22話 マレオとルージィ
マレオとルージィ
レミとオト様の執務室に行き、
入室すると、オト様が、レミの頭のモクを見て、
〚プッ!〛慌てて顔を反らします。扇で顔を隠すと、
〚ララ、貴方、そのパターン好きねぇ。〛
と褒めてもらえました。
執務机の横にで繋ぎを着ている二人の女性も
レミを見てびっくり、
頭のモクを見て、もう堪らんとでもいう様に、
お腹を抱えて笑ってます。
「そんなにおかしいですか?すごくかわいいと思いますが・・・。」
〚いや、ごめん、ごめん、可愛いのよ、
とってもかわいいのよ、でもなぜか笑えるの。〛
オト様が、
〚紹介の前にごめんなさいね。
この御二人はテルプシコラのアポストロ、マレオとルージィ。〛
赤いつなぎのお姉さんが、
〚私がマレオ〛、
緑のつなぎのお姉さんが
〚私がルージィ〛
「有難うございます。私はこの子の主人ララと申します、
頭の上に居るのがハムスターのモク、レミの指導役に成ります。」
マレオ姉さんが
〚私たちが指導するのはレミちゃんでいいのかな?〛
「はい、詳細に付きましては、
モクから、念話を送っても宜しいでしょうか、」
今度はルージィさんが
〚あら、この娘念話が使えるのね、良いわ、頂戴。〛
モクに目配せすると、二人に今までの経緯と現状、
将来の展望などを念話とイメージを送ります。
〚えっ、なになに、レミは妖精5人の合体で、
分離も可能!?。それぞれの個性を伸ばしたい??。〛
マレオ姉さんの次にルージィ姉さんが
〚私ら芸術系、彫刻、絵画が専門だよ。ん?
そうか、縫い包み軍団作るんで、造形の勉強ね。〛
〚解ったわ。それじゃあ、ねぇ、
マレオ姉ぇ、縫い包みならペーシュ呼ぼうか?〛
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