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マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
29/60

29話 レミーズの名付け

レミーズの名付け--29-----


モクがペーシュ様に無いか言ってます。

『ペーシュ様、私と同じ縫い包みを4体お願いします。』

ペーシュが驚いた様にモクを見ますが、すぐに


〚なーる程、さっき言っていたことはそう言う事ね。良いわ。〛

そう言うと手首をくるりと回し、そこに出来た異空間に手を入れ、

何かを掴みだします。


手を広げるとそこには4匹のモクと同じ縫い包みが乗って居ます。

『有難うございます。』


モクがそう言うとハムの縫い包み4匹を

自分のマジックBOXに入れて、

(『ララ様。今AIマスターの所に送りました。ご了解下さい。』)


念話を受け取ったララが、

(「モクのマジックBOXは私のマジックポシェットバックに

通じているんだね。分かったよ。


4匹の頭に乗せるアンドロイドハムを作るんだね。」)

(『はい、こうなる事は予想が出来ましたので、

  AIマスターも準備していると思います。


  此方の時間で一時間ほどで、届くと思いますので、

  宜しくお願い致します。』)


(「合点、承知の助。ってやつだね」)

(『????』)

(「御免、深く考えないで。」)


念話を終了させ、レミたちに向います。

「さて、お前達、これから、何を、何のために、

 どうするか、は分ってないよね。」


皆、首を縦にぶんぶんしています。

「まあ、そんなんもんでしょうね。これから、取りあえず、

 此処までやってと言うイメージを送ります。」


「トレーナーたちにも送るから確認して。」

そう言うと、レミたちが5匹がラインダンスをしながら、右に回転、

しかも5匹が10匹に、更に15匹に、一瞬で1匹に戻る


パフォーマンスイメージを5匹とモクに送ります。5匹が興奮しています。

「解った?15匹居るけど、あいつら誰だって?。


 決まっているじゃない、あんたたちがこれから作る、

 自分と、操る縫い包み2体、合計15体だよ。」


「ん?数が合わないっ? リーダーは2体しか作らないで良いのかって?。

 然しあんたら、普段は指が無いから数が数えられないとか言ってるくせに、

 そういう計算はすぐできるねぇ


レミたちがギクリとして、動きが止まります。

4匹がリーダーレミを見て、何やってんだ、駄目じゃないか、

と言う非難を浴びせている様です。


少しかばってやりますか。

「こぉ~ら、お前達。リーダーを攻めているけど、

 そんな事はとうに御見通し、今までは大目に見ていただけだよ」


「さて、あんたらにも名前が無いと不便だね。

 名づけをしますか。」


「我が名はルビ・ヴラド、

 友愛の証として汝シル、ウィ、イア、エィを眷属とする。」

それぞれに加護の精霊神の名を簡略にして付けます。


4匹がポウと光って、その光が体に吸込まれます。

レミを除く4匹がお互いに顔を見合わせ、何やら頷きあっています。


力が増したとでも言っているのでしょうか。

レミが、何やら、ぶすくれています。お前は最初に貰ったでしょうにねぇ。

さて、レミのご機嫌何か取って居られません。無視ムシ。


ララがレミたちに向って、

「今見せたパフォーマンスが出来る様に成るには、

 今言った通り、自分で人形を3体づつ作らなければ成りませんね。


 その為には鋏や針を扱える位のムービングの訓練。

 人形を作れる位の造形の修練。が絶対条件です。

 頑張って、トレーナーに従って訓練してください。」


次話:teachers登場

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