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マリオネッター ・レミ  作者: 羽牟 星
10/60

10話 リーダー選別

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔法の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,

〔バインド〕:

 念糸、物理的な物には無効、作用しないが、

 精神的、魔法、魂等、実態を持たない物を呪縛出来る。

 発動者より魔力が少ない者にしか使えない。

リーダー選別


ララが頭を抱えています。

「あの爺さん、油断も隙も有ったもんじゃないね。

 加護って、そんなにポイポイ上げるもんじゃないでしょうに。」


気を取り直して、

「で、元締め、リーダーは誰?ん?そんなの居ない?みんな同じ?

 相手によって、担当が違う?じゃぁ、私の担当は誰」


「何、私の加護を貰っているのが、私の担当?。

 だれ、貧乏くじって言ったのは!」


何やらレミの中で大騒ぎ、

外から見ると、ただぼ~っとしている様にみえます。

これは駄目だと思ったララが


「気を付けィ!」

レミがびしっと背筋が伸びました。

イメージ的には全員が気を付けしています。


ただ、向いている方向はバラバラですね。ララがため息ついてます。

「みんな、力も能力も同じ、記憶も魔力も共有して、

 違うのは加護だけなのね。」


レミが首を縦にブンブン振ってます。

「じゃあ、外に出る時、その体の支配をする時、どうやって決めてるの?」


「ん?手を上げた者が行うと、言う事?そうだけど違う?

 何のこっちゃい?私の時はみんな嫌がるから、

 私の加護持ちが強制的に担当に成るのね。」


「ん~~。このままでは使い物に成りませんね。

 誰かをリーダーとして、その子を中心に纏まって貰わないと、


 てんでんばらばらでは、纏まって一つの体に入って居る意味がない、

 それなら、ばらばら、各々が違う体を持った方が・・・。」


「うん、それ有も有りだわ、最悪その方針で行きましょう。

 取りあえず、一匹引っ張り出して、鍛えますか。」


ららが、縫い包みの中から、割とましな、

猫の縫い包みを引っ張り出します。

「まだ少し、濡れてますね。〔クリーン〕、〔ドライ〕」


猫の縫い包みをレミの前に置いて、

「あんたらの中で、マリオネッターのスキルは全員が持って居るの?

 それとも、一人が持って居て、みんなで使ってる?」


レミの右手が恐る恐る少し上がります。

「今、手を上げたのは誰だい?」


「ん、私の加護を持って居る子だね。

 あんただけが持って居るのかい?」

こわごわと言う感じで頷きます。


「じゃあ、あんたを、

 レミの中に居る妖精たちのリーダーとして、鍛えます。」


レミがビックルした様にララを見て、ちらりと、猫の縫い包みを見ると、

ごくりと生唾を飲んだ様な雰囲気が伝わってきます。

「想像どおりだよ。」


次話:猫レミ

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