれる。
陽気な口調で励ましてくれたのは、ホワイトタイガーのソール
冷静に事実を言ってるのは、ブラックウルフのルーナ
「いや、思いのほかこのダンジョンが長く感じただけだったんだが、確かにここへの道も長かったな」
そんなことをぼやいていたら隣から別の声が向けられた
「あの!そのことでこれまでの、アレックスさんの体験してきたこと教えてもらえませんか?」
「それはいいがなぁエマ、確かに先輩後輩ではあるがせっかくのタッグなんだ、そのアレックスさんってのはやめないか?他のみんなみたいにアレクでいいよ」
「えぇ!そんな恐れ多い!あのアレックスさんに!」
「あのなエマ、このタッグだってお互いソロでもクリア出来る実力はあるけど、タッグでなくてはならないっていう決まりから結成されたんだから、そんな恐れ多いってことは無いだろ」
「はぅ……じゃあアレクさんで…」
この凄く下手に出てくる少女はエマ、一つ下の学年で成績が良く卒業認定試験をクリア出来るだろうとの学園の判断で、俺とこうして組んでいる。
ここまできた感じでは、確かな実力を持っているってことは分かった。
「じゃあ俺がなんで卒業まであと2ヶ月っていうギリギリの段階で卒験を受けているかって話だったな。どこから聞きたい?」
「生まれてから!」
「ん!?いや試験の制限時間が4日に対して半日でここまで来たから、時間的に余裕はあるが出生から話してたら終わらないぞ!」
エマは悔しそうな泣きそうな顔でこちらを見ている。
「なら今回は中学の卒業から今までの話をしよう。その前の話は試験合格後に、どこかでお茶でもしながらな」
一転エマの顔がぱぁっと明るくなった。
「約束ですよ!お茶!」
「あぁ……分かってるさ」
どうやらお茶がとても楽しみなようだ。
「そうだな、あれは誕生日に来た進学校通知の内容を友達と一緒に見た卒業式の日からになるか」
次回から本格的な物語となります。
一応不定期で更新していきます。
近いうちに毎週何曜日と何曜日に更新と決めて報告させていただきます。




