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マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
12/60

12話 レミのリーダー

レミのリーダ


「あんたら皆、元は同じ風の妖精の蛍玉でいいよね。ん?

 一匹だけ違う?水の妖精の蛍玉が居るって、何で?


 うんうん、お屋敷の傍の小さな泉の所に居た蛍玉が、

 一緒に引っ張られたって。ふ~ん。」


「所で、あんたら加護は一つずつで、良いんだね。」

猫レミが頷いてます。

「あんたは私の加護だけかい?」


猫レミが椅子から下りて跪き、両手を差し出します。

「剣でも捧げているつもり?、そう言うのやめてくれる。」

ララが嫌そうに手を振ると、猫レミががっかりした様に椅子に戻ります。


ララはちょっと可愛そうに成りましたが、気を取り直して、

「此れから、あんたが他の4匹を言う事を聞くように

 纏めなければ成らないんだから、しっかりしな。


 今から、あんたに精霊神の加護程強くはないけど、

 シルフ様、ウインディーネ様、とガイア様の中くらいの加護を与えます。」


そう言うと、ララが精霊神から貰った最高の加護を用いて、

猫レミに加護を分け与えます。


三つの光がくるくるとねじれて、

ネジネジキャンディーの様に成って、猫レミに吸込まれます。

猫レミが一瞬強く光り、光が収まると、椅子の上にカクンと崩れます。


「何?強い力が渦を巻いて体が壊れそうだって?

 壊れないよ、ほら、もう馴染んできた。」


「私はエーテル様の加護は頂いていないから、

 後から、頼んで付けてもらうから良いね。」

猫レミが、ララからスッと目を反らします。


「ちぇって何よ、ちぇって!!。

 こいつ本当に、ばらばらにしたろか、燃やしたろか。」


猫レミが慌てて、

「やばいって、何、」

ララが一歩前に出ると、猫レミは床に頭をこすりつけて


「念仏なんか唱えてんじゃないよ全く。

 いつもの事だけど、ここまでくると本当、

 怒っているのが馬鹿馬鹿しく成るね。」


次話:マリオネッターの権能

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