23話 そしてペーシュ
そしてペーシュ
〚そうだね、あの娘好きだから、きっと喜ぶね。〛
ルージィの目が宙を泳いだと思ったら、
ルージィの横の空間が光りその中から、
ピンクのドレスの女の子が出て来ます。
〚ルージィ姉ちゃん、なあにぃ・・・。〛
と言いながら、レミに目が留まると、
〚きゃー可愛い〛、
次に頭のモクに気が付くと口を
パクパクさせながらもモクに手を伸ばし
〚お、お名前を教えてください。〛
(『私はララ様の眷属、レミの指導役のモクと申します。
宜しくお願い致します。』)
モクを両手で掬い取るように持つと、
〚か、可愛い・・・。〛
何かを察したマレオが
〚ペーシュ駄目だよ、その娘は縫い包みじゃあないんだから。〛
〚縫い包みじゃなくてもいい。一緒に居たい。いいよね。〛
変なスイッチが入った様です。
(『ペーシュ様、私と見分けがつかない位の
縫い包みを沢山作ってください。
きっと面白い事が出来ますょ。』)
ララが変な顔をしています、
何か嫌な予感がするようです。
「とにかく、概要はお分かりかと思います。
この子達を分けて教育する必要があるのでしたら、言って下さい。
依り代さえあればすぐにでもい出来ますので宜しくお願い致します。」
ララはこれ以上は口を出さ荷方が良いと考え、
三人をレミの部屋に案内して、自分は食堂に向います。
「疲れたよ全く。でもどうなるんだろ、ちょっと楽しみ。」
次話:妖精たちの担当は?