閑話
主人公が気絶し、とある少女に拾われた頃……
……から時は少し遡り……
神界、主人公の部屋にて……
主人公が去った部屋の中
神様はまだそこにいた
私の名前はイリス、職業は神様です!
管轄する世界は数千個に登りますが、力のある神ではありません……
私は誰に話しているのでしょうか…
まあそれは置いておきましょう。
私はあるひとつの魂を私の管轄する世界のひとつ……彼にとっては異世界に跳ばしました……
そう、跳ばしたのです。
私がなにもしなくとも
彼は身体を自ら生成して
自らの存在を確立していくでしょう…
それにしても……
「どうして私は義兄の名を彼に預けたのでしょうか……」
〈〈竜ヶ峰 友斗〉〉
神と対等に話せる人間ならざる者、
長い時を
あの神域で過ごしていたために獲得したであろう
神の性質
しかも魂という野晒しの状態でいた彼は限りなく神に近い生命体になった
私がみた彼は……
魂だけだった彼は人の性質から
神の性質に変化していた……
私の義兄と同じ……
人から神に至った現人神……
そんな存在に私の力は良し悪し含めて作用しない
跳ばすだけで精一杯……
……この胸の違和感も、
いつか分かる時が来るのでしょうか……
「クスッ、彼はどんな日々を積み重ねるのでしょうか。」
私は楽しみで、本当に楽しみで仕方ありません……
暫くして辺りを見回したのですが
「……さて」
この部屋はどうしましょうか……。
このままにしておいても良いですが……
一応、壊しておきましょうか?
私はそう思い至り
壁を触ってみて驚愕した
「あれ?」
この部屋……
「神殿の役目を……果たしている?」
その状態に私は驚愕した……
例えると
神殿とは人間にとっての内蔵に当たる物である。
無くなってもそれなりに信仰がある神ならば
原型を失いはしないが
彼の場合にはそれがない……
神殿が無くなれば存在が稀薄になり、
最悪消えてなくなる……
私は気付かなければ……
跳ばした彼を手に掻けることに……
……というよりも
「うう、何故気づかなかったし私❗」
私は自分の不注意さで危うく
楽しみを潰しかけていた事に突っ込みをいれた。
…… ̄ ̄閑話不休 ̄ ̄……
さて転生とは
特典を貰える物だと勘違いしている方が多いのですが……
まぁ死んで次の世界で生き返るという点では
特典と呼べるでしょう
……あっ特典がないと知ると落ち込んでいますね
でも
「特典が存在しないのが、
逆に聞くけどそんなに驚きますか?」
と私は問いかけて、
「大丈夫です、友さん貴方はもう既に御自身の異能を手に入れていますよ」
続けて私はそう言っていた
その言葉に友さんは
「特に何も……変わっていないように感じますが?」
その友さんの答えに私は小さく
「気付いていらっしゃられないんですね……」
と呟いていた
そのあとは、自信の世界の話をしたり
色々な世間話をして……
……?
……今思えば何故彼は、
今のあんなにも神界の状勢に詳しいのでしょうか……
軽く流していましたが
神界の上層部でも与えていない情報の筈なのですが……
……彼はいったい?
何者なんだ~!
はい神様sideの話にしました、細かいところは
書いているんですが……
……なんか、もう主人公可笑しい事になっていますね。
本当は温めるべきネタなのでしょうが
もう、これ以上伏線いれると処理落ちしてしまいますゆえ
このような形になりました……
では、また見に来てください祈ります。