表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
26/60

26話 五つに分けます。

五つに分けます。


レミの部屋に飛んだララはマレオ達の話を聞いて、

「いいけど、どの縫い包みに誰を移すの?」


マレオが

〚そうね、レミの本体は決まりね。

 後、猫2体は確保、残り2体をどれにするかね。〛


ルージィが出来損ない縫い包みの山から、

片耳片腕が無い兎と

手足の無い芋虫状態の犬を引っ張り出します。


ペーシュがいゃ~な顔をして

〚私の持って居る縫い包みから、可愛いのを選んでくるわ、〛

と言って、転移しようとするのをララが止めます。


「待って、最初から、そんなに可愛いのを与えちゃあだめでしょ。

 初めは適当なのを、その片茶猫位の物を与えて、


 頑張ってもっといい物を自分たちの手で作ってから、

 そこに入る方が良いわ。」


〚そうね、そうすればやる気も違うわね。それが良いわ。〛

ペーシュが納得します。


「レミ、これからあんたらが入って訓練するからだだからね、

 多少ましな物を2体持ってきて。」


ペーシュの縫い包みが貰えると期待していたのか、

がっかりした様子で、足取り重く、縫い包みの方に歩いて行きます。


それを見たペーシュが、

〚あのね、ララ、〛


「騙されてはいけません、同情を買って、

 立場を良くしようと言う、あいつの常套手段です。」


〚でもあれは本当に気落ちしているわ。〛

「そうです、あいつは騙そうとか、

 そういう邪気を持たずにあれが出来るから、困るんです。」


〚〚ふぅ~ん。〛〛

マレオとルージィが感心した様にレミを見ています。


少しするとレミが兎と犬の縫い包み

(手足が付いてますから、さっきよりましなようです。)

を引きずって、戻ってきます。


次話:犬と兎と猫二匹あとレミ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ