俺はとても大事な記憶を無くし……とある少女の家に居候する
いつか改訂します
ではどうぞ!
ふと意識が浮上する感覚に俺は何処と無く
懐かしさを感じていた。
(そういえば俺は死んでからというもの
あの謎空間に居たときは一睡もしていなかったな
厳密には寝ようとしたが眠れなかった
というほうが正しいな、うん。
人は夢中になると時間など忘れるというが…。)
眼を開けると俺はベッドに寝かされていた
誰かに助けられたようだ。
はて?俺は滝から落ちて死んだはずでは?
生きているのならば川辺で目覚める筈だ
でも俺はそこで目覚めた訳ではない
でも、先ずは永年の夢を果たすとしよう。
「知らない天じょッ!」
いっ痛い頭が……!なんだ!言わせろよ‼最後まで!……?
そこまで思考して自分の頭に違和感をかんじ触れてみた
「?」
頭に何か……これは……包帯か?
見回すと更に知らない場所の光景が見えてくる
辺りを詳しく確認するとベッドの隣には水の入った桶があり
誰かが看病してくれた事を語っている。
「あっ起きた?」
誰かが話しかけてきた。
ふと横を向くと未発達の華奢な体躯をした少女が
視界の外から出てきた……
とりあえず、少女の体型の事は置いておこう。
それよりも聞くことがある。
「この包帯は君が?」
「うん!そうだよ‼」
元気な子だ、純粋にそう思った。
とりあえず礼言おう、とベッドから脚を下ろすとそこには……
ワン!
ズサアッ!
俺は反射的に勢いをつけてベッドの足を下ろそうとした反対側まで後ずさった……そして反対側から落ちる。
少女のくすくすという笑い声が聞こえる……。
受けを狙った訳ではないが
笑ってもらえるなら何よりだ
自分のこの姿は流石に笑える。
大丈夫ですか?と声を掛けてくるところを見るに心配はしてくれているようだ
しかし笑いを堪えているのか喜色が混じっている。
でも俺は大丈夫じゃないすぐそこに危険物がいる‼
検知!犬である❗大きさからしてあの狗ではないなと断定!しかし犬!されど犬である❗
最悪だ!俺は何故か狗が恐ぁい!⁉
ぶつぶつと声に出している事に気づいていない俺……どうやら、あの転生時の悪夢がどうやらトラウマになっていたらしい……すると、少女は何時までも返ってこない返答を待っていたのか痺れを切らして俺に話しかけてきた。
「あのぉ……ねぇ……おい!君!」
まだ身体は拒絶反応が出ているが……まだ口が勝手にぶつぶついっているがこれ以上待たせるのも恩人(?)に対し忍びないので返答することにした。
「しかし狗とは……はい、なんでしょう?」
何とかうまく返答できた
その返答に少女は
「名前を教えてくれる?」
「?」
「君の名前だよ、ほら自己紹介されたら自分の名前を名乗るのは礼儀だろ?ね?」
ああそういえば名乗ってなかった……な、あれ?
「……自己紹介されたっけ?」
「あっ!してないや……ごめんごめん
した気になってた。あはははは」
とりあえずこの子は天然のようだ
元気に自己紹介してきた
「私の名前はマリアっていうんだ!
親にはマリーて呼ばれてたから
マリーって呼んでね!」
……とてもフランクな挨拶だ
しかし俺はそれに反応こそ返すが事態は悪い
……やばい
「どうしたの?」
汗を流して顔を青くする俺に対し少女…
…マリアさんは不思議そうに此方をみてくる……
「な……」
「な?」
反芻しなくてもいいけど!
「名前を忘れた❗」
転生した俺は……何故か神様……イリスにもらった名前を滝に忘れてきたらしい……どうしようか……
…… ̄ ̄閑話不休 ̄ ̄……
狗を見てさらっと記憶を失った俺は
今絶賛焦り中である‼
てか!魂に刻まれたんじゃないの?俺の名前❗永遠に共にあるんじゃなかったの!俺の名前❗
あれ?俺?名前忘れすぎじゃね?
あの謎空間でも俺は名前を忘れてた気がする……
いやしてたからもらったんだけどね?
しかし名前がないと不便だ
まあ思い出すまでは……
「自分の名前を思い出せないんだ
とりあえず「ななし」と呼んでくれ」
我ながらセンスがない
少女は驚いた顔をしたあと
へぇ……と一息つき
何かを思案しながら話しかけてきた
「そうなんだぁ……だけど
ん~記憶がなくなるなんて聞いたことがないなぁ~。
……ななしじゃ呼びにくいから……
なっし~だね!
よろしくぅ!なっし~!」
……何故か黄色い奴……詳しくは前世の某市の梨の妖精が奇声を上げながら躍り狂っている様子を幻視したが振り払う
……なんだったんだ今のは?
と、目を煌めかせてこちらを見てくる少女に応答しなくては
「まあ……うんそれでいいよ
よろしく!マリアさん」
「マリー」
「ん?」
「マリーって呼んで欲しいんだけどなあ……」
ニヤニヤしながら此方を見てくるマリアさん…
…ははあ、そういうことか
彼女は俺が名前を呼んで恥ずかしがる姿を
期待しているようだ……
天然に見えて……見え透いた策を……
だが俺は紳士である…
…紳士だよね?……
……心配になってきたが
まぁ……
「じゃあ、そうさせてもらうよ……
マリー」
キョトンとしたあと
にかッと満面の笑顔になった……
ちょっと勘繰りすぎたかもしれない……恥ずかしい……
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
色々と話していると俺は怪我が直るまでの間
マリア……マリーの家に御世話になることになった
マリーと話していると
少女の家には親がいないらしい……
こんな少女が
でも家に独りで住んでいるなんて
異世界に俺の世界の常識を持ち込むのは
良くないのかもしれないが
俺みたいな余所者を家に上げるのはいただけない
俺がもしも悪い奴で
何かよからぬことをされたら
どうするつもりなのか……
それを告げた彼女は俺に対しこう言った
「ララが懐いたから貴方は悪い人じゃない!」
……だって
無警戒すぎる‼
ララを信頼しすぎ❗
ッ!
「ってこら!ララ!舐めるな!」
俺はお前が怖いんだよ❗
そこで、いきなり
今まで謎空間では鳴らなかった
お腹の虫がないた……
「…。」
「何か食べます?私、何か作りますよ‼
料理は得意なので❗」
腕を捲りながらそう言う彼女……
じゃあ……
「……頼むね」
「うん!どんと私に任せるといいよ!」
現在、俺は彼女の無垢な笑顔には敵わなかった……
ああ、恥ずかしい!
さらっと自分の名前を忘れる馬鹿
イケメンの癖に❗
……
次は少女マリアさんの視点
食事中に話していると……




