表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〇章 変化  作者: 岡本優輝
1/2

僕は変わり者

僕は変化したがっていた。

布団の中ですずめの鳴き声を聞きながら、変わりたいと何度も呟いた。

リビングがうるさい。

姉や母が仕事の支度をしている。

恐らく後、5分もすれば母が起こすに来るだろう。

何か手はないのか、体調が悪いで休む事も出来る。

あっだめだ。それは一週間前につかった。

なら、このまま寝とくか。

バカか俺。そんなの起こされるに決まっている。だけど何故だろう。

いつもならこんな事を考えていても身体が動くのに、今日は特別しんどい。

風邪か?嫌自分でもわかるこれは風邪ではない。

ドンドン

扉を叩く音が聞こえる。

母「早よ起きやー遅刻するでー」

たしかにいつもなら10分前には起きて準備をしているはず。

行かないとと布団を出る。

でも、心は叫んでいる。

変わらないと。


学校に着いた。

着いた瞬間から一時間は一番嫌いな時間だ。

心が来たことを公開している。

一時間経てば心が諦めるが、まだ諦めていない心があるから、僕はこの時間が一番嫌いだ。

何故嫌いなんだろう。

変わりたいから。だと思う。

どうすれば変われるんだろう。

そんな事を考えていたら、チャイムがなった。


普通に時間が進む。

2時間目、、6時間目  


あ。部活の時間か。

でも俺は最近は部活を行かなくても良い。

塾に最近通い始めて、塾が夕方からだから

部活に行ってると間に合わない。

だから、行かなくても良い。

部活という世界が抜け出した。

行かなくなってから、行ってた時の俺より変化出来たかな。

自分を変えたい。


塾の行く途中本屋に行くのが日課だ。

学校が終わって直に行っても早く着きすぎるから本屋で時間を潰す。

ある本を手に取った。

14歳。千原ジュニアさんの14歳の時に不登校になった話らしい。

内容はかなり重いもの。

ザリアルだった。

でも、なんでだろう。

この14歳の小説の世界に入り込めば入りこむほど、自由な気がした。

何か分からない。でも、自由だった。

僕もこの世界に入れば変われるような気がした。

その時何かが折れた。


うん


明日から不登校になろ。


僕はその日から不登校になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ