49話 モク、エーテルの加護を貰う
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔道具の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
精製魔石の中の小部屋:プロテクトルーム
モク、エーテルの加護を貰う
〚あらあら、誰かと思ったら、モクちゃん、〛
ふわふわ浮いているほうきや雑巾を見て
〚器用な物ね。小さいのにムービングを使うとこんな事まで出来るのね。〛
(『あっ、エーテル様、無断で祠に触れた事、ご容赦ください。』)
〚お掃除してくれたんだから、謝る事は無いわよ
で、どうしたの?〛
(『はい、レミの人形の核、ミニレミを作りにやって参りました。
レミがミニレミを作っている間、 私がお掃除をさせて頂きたい
と思ったのですが、よろしかったでしょうか』)
〚大歓迎よ、私が掃除する訳にはいかないので、
困っていた所だったから助かるわ。〛
(『有難うご遭います。時々、こちらに寄らせて頂き、
お掃除させて頂きます。』)
〚それじゃあ、貴方にも私の加護を上げるわ、
そうすれば、闇の空間魔法が使える様に成るから、
レミと一緒にここまで空間、影移動出来るから、遣ってみて。〛
そう言うと、エーテルがモクに手をかざすと、
モクの体がふわっとひかり、その光はモクの体に吸込まれます。
〚闇魔法の使い手は、ララとタマ、アンナ。
この三人なら、必要な魔法は教えられると思うわ。〛
(『有難うございます。けど、私なんかがエーテル様のご加護を頂いて
よろしかったのでしょうか』)
〚モク、駄目よ、自分をそんな風に卑下する様ないい方は、
ここに居ると言う事は、神々と呼ばれる全ての者達の加護を
受ける資格があると言う事なのよ。〛
モクが驚いた様にエーテルを見ます。
モクが思って居る事に気が付いた様にエーテルが、
〚貴方が、ララに呼ばれただけだと思って居るからかもしれないけど、
それも一つの資格、此処に来る資質があると言う事だからね。〛
(『有難うございます、ララ様にも、エーテル様にも感謝いたします。』)
〚おや、ララも眷属の資質が上がったのを感じ取ったみたいだね。〛
ポンとララがテレポートで飛んで来ました。
次話:モクの影移動