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第二次日本海海戦3

「葵、全部対空ミサイルで落としたわよ」


驚いた事にレイと紫電改は同時に6発のミサイルを発射して異なる目標を攻撃できるそうだ。ミニイージス艦並みだな。僅か20分程度の戦闘で北朝鮮の戦闘爆撃機を撃破した。


「ありがとう。レイ、銀座でのデートは期待してね?」


「わ、わかったわよ。そんな大声で言わないで、他の子も聞いているのよっ!」


わかったよ。レイ、恥ずかしいんだね。


「藤沢艦長、撃破完了です」


「何? もうか?」


「で、敵機はなんだったんですか?」


「えっ? 目視外からだったからわからんです」


「はぁ? 目視外って? まさか?」


「ミサイルか?」


「まあ、そうです」


二人はぽかんとあきれた様な顔をする。だから、ガチャが原因だって!


「それで、敵空母艦載機はまともそうですか?」


僕は藤沢艦長に豊原の空母艦載機の最深情報を聞いた。


「 Yak-3(ヤーク・トリー)と Il-2 (イール・ドヴァー )を海軍向けに改造したのヤツだ。航空魚雷は先ずもっていないだろう」


「随分旧式機ですね?」


「新鋭機は高速機だからな。着艦が難しんじゃないかな? そもそも専用の艦載機はないんだから」


「それもそうですね」


となると、僕の航空兵での攻撃の出番はあるな。


「藤沢艦長、僕の航空魔法兵に豊原の空母攻撃を任せてもらえませんか?」


「大丈夫か? 君は航空兵の敵艦隊への攻撃を嫌がっていたんじゃないか? 危険度が高いんじゃないか?」


「それはそうですけど、流石に空母1杯の戦力で空母2杯の撃破は難しいでしょう。それに、今の僕の航空兵は対艦ミサイルを装備してます。敵射程外から攻撃可能です」


「ミ、ミサイルか?」


「はい。危険はありません」


「わかった頼む。だが無理はするなよ」


「勿論です」


藤沢艦長が僕に敵艦隊攻撃の許可を与えると僕は直ちに航空魔法兵へ魔法通信を送る。


「レイ、今での辺?」


「葵、何を慌てているの? そんなに急いで大至急ご褒美の鞭が欲しいの? …どれだけ欲しがりなの?」


いや、僕ただの連絡しているだけで鞭いりません。


「レイ、そうじゃなくて、未だ戦闘中なんだ。今度は敵艦隊に向けて彗星、ナナ、銀河を援護して進撃できる魔法の余裕ある?」


「大丈夫よ。未だ半分以上、2/3はあるわよ。でも、追加の注文だなんて生意気な下僕ね。そうね、犬用のエサ皿で食事をしてもらうかしら?」


それ、レイの方が欲しいんじゃない? という突っ込みは止めておいた。また、壊れて更にドMが悪化すると困る。美少女のドM要望は残念極まり、できれば聞きたくない。


「わかったよ。それでお願い」


「わ、わかったわ! 犬用のエサ皿で食事ね? それもみんなが見ている前で無理やり食べる様言われるのね? それを恥ずかしさを堪えて、まるで犬の様に! 萌えるわ!」


これ、僕が犬になった場合の萌えかな? それとも自身が犬扱いされた場合の妄想?


「じゃあ、頼むよ」


「わ、私、別に犬扱いしてもらいたくて頑張る訳じゃないからね! 犬の様に葵の前でエサを食べさせてもらった! ああ、それから首輪を激しく無理やり引かれて駄犬の様に扱われるのね? えっ? 全裸でですって! もう、そんな激しい要求だんて! わ、わかったわ、そこまで言うなら、レイ喜んで、あわわわ、仕方ないから全裸でお願いします」


さぞかし羞恥の為顔を赤くしているのだろう。でも、僕、そんな要求全然してないからね。レイは最近妄想癖が進んで、僕の言う事を捏造してもう、元の僕の発言の痕跡が跡形もない位残念になっている。もう脳のネジ全部とれちゃってるみたい。


「いってきまーす!!!」


レイが喜々として変態を率いて、進撃する。誤変換でない処が悲しい。


程なくして攻撃が開始された。彗星、ナナ、銀河の主力兵装は17式艦対艦誘導弾だ。実は JASSM-ER巡航ミサイルも装備可能だが、流石にオーバーテクノロジーで、魔法小隊が悪目立ちしない様に気をつけた。もちろん、装備事態はしている。


「葵お兄様、銀河攻撃開始します」


「頼むよ。銀河!」


「彗星にも優しい言葉をかけてよ? 後、午後の委員会はサボっちゃダメよ」


「わかったから、彗星も気をつけてね」


「う、うん、ありがとう、葵君!」


「ああ、ナナにも優しい言葉、お兄ちゃん!」


「ナナも、それと銀河も気を付けてね。帰ったら、みんなで大富豪しようね」


「「「「「やったー!!」」」」」


みんな大富豪が大好きなのである。ちなみ最近わかったのだが、レイは頭が悪いので、頻繫にド貧民になるが、みんな良く心得ていて、レイにおしっこ我慢のご褒美をあげるのだ。既に3回程、レイはおそそうをした事がある。もちろん、トイレには無理やりいかせているが、最近足を抱えて用を足す手伝いをしろというアウトな要求をする様になって、押し問答になって、かなりの確実でおもらしをする。幸い、トイレの中に無理やり突っ込んでいるので、その瞬間を見た事は無いが、レイは不満そうだ。見られないと恥ずかしくないからだろう。もう、温かい目でその瞬間を見た方がいいのか? 


最近僕の魔法力が進化した。魔法兵の行動がわかる様になった。まるでCICの中みたいに、魔法兵の行動がわかる。魔法で指示も可能だが、味気ないので、直接魔法通信で指示を出しているが、5人の航空魔歩兵、5人の海上魔法兵の状況も指揮も同時に行える。


彗星達が対艦攻撃に入る。ミサイルの射程は200Kmだ。敵艦隊に発見される恐れはない、全員人サイズなので、レーダーには映らない。天然のステルス性能を有する。敵艦隊は突然のミサイル攻撃にさらされるだろう。


僕は意識を脳のCICに集中した。彗星達の攻撃が始まった。脳内には銀河が捉えた敵艦隊の位置とレイ達の位置が示される。約180kmの地点でミサイル攻撃開始。照準は輪形陣の中央、つまり空母に集中した。そして、数分も経たずずに着弾。2隻の雲龍級空母は敵を視界に入れる事なく撃破された。


「銀河、大丈夫? 魔力の残りは?」


僕は銀河が心配になり聞いた。銀河は大型機なので基礎魔力は高いがレベルが未だ低いので、魔力が心配だ。魔力切れの魔法兵は人間並みの装甲になってしまう。対艦ミサイル運用はかなり魔力を要するので魔力切れには絶えず注意を払う必要がある。


「葵先輩、気を使ってもらってありがとうございます。でも、私なんて鬼の様に使ってくれたらいいので、その、魔法兵としても女としても」


「銀河、魔法兵としても女の子としても大事にするから許して」


普通、優しくされた方が嬉しくないかな? 僕の魔法兵、基本ドMだけど、銀河は兵として鬼の様に使って欲しいという。女の子を散々鬼の様に扱って欲しいという要求は全員そうだから、別に気にしない。おかしいよね、僕…


「銀河、魔力は今、どれくらい?」


「ごめんなさい。1/3です」


「駄目じゃないか、そんな無理したら。僕言ったよね? 無理しちゃ駄目って!」


「ご、ごめんなさい。私、ギリギリまでこき使われたくて、ついっ!」


「もうみんな帰ったきて、僕を心配させないでね」


みんな帰還する事になった。残りの艦隊は天城の航空部隊と戦艦大和及び僕の魔法兵で対応しよう。

連載のモチベーションにつながるので、面白いと思って頂いたら、作品のページの下の方の☆の評価をお願いいたします。ぺこり (__)

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『連載版こうかい』~幼馴染に振られた上、サッカー部を追放されたら、他の幼馴染がドン引きする位グイグイ来た。えっ? 僕がいなくなって困ったから戻って来てくれって? 今更そんなのしりません~
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