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マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
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8話 エーテル様の分析

エーテル様の分析


先ほど掃除をした祠の前で、

「エーテル様、先ほどは申し訳ありません。

 レミの事で頭に血が上ってしまいました。」


そう言うと、祠が光り、エーテル様が顕現します。

〚おやおや、貴方でもそんなときが有るのね、〛


「すみません、レミと接していると、

 イライラが抑えられない時が有るので、」

ララが下を向いて反省しています。


〚まぁ、良いわ、で、どうなったの?〛

「最初は造形力、見た物、思った物を上手く表現できない事だと

 思ったのですが、どうも違うようです。


 魔力操作、ムービングが上手く出来ない為かととも思ってみましたが、

 それも全てではない様です。ちょっと行き詰って居ます。」


〚で、オトちゃんの所に行ったみたいだけど、どうなったの?〛

「はい、アテナ様の使徒がみて下さると言う事で、

 明日、お会いする事に成りました。」


〚それでいいわ、何でも抱え込もうとするのは貴方の悪い癖よ。〛

〚私もちょっと興味があるから、見ていていいかしら?〛


「はい、特に問題は無いかと思います。」

〚で、何処でやるの?〛


「明日15時にオト様の執務室に行く事に成っていて、

 その時の何処でやるかは決まると思いますが、

 まぁ、レミの部屋でしょうね。」


〚解ったわ、取りあえず、私も15時に執務室に顔を出しますね。〛

「はい、それじゃあ、私はレミの所に戻ります。」

エーテル様に礼をしてレミの部屋に向います。


エーテル様がララの後姿を見ながら、ポソポソと独り言です。

〚レミが縫い包みを作れないのは、

 ちょっと違う所に原因があると思うけど、


 私から指摘しない方が良いわね。

 アテナの使徒が上手く見つけてくれるといいけど・・・。〛


〚レミは蛍玉の集合体だから、

 その者達、全体をしっかり統率する、

 中心に成る者が決まらないと駄目ね。


 主導権を持つ者がコロコロ変わるから、

 縫い包みを作っても統一感の無い、

 手足の長さ、耳の長さが違うと言う様な


 物が出来てしまうわね。短時間なら、

 一つの蛍玉が支配できるから、デッサン位なら上手いかも、


 でも同じものを書いても、

 色んなタッチの絵が出来ると思うわ。


 それはそれで面白いんだけどねぇ。

 さて、ララは気が付くでしょうかねぇ。〛


次話:5人のレミ

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