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エッセイ

古典の源氏物語で語ろうかと……。

作者: 入江 涼子

源氏物語は古典であまりにも有名な作品ですね。


かく言う私も学生時代に源氏物語を漫画化したかの有名な作品を読み、はまりました。さて、源氏の中では色んな魅力的な人物が出てきます。

特に私は女性が好きで彼女たち目当てに読んでいたほどで。好きな人物で挙げるとすると……。

一人目は末摘花の君でしょうか。理由としては顔に非常にハンデがある女性ですが。性格、人柄が真面目で誠実な人なんですよね。

「蓬生」の帖では光るの君が明石・須磨に隠遁としたと末摘花の君は聞いて無事を祈ります。ところが無事に光るの君は都に戻ってくるも末摘花の君の元には一向にやってきません。

その後、彼が再び通ってくるまで邸を出ても行かずに末摘花の君は待ち続けます。というくだりになるのですが。

この彼女の純粋さには光るの君もいたく感心したと物語では綴られていて私もよく三年も待ってたよねと素直に思いましたが。

なんと言うか、すごく末摘花の君には親近感を感じます。

もう一人は空蝉です。彼女も中流の出身で零落した家で暮らしていました。

その後、空蝉は色々とあって伊予の介という父親ほど年上の男性と結婚します。

彼と穏やかな日々を過ごしていた空蝉でしたが。ある夏の暑い日に伊予の介の自宅に方違えと称して客人が一晩泊まりにやってきます。それが光るの君ー光源氏でした。

光るの君は偶然、伊予の介宅にかつての中納言家の出身である空蝉の弟の小君を見つけます。そして、義兄で伊予の介の息子の男性に小君について尋ねました。そのやりとりから光るの君は姉の空蝉が伊予の介の妻としてこちらにいる事を知ったのです。

そうして空蝉は、という展開になります。空蝉は後に光るの君に何度も手紙ー文を送られたりするのですが。気丈にそれを断り続けます。

無理に寝所に押し入られた時もとっさの機転を利かして一枚の薄衣だけを残して逃れたというなかなかに見かけと中身にギャップがある女性です。

見かけは小柄で守ってあげたくなるような人ですが。中身は気丈で賢い女性だったようです。

さて最後は夕顔です。何か中流の女性ばかりあげていますが。夕顔は実は源氏物語の中でも一際人気の女性のようで。

彼女も小柄で可愛いタイプだったようです。夕顔も先ほどあげた空蝉と似たような境遇で三位中将と呼ばれた人が父であったと描かれています。

夕顔は夏の暑いある日に光るの君にある一首の和歌を真っ白な扇子ー蝙蝠に書いて送ります。そこから光るの君とのお付き合いが始まりました。

が、その恋は長くは続きませんでした。とある廃屋になった邸で光るの君と二人でいた夜に夕顔は突然亡くなります。

あまりにもあっけない最期でした。光るの君はこれがきっかけで夕顔が忘れられずに過ごす事になります。

夕顔は見かけは可愛いくおっとりとしていますが。中身はユーモアのある人であったようです。光るの君が自慢げに自分の綺麗な顔について和歌を詠みます。

ところが夕顔は「明るい中で見たら案外大した事はなかったわ」と皮肉を込めた和歌で返答をします。

光るの君は普通であれば怒りますが。なかなかに面白いとかえって夕顔をますます気に入ります。

さて、三人ほどあげてみましたが。いかがでしたでしょうか。私の紹介文では拙いものではありますが。源氏物語を少しでも楽しんでいただけたらと思います。

終わり

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