46話 縫い包み族の誕生
縫い包み族の誕生
訓練場に着くとレミーズが集まって来ました。
レミが胸に魔石を付けていたので、何やら騒いで居ます。
モクの指示に従って、レミが魔石をそれぞれの胸に押し当てます。
モクがハムスターズに念話を送って、魔石の使い方を伝えます。
レミーズがハムスターズの指示に従って、魔力に魔力を入れて行きます。
ある程度魔石に魔力が入ったので、モクの指示で
レミが号令をかけて、皆を集めます。
5人が集まり、ごしゃごしゃ話し合っています。
声はしないんですけどね。
レミがミニレミを出すと歓声が上がります。
ミニレミを4体ずつ分け、レミーズ、それぞれが魔力で登録して
三体、甲冑騎士2体とペガサスの人形の中に入れます。
一体は予備で保管です。
マレオが心配して、
〚なぁよ、お前達、一度に人形3体を操れるのか?〛
モクが解説します。
(『この核は、レミの力で蛍玉と融合している為、自立性が高く、
主人の意思をくみ取り、自発行動をとる事が出来ます。』)
ルージィが
〚げぇ、それって、とんでもないぞ。魔石が無いから、魔物じゃないけど、
かといって、精霊でもない。新しい種の創造じゃねぇか。いいのか、それ。〛
ペーシュが
〚いいわ、縫い包み族。レミ、貴方新しい神よ。私、絶対応援する。
眷属を増やしましょうね。取りあえず私の縫い包み達に・・・。ぐげぇ〛
マレオがペーシュに拳固をくれてます。
〚マレオ、ひっど~い。〛
ペーシュが頭を撫でながら抗議します。
〚お前、わかって無いのか?
無断でそんなことしたら、創造神様に消されるよ。〛
マレオの小言にペーシュが
〚大丈夫よ、ララがかんでるんだから、そんな事しないわよ。〛
〚それ、ブラックに近いグレーね〛
横からルージィがいじります。
マレオがやばいと思ったのか。
〚ストップストップ、その話は終わり。
駄目だろう、分かって居るな。〛
〚〚はーい。〛〛
ペーシュとルージィが揃って良い御返事です。
話題を変える様にマレオが
〚さぁ、とにかく、動作訓練して見よー。〛
次話:人形の追加