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彼に喜んでほしくて

まあ、まだ出だしですので気軽に読んで頂ければと思います。

駄文に変わりはないのですが…


玲海が出てくるのは、もう少し先になります。

<奈緒美>

(チュン、チッチ)

「うん~っ!」

あれ?今日はなんか、いつもより調子いいな。

「怜~。

 …なんだ、もう学校行っちゃったのかな?…って、え?もう4時前!?」


私、そんなに寝ちゃってたの?

はぁ~。怜に悪いことしちゃった。


どうしよっかな~。 

そうだ!今日は起き上がれそうだし、怜に何か作ってあげよっと。






<怜>

今日奈緒美、結局朝起きなかったけど、大丈夫なのかよ。

熱は、なかったみたいだけど…、今日はバイト、早めにぬけるかな。


「…ぃ、怜!」

考え事をしていて気付かなかった俺の肩を、誰かがつかんだ。


「ん?  あぁ、なんだ蒼空かよ。」


全く気付かなかったが、蒼空はいつの間にか俺の前の席に座っていた。

「なんだとはなんだ? 

 つか、何ボーっとしてんだよ。あと、蒼空って呼ぶな、つってんだろうが!」

「はいはい、悪かったよ。 で、俺になんか用か?」


「あっ、いや。   べつに用ってほどじゃ、ねぇんだけど…。

 このごろ茅原のぐあい、どうかなって思ってさ。」

いきなり奈緒美の名前を出されて、少しドキッとした。

学校で、奈緒美の話になるのは久しぶりだ。


「なんだ? 珍しいな、お前が奈緒美のこと聞いてくるなんて。」

「いや、俺じゃなくて…、まあ、俺も気にはなってたんだけどさ。

 その…、玲海がな。お前に聞いとけって、うるさくてさ。」

「なるほど。望月が気にしてるってわけね。

 ん~。昨日は、いつもと変わんなかったよ。 て言っても、やっぱベッドからは出られない感じだけど…

 でも…、今日の朝、起きなかったんだよなぁ、あいつ。」

「えっ!まじかよ。  大丈夫なのか?それ。」

「ん?っあぁ、たぶん大丈夫だとは思うんだけどな。熱もなかったし…。」

とか言いながら、俺が一番不安になってたりするんだが…。


「なら良いけどよ。」

「でもやっぱ心配だから、今日はバイト早めにあがろうと思ってさ。」

「そうだな、そのほうが良いだろ。

 まあ、心配性のお前のことだから、遅くまでバイトしてもどうせ仕事が手につかないんだろうしな。」

「ハハ、そうだな。 よく分かってるじゃねぇか。俺の性格。」

「そりゃあ、付き合い長ぇからな。

 ま、俺も心配だし、帰ったらメールしてくれ。玲海も心配するといけねぇから、とりあえずだまっとく  わ。」

「おう、そうしてくれ。

 ま、たぶん大丈夫だとは…思うんだけどな。」






<奈緒美>

「何よ、これ!?」


怜に何か作ろうと思って下りてきて、何気なく冷蔵庫やゴミ箱の中を見てみると…、


冷蔵庫には何も無い!?ゴミ箱はカップ麺と、コンビニ弁当の入れ物の山!?


…あきれた。私に食べさせるものの材料だけ、その日に買って来てたんだ。


「ほんとに!  怜ったら!」

仕方ない、材料買って来るか。

幸い、スーパーはすぐ近くにあるし、今の体調なら外に出ても大丈夫でしょ。

ま、念のため厚着はして行くけど。






<怜>

「じゃ、お先に失礼します。」

「おう!おつかれ! 奈緒美ちゃんによろしくな!」

「はい!」


バイト先の赤石さんは、奈緒美が学校に通えていたころから気にかけてくれている優しい人だ。俺が、病院への送り迎えでバイトを休まざる負えない時でも、何も聞かずに了承してくれる。



店を出るなり、俺は走り出していた。


よし、今日は予定どおり早めにバイトぬけられたぜ。まだ5時半だし。

でも心配だから、今日は夕飯の材料買って帰る前に、いったん家帰るか。


(タッ タッ タッ ・・・)

「あれ?」

何で1階の明かりがついてるんだ?   俺、出る前にちゃんと消したよな?

(ジュー!)

ん? しかもなんか、良いにおいが…、   


まさか!?


今回も読んで下さり、ありがとうございます。

今後も文章力を上げるため、日々精進してまいりますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。


次回は、また明日。

…この調子で投稿していくと、すぐにネタが尽きてしまうような……

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