復讐に身を委ねるか。それとも…
みなさん。初めまして。甘ったれデブです。初めての小説ですので、へたくそかもしれませんが、どうか温かい目で見守っていてください
私は麻倉イザム。18歳。今、目の前に真っ白い肌をした女神が立っている。普通の人間ならば驚愕する場面であるが、今の私にはどうでもいいことに思えた。私は最近まで某国の兵士をしていた。自らの髪の毛を刃物や重火器に変えて戦うという能力を持っている。家族は乳飲み子の娘、ルイだけ。妻のカヤは民間人で、私の仕事のことはあまり知らない女。とにかく優しくて何より、私の荒んだ心を癒やしてくれたかけがえない存在、初めて得た護りたい存在だった。「子供が出来ちゃった。」そう告白された時は本当に嬉しかった。自分の家族を持てる。これ以上に幸せなことは、この世界にあるであろうか。世界には絶望もあるが希望もあるのだと感じた瞬間だった。そう思っていた矢先に、その幸せが突然崩れ落ちた。カヤが死んだ。移民だからという理由でスパイ容疑をかけられ、殺されたのだ。ルイを産んだ2日後だった。しかも殺したのは私の姉貴ミコトの彼氏ミライ。つまりは義兄だ。自分の大切な存在がスパイだとは信じられなかったし、まさか殺されるとは思ってもいなかった。私は彼女を失ったことと殺した相手が自分の身内だという、二重の悲しみを抱えた。しかし、妻の死後、工作員が捕まり、そいつがスパイ活動をしていたことが発覚。つまりは濡れ衣だった。私は姉貴や義兄は勿論のこと、自らが所属していた組織の上層部を恨んだ。姉貴や義兄は土下座しながら謝罪したが、上層部の老害どもは謝罪を拒否した。むしろ、「お前の義兄は何年かすれば組織の首領になる男だ。だから、このような不祥事は存在してはならない。したがって、今回の罪は不問とする。だから、お前もこれ以上騒ぎたてるな。」その言葉に私は耳を疑った。「ふざけるなっ!!罪のない民間人を殺したんだぞっ!!!それでおとがめなしだとっ!?」「そもそも移民の女を妻にする方にも問題がある。それはそうと、2~3日もしたら納骨も済むだろう。そうしたら、直ぐに職場に復帰しろ。」私はその日のうちに組織に辞職届を叩きつけた。家に帰った私はルイの寝顔を見て、泣き叫んだ。そして、醜い偏見や差別に満ちている、この世界に嫌気がさした。そして私は娘を道連れに死のうとさえ考えた。そんな時に、森で私は「女神」に出会った。明らかにこの世の者ではないと感じた。彼女は口を開く。「二度と大切なモノを奪われたくない。もっと強くなりたいと願うならば、ついてきなさい。」 私は彼女に導かれるように娘と異世界に旅立った。
つまらない作品を読ませてしまい、申し訳ありませんとにかく、作品を書いて誰かに評価して欲しかった。そんな思いで書かせて頂きました。機会があればまた、また書きたいと思います。それでは、本当にありがとうございました。