すごい!世にも珍しい神様命名!
……する必要性が皆無な件
前回までのあらすじ~
俺の名前はない!
目が覚めたら身体が縮むどころか……
俺の身体は謎空間に浮いていた!
その場にあった見覚えのありまくる破片をかき集め
かなりの時間をかけて修復し尽くしてやり
そして、俺は内側だけの
等身大「俺の部屋」で寛いでいると
いきなり部屋の扉が開け放たれた!(バンッ
何者かが俺の聖域(俺の部屋)に
無断で上がり込んでくるではないか‼(驚愕
俺は咄嗟に扉の方を見た!!(見た❗
するとそこには一人の神を名乗る少女の姿が……
そして紙から明かされる衝撃の真実!(なッなんだってー
どうなるおれ?がんばれおれ(棒
俺の最後の晩餐はこれからだ!(白目
次回
〈悠々自適に暮らしたい!〉(嘘
さぁて皆さん!(無表情
ご一緒に!(笑顔
ヒダルマ!二ンニク!ヒキニクニィ!(真顔
ヒダルマ!二ンニク!ヒキニクニィ~!(真顔2
ブォォウン!(風圧
ヒューーン………………キラン!(彼は星になったのだ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……さて、真面目にするか。
俺は先程の思考を遥か遠くに投げ飛ばし
何もなかった事にした。
俺は少しばかり大きく深呼吸をしてから
背筋を伸ばし神様に向き直った。
「名前がないと転生できないんですね?」
「はい…申し訳ありません……」
神様は未だにシュンとして俺に謝ってきた
……どうしようもないんじゃないのか?これ?
あれ?名前を思い出さない限りこのまま俺はずっとこの謎空間(俺の部屋)に居続けることになるのかな?それは……ちょっとどころか絶対に嫌だなぁ……
あっ!あだ名とか使えば……
……って!覚えてないし❗
あるぇ、もしかしなくても自分の名前関連全て全滅?
……まじで?
「あの!」
神様が喚んでいるため俺は思考を切る
「なになに?」
「よろしければ私が貴方に命名しても宜しいですか?」
他人に名前……しかも実名をつけられるのは普通は忌避するものだが……
名前を完全に忘れているこいつには当てはまらなかった……
……おお!
「おぉその手があったか‼
ああ‼宜しく頼む!俺には名前が必要だ!」
「え!?あっ‼はい!わかりました請謁〈〈せいえつ〉〉ながら貴方に名前を与えたいと思います」
そう言って神様は、「ん~」と唸りながら私!考えています!というような仕草をしていた。
神様は自分が言ったことなのに狼狽えていた……何故に?
少しすると思案しているような仕草をしていた神様は俺を見てきた
そして、その顔に俺は絶句した……
俺は神様を見ていた……いや見えるのは当たり前なんだけど……そうじゃなくて……俺は見たんだ。
その神様の顔を
所謂、神としての顔を……
それも一瞬で直ぐに元の顔に戻っていた。
……なんぞ?
そして神様は微笑みを称えながら
俺に名前を示した
「では
竜ヶ峰 友斗〈〈りゅうがみね ゆうと〉〉
このような名前はどうでしょうか?
因みに貴方と同じ国から出た英雄の名前ですよ‼」
「どうでしょうか?」と、身を乗り出しながら俺の返答を待つ神様……
……ふむ、ニュアンス的には多分、金髪のイギリス人に
(アーサー)と名付けるのと同じ感じか?……
……よし決めた‼
「竜ヶ峰……友斗……
うん!格好いい名前だ!それにします❗」
そう俺が言うと神様は凄く喜んでいた
その姿に俺は、まるで自分の事を誉められ喜んでいるように見える……
ふと俺は神様に聞きたいことができた
キョトンとした顔をするんだろうなぁと何となく予想しながら
俺は質問した
「そういえば神様には名前はあるんですか?」
神様はやはりキョトンとした顔をして俺に渋ることなく自身の名前……
神様は自身の名前を教えてくれた。
「私はイリスと申します」
神様は……
「イリス様」はそう俺に答えてくれた
「では、命名の儀式の準備に入ります」
……神様からの命名はやはりそれなりの準備がいるようだ
部屋の外に出るよう促されたため
俺は部屋の外に一旦出ることにした
外は謎空間であることを忘れて……
…… ̄ ̄只今準備中 ̄ ̄……
スッ転んで部屋の入り口に頭をぶつけた俺を助けた神様は……
神様改めイリス様は現在、部屋の真ん中で
何やら詠唱?をしている。
……ふと、思う
魔法なんて俺の世界にはなかったなぁ……と
なんか普通に適応した自分に驚いていると
部屋の中が光を放ち
イリス様を中心に魔方陣?らしき
模様が浮かび上がった。
言っていなかったが
俺はその儀式を窓の外から見ている
因みに脚は地に着いていない
浮かんでいる……おお!ファンタジー!
俺がバカな思考をしているとイリス様はこちらを見てきた
「命名の準備ができました、入ってきてください」
そう言われた俺は窓から……ではなく
普通にドアから入った
さすがにマナーは守るよ?俺。
…… ̄ ̄閑話不休 ̄ ̄……
「では神、イリスが神名〈〈な〉〉において命名します!」
そして声高らかに俺に名を告げた
〈竜ヶ峰 友斗〉
その時、俺の魂にその神名〈〈な〉〉?が刻まれた気がした……
「今、この時空より
貴方の名は決定されました‼」
そこで区切り
「貴方の神名〈〈な〉〉はその魂が尽き果てるその時まであなたと共に在り続けるでしょう。」
イリス様は最後にそう締め括った……
そういえば今更なんだが
今、神様に命名されたのか……俺……
…ヤバイ認識したら足が震えてきた‼
実はね……僕には名前が存在しないんだ……
だからね?
君が僕に名前をくれないかい?
僕と契約して名付け親になってよ……
ぇ?いや?……そうか……安心した……
わかる人にはわかる筈❗
バカな私を許してください!