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収集家のゲーム攻略  作者: iz@9
4/42

ジョブやスキルの重要性

現在のジョージの欠点では、攻撃力や防御力の圧倒的低さである。


それを補うために今回の報酬から選ぶことも出来る。


他に・・・・

包丁であれば、料理人のジョブがつく可能性がある。


調合セットでは薬師のジョブになれるかもしれない。


馬であれば、サツキのようなブリーダーもしくは移動が楽になるかもしれない。


スキルクジであれば、何かしらの新たなスキルが手に入るかもしれない。


幸運の腕輪では、致命傷を避けやすくなったり、アイテムドロップ率が上がるかもしれない。


自分のダンジョンとかを進めるには地図も、必要である。


全てが魅力的な条件である。



『じゃあ、コレでお願いします。』


そう言ってジョージはアイテムを受け取り、シャルロット家を、後にする。




次はダンジョン攻略したい所だけど。まずはレベルと装備を上げないるしかやることがなかった。推測ではあるがある目的も込めて。


毎回MPはギリギリまで使い込んで、アイテムで回復。その繰り返しであった。



金はないのだが、スキルを使っていると回復系のポーションを、よく拾っているため乱用しているのであった。






ジョージはステータスを確認する。



ステータス

名前:ジョージ

性別:男

Level:5

HP:200

MP:100

攻撃:70

防御:120

job:収集家Level2、短剣使いLevel1

skill

スロット1:真実の眼Level2 コスト5

スロット2:なし



少しであるが、レベルは上がっている。そしてジョブ欄に短剣使いの名前が出現している。


出現方法に関しては、一定量のモンスターを短剣で連続100体撃破な気がする。

(収集家のジョブの影響でジョブやスキルの獲得にかかる比率の激減という効果があるが、ジョージはまだ気が付いていないのだが。)


ジョブの短剣使いを先頭ジョブに切り替えると


ステータス

名前:ジョージ

性別:男

Level:5

HP:3500

MP:20

攻撃:800

防御:560

job:短剣使いLevel1、収集家Level2

skill

スロット1:真実の眼Level2 コスト5

スロット2:なし


やはりか・・・・



ジョージは初めから予測していた通りであった。ジョブによりステータスの変化が著名過ぎる。恐らく、特定装備への上昇補正も働いたのだろう。



それにしてもこのステータスは他のゲームと比べて変わっているのである。普通であれば速さとか魔法とかの基準となる項目があっても良いのだが・・・・そこら辺がスキルやジョブ優位なゲームなのであろう。つまり、このゲームの攻略方法としてアイテムやジョブも大事であるがスキルによる能力の取得が大切であることが言える。


つまり、多くのスキルを手に入る為には、多くのジョブを手にする必要がある。



攻略組に関しては、そのことを気がついている人も多いため、初イベントやダンジョンクリアにこだわっている人が多いのである。



初期組が優位かと言うとある程度そうであるが、クリスタルの獲得ランキングの報酬でもスキルもしくはジョブの入手があるため、一気にダンジョンを攻略して上位になれば特典があるので、そのためにまだクリアしてないダンジョンを多く溜め込んでいる人も多い。また、個人的イベントに関しては、今回のジョージのように特定スキルが無ければクリアするのは難しいため、放置されているイベントも多く存在しているのである。



そのため、クリア特典に関してはジョージは迷いなく『スキルクジ』を選択したのだった。



ジョージはこのアイテムを失うわけにはいかなかった。なぜなら死ぬことでアイテムの紛失のリスクが高まってしまうからだ。


本当なら金庫に預けるのだが、始まりの町には唯一金庫のない場所である。


失う訳にはいかない。


そのため、開かずの洞窟に現時点で進むことは出来ないのである。

もし近付いて強制的にダンジョンに入ってしまったら損しかしない。

だからこそ本来なら使ってしまうべきなのだが・・・・


ジョージは現時点では使う気はないのである。



また、アイテムは全て交換・売却するのとができるのである。また、オークションも存在しているのだが、ジョージは知らない。



まずはヒロやサツキと連絡を取るか。


メニューを開いてフレンドリストのヒロを選び、CALLボタンを押す。



しばらくすると

『ジョージ、なんかあったのか??』


雑音とともに声が響き渡る。恐らく何処かのダンジョンであろう。


『次の町に行く必要が出来てしまったので、協力して欲しいんだが。旨みのある話もあるからお願いな。始まりの町で待っている。』



しばらく経つとヒロはサツキと共に来た。



アイテム【テレポート】

行ったことのある町に移動することができる。他のゲームのようにパーティで進むことは出来ないので、自力で進んで行くしかないのである。


『で、どうしたんだ。呼ぶってことは急ぎの用なんだろ?だからダンジョンをすっぽかして来た』


笑いながらヒロは言う。



『金庫に入れたいアイテムを手に入れたんだ。詳細なことは歩きながらでも良いか?』


次の町に着くまでに一通りの説明とこれまで手に入れた情報の整合性を確認する。



まずは金庫に預けてまたスグにダンジョンを攻略したい。事も伝えるとヒロはテレポートのアイテムを渡して来た。



初のダンジョンなら急がないとな。




スキルクジを預けると3人で再び始まりの町に戻る。



二つめの町の滞在時間は5分もかからずに終了したのだった。





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