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*完結* 大海の冒険者~不死の伝説~  作者: terra.
Afterword
154/154

あとがき




シリーズ完結の為、長いコーナーになっています。

ご了承ください。

(約8700字でお送りします)







改めまして、terra.と申します。

イタリア語で「地球」を意味するペンネームを掲げ、執筆を再開して3年目に入ります。


処女作は、本シリーズ第1弾「大海の冒険者~空島の伝説~」です。

学生時代に誕生し、10年以上のブランクを経て、やっと、結末まで可視化させる事ができました。




公開しているあらゆる作品に、「〇〇が好き!」「〇〇のココ、どうかと思う」「〇〇、何でその選択する!?」「世界観が好き」「前の作品と、えらい違うね!?」「涙腺が……」などなど、様々なコメントを頂いています。

全てモチベーションと精進に繋がっていますし、凡人ながら張り切って、楽しんで取り組んでいます。

皆様には、感謝してもしきれません。

「楽しみにしてる!」「一緒にがんばろう」と言ってもらえると、やる気しか出ません。

なので時間があるうちは、次の作品のネタ集めとは別に、執筆の勉強もしています。

執筆がこんなに熱中できる趣味に変わったのも、出会った皆様のお陰です。

心より感謝いたします。



これより、本シリーズに用いた題材について綴ります。私が思う事も含めながら、物語の解説も部分的にしていきます。また、末尾では、本シリーズを執筆する上で拝見したオマージュ作品も紹介します。その後は、公開予定の作品宣伝も添えておりますので、ご興味がございましたら是非、読み進めて頂けますと幸いです。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




【SDGs】


YouTubeや書籍を通じて、国際協力師・フリーランスの原寛太さんという方を知りました。

ご本人の発信内容や著書を元に、本シリーズを書き上げるにあたって、沢山の「考え方」を教わりました。

動画は、お話が大変聞きやすく、物語の為の情報収集以外にも、私生活を振り返るキッカケになりました。

難しい課題とされるSDGsですが、トレンドやビジネスではなく、個々が考える必要があるテーマだと解説されています。


・善意の怖さを知る事

・利便性の裏側の犠牲を知る事

・問題の認知から始めてみる事


まずはこの3つからがよいのではないかというお考えを、今でも私は、じっくり咀嚼中でございます。




●SDGsウォッシュ


「取り組んでいるフリ・見せかけ」を意味する言葉です。例を挙げますと、出先で分別の協力を促すゴミ箱が設けられていたが、裏では、一纏めにして破棄している、といったものです。

本シリーズのテーマであるSDGsや、環境問題を、本格的に掘り下げたのは、第2弾「人魚伝説」からでした。それまで、私はこんな言葉を知りませんでした。




●善意のアクションが、逆の結果に


本作に、Prologueに「善意が象った新たなる負荷」という文があります。

1例を挙げますと、発展途上国に服を寄付したが、それらの古着が多く流通した事で、現地の繊維産業が儲からなくなり、新しいファッション文化を展開する妨げになってしまった、というもの。

全ての寄付がその様に繋がる訳では決してないのですが、その様な実態もあるという事を、私は、寄付をする経験がよくあるからこそ、知っておきたいと思いました。




●「なんで取り組む(やる)の」と思ってみる事


問題意識が抜け落ちているんだな、と気付かされる事ばかりです。前より勉強した今でも、私はきっと、まだまだ抜けています。

別の問題を引き起こさない為にも、本質的な部分は何かについての分析が必要だ、と思えるようになる事からなのかもしれません。

本シリーズを執筆するにあたって拝聴したり、読んできたお話では、間違った善意にならない為に、知識と思考力をつけていきましょうという解説もされています。




●自然環境


私は海や道にゴミがあると嫌だと思い、その気持ちを口にする人間です。それでも「ふーん」と流れていきますので、この様な物語が生まれました。



温暖化という現象や、二酸化炭素を減らそう・なくそうという課題がある訳ですが、作中では、敢えて「二酸化炭素」「温暖化」というワードは出さずに書きました。

世間で十分に飛び交っているワードですので、使うと、余計に主張が濃くなりそうだった為です。



例えば温暖化が深刻な問題で、二酸化炭素が増えまくったら、何が起こる可能性があるのか。それをどのくらい説明できるのか。

私は、本シリーズを書くまで、半端な説明しかできませんでした。脳内で留まり続けていた本シリーズは、以前の自分を、少しばかりマシに仕上げてくれたと思っています。



温暖化の影響で沈む可能性があると言われている島の話題もあります。

とある島では、地盤沈下が原因では?と言われていたりもします。それもまた、有り得る情報ではあるのですが、執筆中から現在でも、実際にどうなのかを追いかけているところです。



では、本作中にある神々の動きは偽りかと言われると、それも分かりません。温暖化というワードを用いたビジネスという表現もありますので、偽りとも取れるのかもしれません。

しかしながら、本作中に登場する温暖化の内容も、書籍や、見聞を広げて辿り着いたものです。今後も1リスクであるという認識として、私の頭の片隅にあり続ける事でしょう。



私の住む所は、歩いていてゴミがかなりあります。全てが、災害や風によるものとは思えないほどです。

例えば、停めていたバイクに「〇円で買います!」というチラシが貼り付けてありました。それを貼られた側は、その気が無い限りチラシは要らないでしょう。よって、その人は、千切ってあっさり道に捨てました。




●宇宙ゴミ スペースデブリ


コアの「散らばる破片による攻撃」のイメージにしています。

壊れたロケットや、人工衛星の破片をいいます。それらの回収を目的に、更に人工衛星を飛ばしたりもしているようです。マグネットが付いていて、宇宙ゴミを回収したりするのだそう。

本来は金属製のところ、木造の人工衛星というものもあるようです。主に使用されるアルミ素材は、粒子が残り、環境に影響をもたらすそうです。

ここでまた、木に頼る動きがあるのですね。




●海洋投入処分


コアによる汚泥、汚水の攻撃で参考にしたものです。

海に捨ててもよいと定められている産業廃棄物があり、酸素・ビタミン類など有機物、汚泥・汚水・家畜糞尿や動植物性残さなどがあります。

かなり厳しいルールに則って、廃棄の許可を貰って行うようです。

環境を気にする現在、いくら土や栄養に変わる可能性があるとしても、聞こえがあんまり……と、個人的に感じるところはあります。

これを、どのくらいの国が禁止したのかまでは、あまり追えていません。



本作は、コアによって大陸の殆どが人類ごと沈められた設定ですので、コアによって海が汚れたのも事実です。

ただ、その様な事態になる前から、海に投棄してもよいとされていたものがあったという事です。




●再生可能エネルギー


今も行われている、馴染みのあるエネルギーです。グリフィンが元居た西の島が、新地(さらち)になって戻ってきたお陰で、皆の活動範囲が広がりました。このシーンでは「場所が要る」というところにフォーカスしています。

お金も技術もそうですが、場所もないと実行できません。

高過ぎるコストと場所の無さが理由で、案はあっても、進んでいない事が沢山あります。




●農業で飢餓を減らす 品種改良


土が変わる事で、植物は育つのか。人々はこの先も、東・西・南の各島を往復し、その実験を繰り返すでしょう。

蟲や気温差に耐久性がある食物ができれば。

その技術を教えられれば。

まだ見ぬ土地に生き残った人々がいるならば、協力しながら、世界を繋げていきたい。そんな目標が、大海の冒険者達にはずっとあり続けるでしょう。




●無駄なく使う 作る責任・使う責任


第9話の、復活した西の島からの帰りの4人とグリフィンの会話。

最終話の、成人して思慮が深まった4人とグリフィンの会話に、主に込めているテーマです。



彼等の生活は、最早、大昔にタイムスリップさせられた様なもの。

何もかもが原始的で嫌になる。でも、そんな世界になったからこそ、気付かされる事も沢山ありました。

使い切る事や長く使う事は、節約にもなります。面倒な事ですが、その面倒がプラスになる事も沢山あります。



グレンが「戻りの事も考えろ。ただ進むだけじゃ漂流と同じだ。引き返して出直すのも策だぞ」と、旅立つ4人に言います。

前後を読んでも、危なっかしい4人を心配しての発言にしか聞こえないのですが、ここには「進むだけが開拓ではない。戻る事もまた開拓である」という考えの元で書いています。




●グローバル・パートナーシップ


国同士で協力し、世界の発展や平和を目指す事です。



シェナは元奴隷でした。だからこそ彼女は、安全な世界を願います。それは例えばどんな世界なのか。暴力がなく、協力関係が築かれている世界なのでしょう。



最後、認知症になった長老は「外国へ行くのかい?」と、そんな感じの事を言いました。

作中や、彼の言葉の中にも「誰1人取り残さない」というテーマが含まれています。



グローバル・パートナーシップを願う長老ですが、大人になった4人が分からなくなっても、昔の自分を奮い立たせて、彼等に自分の意思を託そうとします。

元刑事の彼は「対岸の火事として見ず」、様々な国の事件も見てきました。そうしているうちに感じた事もまた、多かった筈です。ライリーとの時間がまさに、そのあらわれです。

じっくりと長い時間をかけ、思考を巡らせる長老は、現役時代も決断が遅い人で、周囲が痺れを切らすほどでした。それはもしかすると、冤罪を生まない為や、人が犯行に至ってしまった経緯を最後まで探り、見えにくい苦悩の存在を、世に知らせるためなのかもしれません。




●持続性 サステナブル


「環境問題で生活に困った事ってある?」という言葉に出会いました。

見た場所が場所なだけに、物語内や、ここ「あとがき」の様な空間では、感情は伝わりにくいと思います。

コアが人を消し飛ばす事を決定付ける理由は何だったのか。

発言の表現は変えていますが、見つけた時に、ピンと思いました。



持続的に在るべきものは本当は何でしょう。



私は、短編も幾つか書いてますが、その内の1作にも、似た様な考えを込めています。本作の表紙画にも記載しました。

ただ、作中には、それをそのままの文章として書くのではなく、キャラクターにそれらしい事を言わせてみたり、動きに置き換えてみました。



このトピックの締め括りとして、国際協力師・フリーランスの原寛太さんより教えて頂いた、アフリカのことわざを記します。


『早く行きたいなら 1人で行け 遠くへ行きたいなら 皆で行け』







【物語・キャラクター】


●島での弔事


本作を書いていた時期は、お盆でした。たまたま精霊送りをしている公園があり、参加しました。貴重なキッカケでした。ほぼ完結させていた本作に「取り入れ忘れているもの」として、気付かされました。



海外にはどんな考え方があるのか、色々見ていて興味深かったです。


・故人の悲しい思い出を口にしない事

・四十九日の間、旅立とうとする故人の名を呼ばない事

・故人の好きなものを並べ、盛大で賑やかな送り出しをする事



他にも様々ある弔事の中でも、主に採用させてもらったのが、ノルウェーのスタイルです。この国はSDGsの達成度も高いと言われています。ただ、決め手はその部分ではありません。



お供え物や装飾品など、全て「土に還る素材のみしか使うことができなくなっている」「土に還らない素材を使用することは基本的に許されていない」といった部分に惹かれました。



本シリーズの舞台は崩壊後の地球で、色々な国や地域の人々が集まって、孤島に住んでいます。

だからこそ、その島に住む彼等ならではの「精霊送り」を描きたいと思いました。



人々は普段、アルミやプラスチック、瓶などの漂流物を使っています。しかし弔事の際は、そういったものは一切使いません。



散骨する文化がある国から、故人の好きだった場所にそれを撒いたり、海に撒いていたという歴史がある事も、参考にしました。



長老が「人が大地に()すならば」と言うシーンがあります。自然をテーマにした本シリーズだからこそ、人は自然に帰り、新たな生命に変わるという考え方を採用しています。



灯篭流しをイメージし、小さな松明を波打ち際に立てて魂を送る。また、火が尽きるまで故人を想い、気持ちを伝えるというやり方が、本シリーズの冒険者達のやり方です。



皆、自由に故人を思い出します。讃美歌を丁寧に歌う人や、気にせずバリバリのロックや、過去の人気ソングを歌い、笑う人もいます。

色々なやり方を通して故人を思う彼等の姿や、個人を尊重して関係を築く姿は、今も言われ続けている多様性をイメージしていると共に、個人的な願いでもあります。




●コア


本来は、目の粗いバスケットの様なものを被り、蟲と同じ翅や、身体から伸ばした根を使って移動します。時には蟲に乗っている、非常に可愛い存在です。ケラケラ、コロコロとよく笑います。蟲の音は、コアの笑い声でもあるのかもしれません。大地の神であり、ずっと人の傍で生きています。なので、見た目は人そっくりで、体格を自在に変えられるドワーフです。



何故、変わり果ててしまったのでしょう。



他の神々を含むキャラクターには代名詞を設けていても、コアだけはずっとコアでした。性別はどちらでもあり、どちらでもない。

「目に見えない誰かもまた、ありのまま、共に在る」という考えもまた、込めています。



元は、苦しみばかりではなく、楽しみや幸福をエネルギーとする者です。作中でフィオが登場させた、宙を自在に駆け巡らせてくれる鏡の路には、人々の笑顔のほかに、音楽もありました。植物に音楽を聞かせる事で健康的になったり、実が美味しくなるという例があります。



また、シャンがフィオをおぶって泳いだシーンでは、彼女が泳ぎの速さに笑い声を上げます。しかし、彼は、単にそれが可愛いからという理由で、微笑んだのではありません。ミラー族や竜の精霊達もまた、楽しい事が好きで、それを感じると喜ぶんだという事です。



本作では、キャラクターの動きの中に「右手で/左手で」といった、具体的な動きは書いていません。アクションの様に細かい表現を重視していないので、片手/両手でという表現までにしています。



しかし、ライリーがコアと別れる際は、唯一「左手」という表現が出ています。これまでの作品をご覧いただいている方は、なぜ、それが「左手」だったのか、見えてくるのかもしれません。




●リヴィア


第1弾「空島伝説」で、竜の精霊達が、再生の歌を歌うシーンがあります。

その中に「まるで呪いなど無かったかのように、島をそのまま忘却へと導いていった」という1文があります。



このシーンでは、リヴィアではなく、仲間の精霊達が主に歌います。そして、歌の終盤(大サビ)で、リヴィアが僅かに高音で目立つ歌い方になっています。

なので、空島の主役でありながら、彼女は殆ど歌ってなかったのです。だからジェドは「今度はもっと聞かせろ」と言っていました。



しかし、本作の「不死伝説」では、リヴィアが殆どリード(独唱)するスタイルです。ジェドも懸命に聴こうとしていましたが、眠ってしまいます。



彼女の歌声を「長く聞かせる訳にはいかない」

それが何を意味し、人々に何が起こるのか。彼女が「歌は嫌いだ」と言う理由や、別れる直前の号泣の理由が、最後の4人や人々の様子に表れています。




●グリフィン


4人に並ぶ、もう1人の主人公です。島で戦う大人達と比べ、子ども達の視点も理解しようとする、元教師です。



執筆する上で、主人公のタイプもまた様々だろうと、私は思っています。他の作品では、主人公も過ちを犯しましたし、特にかっこよくもなく、色々ヤバイ面を持ってたりもしました。

この事から、誰にでも間違える事があり、誰かに助けを求めざるを得ない時もあるな、という考えです。



コアとの戦いのクライマックスでは、助けを求めず、独りで立ち向かおうとする主人公シェナに、寄り添う大人を書く事にしていました。それがグリフィンでした。

そんな選択ができる人間として彼を描いた訳ですが、例えば、彼の様な大人だったり、子ども達が「助けて」と頼れる大人は、どれくらいいるのでしょうか。



1人で解決できる美しさと同じくらい、複数で解決できる事もまた、美しいものだと思います。




●5年後の4人


本シリーズに具体的な年齢は出していませんが、成人したという事で、シェナが18歳、フィオ、ジェド、ビクターの順に1つずつ上がっていくと思って下さい。



本作の第一話、幼少期のビクターのセリフにだけ、小学1年生で習う漢字を使っていました。

(「人魚伝説」の南の少年には、3年生の漢字を使ってます)



フィオは、ミラー族ではなくなってからでも、まるで透視をする様に、先々の事や過去について考えます。そして、それらを表現しようと、作家になりたくなる。彼女が執筆する様子には、少々私の思う事も含まれています。難しい事だらけで、1文を作るのにも苦労するのです。



ジェドが「生き物は喋ったりしないけど」と言うところから、彼がその能力を失った事を意味しています。でも、動物に関心があり、懸命に会話しようと向き合った事で、海鳥の治療に成功しました。しかし、名残があるのか、夢で聴いたリヴィアの歌が理解できました。



ビクターの伏線回収は、そんなにしていません。彼に纏わるシーンは、ややこしかったかもしれません。彼を守っていた黒い陽炎や、所持していた鏡のピストルは、「人魚伝説」のPrologueに登場している誰かが持っていたものと同じです。体育会系の先生になるであろう性質や、お兄ちゃんの様な守り方をするところは、遺伝かもしれません。



シェナの伏線も、敢えて残しています。風を起こす力は残っていて、誰にも言わずに独りでそれと付き合っています。周囲に比べ、海や空や大地に対する目の向け方も違います。

本作のPrologueにて「姿を見せず留まる事もしなくなった風も、気が変わるかもしれない」と、コアの視点を中心に書いています。

コアのキューブから解放された後のシェナのシーンでは、「4種の神々の無言の怒気が衝突し合った」とあります。

自分達と似た様な姿を持たない別の神がいる事を、ミラー族や竜の精霊、そしてコアは知っており、あまりに珍しいその存在に会ってみたいと思っていた様です。






【主要参考作品(オマージュ作品)】


多くの小説や映画、ドラマ、アニメ、音楽の影響を受けて生まれたアイディアを、混ぜこぜにして誕生したのが、本シリーズです。世界観、動き、セリフ、人物の参考にした主な作品をご紹介します。




●書籍


(児童文学作家 上橋菜穂子さん)

・獣の奏者

・鹿の王

・精霊の守り人

・香君


(アニメ-ター 株式会社スタジオジブリ取締役 宮崎駿さん)

・シュナの旅


(フリーランス国際協力師 原寛太さん)

・あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣

・世界を無視しない大人になるために




●映画

・ウォーターワールド

(ケビン・レイノルズ監督/ユニバーサル映画)

・アクアマン

(ジェームズ・ワン監督/ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ、DCフィルムズ他)

・パイレーツ・オブ・カリビアン

(ゴア・ヴァービンスキー監督/ウォルト・ディズニー・カンパニー他)

・アベンジャーズ エンドゲーム

(アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ監督/マーベル・スタジオ)


●ドラマ

・夜がどれほど暗くても

(橋本一監督/連続ドラマW [WOWOW])

・ブラックペアン

(脚本:槌谷 健、守口悠介ほか/TBS)


●アニメ

・風の谷のナウシカ(宮崎駿監督)

・天空の城ラピュタ(宮崎駿監督)

・かぐや姫(高畑勲監督)

・世界名作劇場シリーズ(日本アニメーション)

・ムーミン(著:トーベ・ヤンソン)


●音楽

・Hello Again, JoJo

(平原綾香:NHK「みんなのうた」)

・冒険者たち (Do As Infinity)

・New Way To Bleez (Evanescence)

・My Heart Is Broken (Evanescence)

・海の真珠

(JUNNA:「海賊少女」主題歌)

・Everything I Need

(Skylar Grey:「アクアマン」EDソング)




本作のエピローグ「大海の冒険者」では、ジェドが夢で聴いたリヴィアの歌が記されています。アクアマンのエンディングテーマに助けられました。大変いいバラードですので、よろしければ聴いてみてください。



アベンジャーズ・エンドゲームという映画では、戦士達がラスボスを前に勢揃いするシーンがあります。そこで放たれるのは「アベンジャーズ、アッセンブル(集合)」というセリフです。

その1シーンから、最終作だからこそ、4人によって再起された後に進化した空島の戦士達を呼び寄せ、集大成で挑む形にすると決めました。






【未公開作 予告】


次回連載作は、近い内にお知らせできます。



今後、連載していく物語には、公開済みの作品の更なる背景物語もございます。

MECHANICAL CITYシリーズ「SERIAL KILLER」がその1例です。



まだまだ控えている未公開の物語にも、本作の4人や大人達の話が絡みます。



シェナが何者で、その本名は。

鏡のピストルの経緯は何か。

4人の両親がどんな風だったか。



どれも見えてくる時がやってきます。

そしてコアの影が、別の形で見えてきます。



1つ1つの物語を慎重に組み立て、世界と向き合う人々の伝説にしたいと思っています。




ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。これにて、代表作「大海の冒険者」シリーズ、完全閉幕します。是非また、どこかの作品でお会いできるのを楽しみにしています。

引き続き、皆様が創作活動に精を出せますよう、心よりお祈りしております。




terra. 




挿絵(By みてみん)







代表作 大海の冒険者 シリーズ 完全閉幕




Instagram・本サイト活動報告にて

投稿通知・作品画像宣伝中

インスタではプライベート投稿もしています


その他作品も含め 気が向きましたら是非




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― 新着の感想 ―
どうもです! いやあー、ここまで読んで、本当に人、自然、環境について考えさせられました! こう言っては聞こえは悪いですけど、コアがいたからこそ、一丸となれたのでは、とも思いました( ω-、) 本当に人…
まずは完結おめでとうございます! はぁ〜、凄かったです〜(*≧∀≦*) 作者様の作風の特徴として、特に戦いのシーンにおいて繊細で細やかな描写をされており、文字がスクリーンになるかのように情景が目に浮…
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