story6 シルクは良いやつ
「次は熟練度についてだ。まず、メニューを開いてスキル一覧を開いて」
俺はシルクの言われた通りにした。
「開いたか、じゃあまずスキルをどれでもいいから選択してそしたらアーツ一覧表とグレーのバーがでたでしょ。まず、グレーのバーは熟練度のバーです。熟練度が上がると左側から赤色になっていきます。ちなみにバーの左にある数値は熟練度の数値です」
俺は《片手小剣》のスキルを見ながら理解した。
「次に、アーツ一覧表、今は少ないかもしれないが熟練度を上げていくにつれてアーツは増えていく。さらにアーツは熟練度分だけ強化するために振り分けることができる。例えば《片手小剣》のスキルがある。熟練度が10ちなみにどれであっても熟練度は最高1000だから、《袈裟切り》のアーツがあるとする。《袈裟切り》は攻撃力と攻撃速度を上げるこどができる。そこで熟練度分の10を《袈裟切り》に振り分ける事ができる。といっても《袈裟切り》の場合攻撃力も攻撃速度も10振り分けないと変動はないのだけどね」
説明を聞いて、《袈裟切り》を見たが《片手小剣》スキルが熟練度0だったので今はいいと思った。
「じゃあ、最後にスキルはスキルスロットにセットしないと意味がないんだ。セットした状態で戦わないとアーツは使えなかったり熟練度は手に入らなかったりするから。スロット数は10、この数字は減りもしないし増えもしないよ。だから、どんなプレイヤーも常時セットしたスキル10種類だけしか使えないんだ」
「ということは、対人戦だとスキルの探り合いもあるわけだ。スキルの知識の有無で勝敗が決まりそうだな」
そんな俺の考えを言ったらシルクは苦い顔をして言った。
「多分、認知度の高いスキルなら見破れるかもしれないが、何せ戦闘スキルの種類はだいたい500種類以上あるって言われるし僕だって知らないスキルはまだまだあると思うよ」
こんな事を聞いて俺は「これは楽しめそうだ」と「そんなたくさんあるのかよ」がいりまざった。でも、俺はマイナス思考な考えは捨て前者を口にだした。
「そいつは楽しめそうだ」
「僕もそう思っている。このゲームの醍醐味はそれにあると思う」
このシルクの言葉を聞いて前者を言ってよかったと思った。
「よし、じゃあそろそろ話すだけもなんだから実際にモンスターと戦いに行こう・・・と思ったがその前にアイテムを揃えに行こう低レベル者用の店を紹介するよ」
俺は内心では「マジ感謝、あんた本当にいいやつだよ」と思っていたが「助かる」とだけ言った。
シルクと俺は噴水のある町の真ん中まできた。ここでシルクは何か思ったのか
「そういえば、ここの地理についてまだ知らないよな。この噴水のある広場がこの町の中央部分なんだ・・・・」
ここで、シルクからいろいろ教えてもらった。まず初めて入った緑色の道は武器や防具やアクセサリーなど装備品全般が固まっいる。このように他の道も赤色の道はギルド関連、青は消耗品関連、白は宿屋、飲食店関連、黄色は闘技場やカジノなどのアミューズメント関連最後に・・・・
「最後に黒色の道・・・ここは王の住む城につづいてる。いろいろな店があることで便利なんだ。でも、城は違う。城には王はいなくてモンスターが俳諧する王城跡になっているんだ。間違っても入ろうとするなよ。モンスターの平均レベルは60だから」
「城にモンスターってどういう設定なんだ」俺は疑問を口にした。
「シナリオの設定では王やその従者や騎士達が一夜で謎の死を遂げたってなってる。だから中にいるのはアンデット系や死霊系ばっか、スペクターとかデュラハンとか。まぁ、今の僕達には関係ないさ」
とまぁこんな風にあらかた王都について説明してもらい緑の道を進んで行った。
次回予告
シェ「はい、私のコーナーがやってまいりました」
トー「いや、次回予告だろ、てか久々に俺喋れてるな」
シェ「そう、つまるところ最近ずっとシルク君のターンなのです。つまり、シルク君を消せばぐぇっへっへ〜」
トー「なぁ、俺って主人公なんだよな」
シェ「シルク君を消し・・・闘いにいざ行かん」
シル「次回、武器。トールは何を選んだのか」
トー&シェ「シルク「君〜〜〜」」