28話 再びエーテル様の加護
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔法の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
ララの魔力ボール:
自分の魔力を薄いシールドでくるんで、相手に渡す。
大きさは、通常、ピンポン玉位からバスケとボール位まで。
その時、自身の状態により大きさの上限が変わる。
再びエーテル様の加護
「ちょっとエーテル様呼んでくるわ。」
そう言うと、ドアを開け、エーテル様の祠に向います。
エーテル様を呼び出すと、
〚あら、如何したの?〛
エーテル様事情を説明し、加護を頂ける様お願いすると、
〚ふ~ん、あまりほいほい加護を上げる事は出来ないんだけど、
その程度の加護なら、問題無いわ。で、その子達は何処に居るの?〛
「はい、レミの部屋に居ますので、お願いします。」
そう言うと、二人で連れだって、レミの部屋に戻ります。
エーテル様がレミたちの傍に行くと、
5匹の縫い包みが揃って、そちらを見ます。
〚あらあら、面白いわね、私の加護が欲しいのは、・・・。
そこのシルフ、ウインディーネ、ガイアの加護を持って居る者達ね。〛
エーテル様が右掌に何かを載せている様にして口の前に持って行き、
”ふっ”と軽く息を吹きかけると、三つの蛍玉が三匹の前に飛んで行き、
三匹の胸の中にスッと入ります。
三匹がピクリと動き、何やら胸の辺りを撫でています。
〚ララ、これでいいのね。〛
「ありがとうございます。」
〚じゃあ、私は戻るわね〛
そう言うと、何かに吸込まれる様に、エーテル様が消えます。
ララがびっくりした様に、
「おっ!こういう消え方は初めて見たわ。」
と驚いています。
いつの間にか、レミが近寄り、ララのスカートを摘んで
「ん?なに?。エーテル様の魔力貰っていない?
「さっき私とエーテル様の魔力いっぱいくれるって言ったって?。」
レミだ駄々をこね始めます。
「そんな事言っていないでしょう。」
「私は、私とエーテル様の魔力が欲しいと甘えているんだね。
と言ったんだよ。」
レミが頭を傾げて、考えるポーズ、足も手も短いので、
イヤミさんのシェーのポーズに成ります。
おまけに後ろに転げてます。
「何遊んでるの、これ上げるから、少し大人しくしていなさい。」
そう言って、小さな魔力ボールをレミに放ります。
レミが嬉しそうに受け取って、
他の子に取られぬ様に様に急いで、食べてます。
「そんなふうに、食べる動作は要らないでしょうに、
そう言う事するから他の子に疎まれるんだよ。
少なくても少しでも分ければいいのに。」
「私も悪かったね。上げる時は皆に上げるよ。」
そう言うと他の4体にも小さい魔力ボールを投げて上げます。
みんな、行け取って美味しそうに食べています。
「だからぁ、魔力ボールだからぁ、胸に当てれば、入るよ。
食べる動作は要らないと言っているのに。何でかなぁ」
「ん?。こうすると、本当に美味しい物を食べている実感が沸く?
だって、はぁ、妖精達じゃあ、しょうがないか。」
幼児性が強い妖精たちにララも諦め顔です。
次話:レミーズ名付け