13話 マリオネッターの権能
マリオネッターの権能
「もう、次だよ次。マリオネッターの権能だけど、
今分かって居る事ではどんなことが出来る様に成るの?」
「自我を持たない人形に疑似的に自我を与えて
僕にする事が出来るって、それかなり危ない権能だよ。」
「ん?今は、出来ないから蛍玉の友達に協力してもらっているって?」
「何匹まで操れるの」
「一緒に居るのが 自分を入れて5人だから、5人まで出来るんだ。」
「それは他の4匹にマリオネッターの権能を
貸し与える事が出来ると言う事なの?」
「5匹で一体と成っているから、
一人の能力は皆が使える様に成ると言う事ね、
でも最初に能力を持った者が一番強い力を出すと。」
「と言う事は、今、あんたを引っぺがした状態でも、
他の者達は能力を使えるんだね。」
座っていたレミ人形を指さして、
「首をかしげてないで、今、残って居る奴らに遣らせてごらんよ。」
猫レミがレミ人形とやり取りしている様ですが、ガクッと頭を垂れます。
「ん?、マリオネッターの権能を持って居るお前が出来ないのに
私たちが出来る訳無いと、断られたって、あんた、立場弱いね。」
「ふ~ん、なる程、つまり、お前が権能を使いこなせるように成って、
中の4人と一緒にその権能を使えば、同じ事なら出来る様に成るんだ。」
「まずは、あんたを鍛えないといけないのかね。私もガックリだよ。」
「でも、どうなんだろ、
レベルが上がると操る数が増えると思うんだけど、
その時は5の倍数に成るのかな。」
猫レミが首をかしげてます。
こいつら、数にはめっぽう弱いですね。
「ムービングも使えば、一人で2体出来ない?無理?
ムービングとマリオネッター二つの魔法は同時に出来ないって?」
「もしかしたら、レベルが上がってもこいつらじゃあ、
役に立たないかも・・・。
何か無駄な苦労をしている様に思えてきた。」
猫レミが慌てています。
膝擦りでにじり寄って、ララのご機嫌を取ろうとしています。
「何か疲れた。今日はもう終わりにしよう、」
ララが時間を確認すると、
「もう27時じゃない。ご飯も要らない、
もう、帰って寝ます。〔テレポート〕」
猫レミを置いて、部屋に戻ります。
〔クリーン〕そのままベットに倒れ込んだとたん、寝てしまいます。
残された猫レミはと言うと、
もう一つの猫の縫い包みを縫い包みの山から引っ張有出し、
マリオネッターで動かそうとして、蛍玉を呼びますが、
蛍玉は、みんなもう寝ている様です。
誰もからも返事はきません。
仕方が無いので、蛍玉なしで動かせないかと、
色々とやっている様ですが、出来ません。
次話:エーテル様の加護