その出会いは……とある少女の物語の始まり…………多分……きっと……そうなると思う。
ヒロイン登場!
……狗じゃないよ?
友斗 side
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俺の意識が戻る
「…
…ここは?」
辺りは暗くなっている……
どうやら俺はあのデスループからの脱出には
成功したようだ……
節々がいたい早く川から上がらねば
……川岸を這いつくばりながら
水を吸い込み重くなった衣服を岸に上げたと同時に
身体が悲鳴を上げる
……うっ、動けねぇ。
「俺は……あの地獄のループから抜け出したんだな」
俺の身体は震えだす俺の意図関係なく震えだした
ああ、これはそう……
歓喜だ!
這いつくばり動かぬ身体に鞭を打ち
周囲を確認しようと顔を上げた
そこには……
「ワンッ!」
……あれ?おかしいなぁ
俺の視界にはまだ狗が見える
はて……目を擦る
前を向く
「ワン」ハッハッ
……狗怖い。
再び俺の視界は暗転した……
友斗 side out
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???side
主人公が気を失う少し前
友斗が這い上がった岸の近くには村があった
特に特出した生産物もなく
ごくごく普通の村である。
そんな村の近くを流れる川の上流にある納屋には、
一人の少女の姿があった。
私の名前はマリアともうします
以後お見知りおきを?
一日の仕事が終わり
私は今、日記をつけています
そこへ、来訪者が……
「ワン!ワン!」
「ん~?どうしたのララ?」
私のこの子は愛犬で名前はララ!
男の子だけど女の子みたいな名前なんだ!
……私がつけたんだけどね
大事な家族だからもっと
格好いい名前の方がいいかなあとも思ったんだけど
ララはそのままでいいみたい
そして狩猟犬に分類される犬種だから
からだが凄く大きくてたくましいんだ
じゃなくて‼
「待ってよ~!ララ」
そのまま何処かへ行ってしまうララを見て私は
ララが私を呼んでいるように見えた
念のために壁に立て掛けてある弓矢を手に取り
ララのあとを追った。
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ララを追っていくと川に向かっていることがわかった
そこには倒れていると思わしき影があった
ララは戸惑いなくその影へ向かった
「ララ?」
ララは狩猟犬の為警戒心が強く
余り人には寄り付かない筈なのだ
「ワン!」
私は武器を取りだしララの元へ向かった
「人?」
そこには……
俯せに泡を吹いて気絶する
青年の姿があった
誰?
??? side out
なんとかなるサー!
……なんとかなるといいナー……
女性の気持ちを理解しようなど、
そんな大層なことは言わない!
だって男の気持ちでさえ理解できないんだもの!
(中学生の頃の同級生のポエム集「可哀想な僕」から抜粋!)
一応、許可はえていますよ?……何年か前に……
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中学生の時無謀覚悟で得た知識をなんとか使いたい!