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プロローグー交点ー
多分、処女作です。おなしゃっす!
灯りがついた
「ようこそ皆さん、こんばんは。目は覚めていますね、頭ははっきりしていますか?、、では、もう一度、、、
ようこそ夢見る皆さん、剣と魔法の世界へ
ようこそ欲深き皆さん、不法の世界へ
ようこそ恵まれない皆さん、冒険の世界へ
ようこそ運無き皆さん、新たな世界へ
もう一度、、ようこそ」
舞台の上では黒目黒髪の少女が唄うように、傍らには異形のモノ達を侍らせて、こちらを見据えている。
ゆったりとした座席に身体を預けたまま、ぼぅっと言葉を反芻する。
同じように座っている誰かが、何人もが、怒号や涙、歓喜に満ちた声をあげる。
立ち上がって暴れる者を骨でできた異形のモノが簡単に押さえ込む。剣を喉元に突きつける。
水を打ったように誰も身動きさえしない、できない。
「さて、皆さんにしてもらう事は簡単な事だ、、、、魂を集めてもらおう。
申し遅れた、私は邪神、、、、、、この世界の敵だ」