2/2
変化の日
不登校になると決めたものの
何をどうすれば良いのかを考えた。
悩んでも答えが出なかった。
だって何もしない事。それが不登校になる事だとわかっていたから。
不登校の一日目の朝僕は頭をぼぉーっとする事にした。
何も考えず、何もしないまま
ただ黙って布団に入り、頭の中は真っ白にした。
母には体調が悪いと伝えた。
体調なんて悪くない。
けど、一日目はこんぐらいで良い。
休めた瞬間安心感があり、特別感がある。
この時間勉強してると思うと心から喜びが溢れ上がる。
ゲームもいつもよりはかどる。
最高な気分だ。
僕はもう学校には行かない。
陽キャ隠キャの世界。
部活や勉強。
全てを放棄する。
そう僕は、何も考えないではなく、何も考える事がなくなったのだ。
僕は、変われた。実行出来たと思った。
何かを決意したように。