表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
15/60

15話 先生はハムスター

先生はハムスター


『ララ様、起きるにゃー』

タマの声で目が覚めます。


「たまぁ、なんじぃ?」

『もう、10時過ぎてるニャ』

いくら何でも少し寝坊が過ぎている様です。


「いけねぇ~、朝ごはんは良いけど、レミの所に行かなくちゃ」

急いで身支度してレミの部屋に向う途中で、

マジックポシェットにAIマスターからの荷が届いているのに気が付きます。


一緒に送られたメモリの記録を再生してみると、希望通りの様です。

荷を開けると、丸顔でかミミ、白ハムスター、小さいです。

ロボ位ですね。手の上に載せてみると、竜宮タイプのメイド服。


シルベニアン~~。堪りません。

「かわいいでぅす~~。」

思わず声が出てしまいます。


レミの御付きにるるのがもったいないです。

思わず立ち止まって、撫ぜてしまいます。

クンクン、ハム吸い「はぁ~。」


(『ララ様、ララ様、お気を確かに。』)

はっと気が付き、


「あっ、ごめんね、名付けをするね。

「我が名はルビ・ヴラド、

 友愛の証として汝モクを眷属とし、わが権能の一部を与える」


「貴方の名前はモク。白木蓮のモクだよ。」

モクの体がふわりと一瞬光ります。能力が上がった様です。

「あなた、縫い包みのはずですが、本物に見えますけど?」


(『はい、縫い包みより、本物の方が可愛いと言う事で、

 ドワーフハムスターを模して造られました。』)


「わかったけど、今まで動物型アンドロイドって居たかしら、

 スッパマンは蜘蛛だし。ま、いいわ、」


ララが考えるのを放棄したようです。

可愛いければ全て許すと言う事らしいです。

「所で、貴方の仕事、分かって居るわね。?」


(『はい、妖精に成りたてのレミさんをリーダーにする為に

 指導していく事と伺っております。』)


「そうだね、その為に、私の魔眼の派生系で

 軽いヒュプノが使える様にしておくわね。

 私が最初にレミに魔眼でモクに従う様に暗示を与えておけば、


 この権能を使って、レミとリンクする事が出来ます、

 指示をダイレクトに伝える事が出来る様に成ります。」


(『それは念話とは異なるのですか?』)

「念話は会話、や脳の表層の事、伝達レベルだけど、

 これは、貴方が手を動かす様にレミを操る事が出来ます。


 しかも等のレミは操られている感覚は有りません。

 教えてもらっていると認識すると思います。」


「ただ、常時行うと、貴方が壊れる恐れがありますので、

 気を付けてください。」


(『それは私がレミさんに操られると言う事でしょうか?』)

「いいや、ブロックが掛かっているから、それは無いと思いますが、

 こいつのおバカが移らない様にしてくださいね。」


次話:モクの紹介

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ