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マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
43/60

43話 レミの部屋

レミの部屋


〚そうだわ、ちょっと待って。〛

そう言うとララに念話で連絡します。

(〚ララ、レミがちょっと困っているの、助けてあげて。〛)


(「はい、今行きます。」)

ポンと言う音がしそうな感じでララが現れます。


「エーテル様、レミがまた何か・・・」

そこまで言ってララが口を押えます。


この前、呼ばれた時、レミーズ何かやらかした、と言って、

気まずい雰囲気に成った事を思い出しました。


「うほん。」咳払いを一つ。言いつくろいます。

「エーテル様、何でしょうか?」


エーテルの眉がピクリと動きますが、何事も無かったように。

〚レミがね、人形の核を作ったんだけど、それが、

 マジックバックに入らないのよ。〛


そこまで言うと、レミの後ろに隠れていたミニレミ達が飛び出して、

さっきエーテルに受けたラインダンスを披露します。

”ずんちゃかズンチャカ。すからちゃチャッチャ”


流石のララも後ろにのけぞり返りそうに成ります。

「なんじゃ~。こいつら、ちっちゃいレミじゃない。」


〚やっぱりララもそう言う反応よね。この子達はレミが作りだした

 人形の核、蛍玉が混じっているみたい。それでね、

 レミのマジックポシェットに入らないみたいなのよ。何とかならない〛


「そうね、蛍玉が混じって・・・・・。何で?

 レミが作った核に蛍玉?」


〚この子精霊に進化しているのよね。ここがこういう環境だから、

 蛍玉を呼びやすいのね。それで核を作る時に混じるみたい。〛


「お前が進化?精霊!?。本当に、なんちゅう規格外の事を・・・。

 それに蛍玉まで・・・。まぁ、レミだし、仕方ないか。はぁ。」

ため息一つでララも納得した様です。


「大丈夫、出来るよ、これで運搬して。」

と言って、精製魔石を取り出し。


「この中に、10m四方位の空間があるから、

 この中に入れて運ぶといいわ。

 使い方と登録方法はあんたに送るよ、ほれ。」


レミに知識の転送を行いました。レミが頭を抱えています。

「知識の転送は、結構きついからね、仕方ないね。でも分ったでしょう。」


「じゃあ、これで・・・」

ララが帰ろうとすると、レミが、スカートの端を握って、

ねだる様な媚びる様な目をララに向けます。


次話:レミのおねだり

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