第十四話 最年少の○○
間接的にR15です
「な、なんで泣いてんだ!紫月」
「だ、大丈夫かい?紫月。痛いの?どこか」
「おい!隊長、なんで泣かしたんすか。」
皆の誤解をとかないと…
「う、嬉しくてっ」
「な、なんじゃそりゃ、当たり前だろ。こんなこと」
「紫月は出会う人を間違えたね。これからは僕達が一緒だ」
「そうですよ。当たり前。当たり前。」
「泣かなくても…こんなことで」
「お、おい!この空気で悪いがそろそろ大会始めてもいいか?時間押してて」
副隊長が申し訳なさそうに話しかけてくる。
「お、おい。何考えてんだ!暁さん。紫月は今そんな状態じゃ…」
「いいです。出来ますっ。」
皆、俺を心配してくれている。なんか、両親みたいだ。俺は、バックから鎌を取り出してリングに向かう。リングに上がると、隊長、副隊長が居た。隊長は複数のナイフ。副隊長は剣。
「ルールは簡単。武器を持って攻撃。ただし、首だけ、寸止めしろよ。首飛んでいくぞ。下手したら。んじゃあ、やるぞー」
ん?それ、やばくない!!!
でも、寸止めだ。大丈夫。
リング外では、誰が隊長になるかかけている。
もちろん、俺は最下位である。まぁ、簡単に勝てるわけないけど、できるところまでやろう。
「よーい!はじ」
「め!」
「め!」が発されたと同時に俺は飛んだ。2人の近くまで落ち、首寸前まで鎌を持っていった。そして、着地。もう少し、引っ張ったら、2人ともの首が飛んでしまうのでこのまま。
ん、、、なんで動いてなかったの?隊長副隊長?