表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
24/60

24話 妖精たちの担当は?

妖精たちの担当は?


マレオとルージィが相談しています。

〚能力の共有が出来ると言う事だから、

 全ての基礎、デッサン力を高めるのが最初かな、〛


マレオの意見にルージィが

〚まず、肖像を描かせてみようか、〛

と言って、そばに在ったスケッチブックを開きます。


そこには何とも色っぽいレミと縫い包み、

テディーベアのレミ、バレエを踊るレミの3体が書かれていました。


〚これ、デッサン力はたいしたもんだよ〛

〚ルージィ、でもこれ、三体分だよ、五体居るはずだから、

 残りの二体にも書かせた方が良くない?〛


〚そうだね、レミ、ちょっと来て、〛

スケッチブックを見せながら、

〚これを書いた子は、別々の子だよね。〛


首を縦に振ってます。

〚じゃあ、残りの二人も書いてくれるかな、題材はこれ〛、

と言ってルージィが方茶猫を椅子に載せます。


〚下手でもいいから、書いてね、ずるすると、

 後で面倒な事に成るから絶対駄目よ。〛


レミが両手に鉛筆を持って、

違う構図の二つの絵を同時進行で書きます。

これにはマレオもルージィもビックリです。


〚凄いわね、この娘、〛

マレオが感心するとルージィも


〚これは一種の天才ね、

 でも一つの縫い包みに5人の妖精が入って居るなら、

 こんな事も可能なのね。〛


マレオが首をかしげながら、

〚でも異なる個性、自我を持つ魂が一つの体に入って、

 大丈夫なのかしら〛


レミからの念話が来ます。

〚それぞれ担当が違うから大丈夫ですって?

 頭と左右の手と足で5人?やっぱりそれおかしいよ。〛


マレオが頭を抱えます。

〚ねぇ、マレオ、やっぱり、5人の体に分けてもらって、一人づつ教えない。

 そうじゃないと、どういう風に教えて良いか分からないよ〛


〚私もそう思う、私たちは此処の能力を高める事にして、

 合体した時の事はララに任せよう。じゃあ、ルージィ、ララ呼んで。〛

〚OK〛


次話:カンとグラディス、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ