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職業いろいろ


「ここが『宙弐平株式会社』です。」







おーー。


別にこれと言って大きなビルではなかったのだが、一応、喚声をあげる生徒一同。


「でもさー。」

列の中からつぶやきが聞こえる。

「サラリーマンとか、会社の歯車だよなー。」


「評価いただきましたぁー!」

小川さんが『中2病P』と書かれたぽっちボタン機を押す。

「何なんですか、これは」

 先生がぽっちボタン機を指指しながら聞く。

「このぽっちボタンが押される度に、『中2病の評価ポイント』が加算されていくのです!

ちなみにこんなことをすることに、意味はありません!」



「俺の父親、サラリーマンなんけどさぁ。

 サラリーマンだけにはなりたくねぇよなぁ。」

 またどこかから男子のつぶやきが聞こえてきた。


「出ました!これぞ中2病の評価です!」←先生

「はい!」←小川さん

ポチポチポチポチッと ボタンを押しまくる小川さん



「大体中2病というか、まぁ学生くらいのときは、”会社員”といういかにも地味で普通な仕事に就きたいと思っている人はそういません。

 まぁ、将来の目標がなくてサラでいいやー   もしくは

 現実をちゃんと見えるようになっちゃった方は別ですが。


 ともかく、それの度が越えたところに

 『声優になりたい』やらなんたら本気で言うようになっちゃうんですよ!」


「もう、先生、いいからなかに入りましょうよ!」

加藤さんが先生の熱狂解説に一度ピリオドをつける。

「そうですね、まぁ、中でじっくりと教えればよいでしょう。」

こうして、先生を先頭として、1-Bのクラスの生徒たちは、会社の中へと入って行った。


ガーッ っと自動ドアが開く。その先には一人の女性が立っていた。

「この方が、今日みなさんを案内してくださる、逢坂おおさかさんです。」

「よろしくお願いします。」

 逢坂さんがお辞儀をする。肩でそろえられた髪がすべるように流れる。


「みなさん、宙弐平社へようこそ。ここの会社は本の出版を専門とする...

 まぁ、いわゆる、某出版社です。」


「これでもポイントつきますよ!」←先生


「某出版社に就きたい、と思いだす人もいるのではないでしょうかこの中に。実際私もそうですから。

 何やっているか分からない会社よりも、名前だけポピュラーな会社に勤めたがったり、


 また、専門職につきたいなど考えてもいますね。

 

 『普通な人になりたくない』 ですからね。」

「・・・・・・それ、本気でなりたいと思っている人に失礼じゃないですか?」

「こんなときにまで本を読んでいるのですか!?川嶋さん!!


 確かに本気でなりたいと考えている方はいます。それを侮辱するような言い方をして申し訳ありませんでしたね。

 

 まぁ本当に才能があるなら、先ほど言った『声優』になれるでしょう。アイドルになったりするのだって、夢ではないでしょう。


 しかし、私が言いたいのは!



 妄想を人に話すのはやめていただきたい!ということです!!」



 作者の中学校の頃の話をしましょう。(現在高校1年生 3/6から)

 作者も一時、声優さんになりたいと思っていました。そして、その作者の近くには声優に憧れる同年齢の子がいました。

 はじめ、作者は純粋にその子を応援しました。しかし。

 その子の家に行って、とあるアニメのライブ(声優さんが集まるライブ)のDVDを見せてもらった、ある日のこと。

 見ながらいきなり、その子が会話していた声優さんにツッコミを入れたのです。

 作者は驚きました。その子は言っていました。

 「私がこの場にいたら、こうやってツッコムね!」

 その子は、自分が声優になったつもりで、ライブに自分がいるつもりで、DVDを見てツッコミを入れていたのでした。

 静かに見ていたい作者。しかしその隣にはずっとツッコミまくるその子・・・・・。



「こうして作者は、声優の道に冷めていったのです。今ではただの声優好きです」

「なんでそこで作者の話にするの!?」加藤さんがツッコミを入れた。

「みなさん、今の話を聞いてどうですか!?なんかもうツライです。

 色々イタくて。作者もこれ書いてるとき、精神やら心とか色々苦しかったそうです!」

「作者が書いたとか言わないで!!嫌でも私たちが二次元だと認識しちゃう!!」


「そういえば、私の住んでいた地域のことなんですが。」

 不意に逢坂さんが話に参加してきた。

「私は大阪府出身なのですが、私の通っていた学校のクラスの3分の2くらいの男子が、

 芸人になりたいために、『よし●と』に入ったんですよ」


 うえええぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!?


 一同驚きの声をあげる。


「あの売れるのが難しいし、もし売れたとしてもいつの間にか過ぎ去ってなんだか虚しいことになって挙句の果てにセ○芸人と呼ばれるような職業に!?」

「『お笑いはよし●とに決まっている』と言っていました。」

「そういうことじゃないですよ!?そこが問題じゃないですよ!?てかなんでよし●と!?」


「これは大阪府特有の現象なのですかね。調べてみる必要があります。

 なお、芸人はデリケートな職なため、むやみにこういうことを言ってはなりません!」

 









「今回のお話は、とても酷いことを言ったことがたくさんあると、気づいています。

 暴言をかなり吐いたと思います。

 真剣に将来のことを考えている方もいらっしゃるでしょうに。


 本当にすみませんでした。



 しかし、あんな酷い扱いで物事言った作者は実は、

 『努力したら必ず報われる』 と信じています。


 声優だろうがモデルだろうが芸人だろうがマンガ家だろうが小説家だろうが、有名になるのが難しい職業でも、本気でなりたい方なら絶対になれると思います。



 ・・・・・・と、作者は言っています。




 コホンッ





 さぁ。話を変えて、




 次へ行ってみましょう!!」

  

いつもどおりグダクダですね・・・・・;


私は本当に、努力している人は応援しますよ!

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