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CHAOS ONLINE  作者: giallo
47/48

story45 ミライア支部にて

どうも、お久しぶりのかたはお久しぶりです最近読まれたかたははじめまして。野に咲く雑草ことジャッロです。


わけがわからん


久しぶりの投稿にも関わらず本編は進みません!

「ッフ、わたしは今ライカ君がいる『ミライア』支部にいます。ちょっとした賭けに負けてライカ君にこき使われています。ギルドマスターなのに!」



一人の少年がツッコミを入れた



「何やってるんスか・・・」



「な〜に、ちょっと神の視点で見ている人達に訴えてみただけです。」



「そっスか・・・・じゃあこれの整理お願いしますわ」



「世界は非情だ〜!」



「何言ってるんっスか。あんたがギルドマスターなのにまったく仕事しないからでしょうが!」



「遊び人なめんなよー!」



「だまれ、ニート!」



「世界は非情だー!」



バサバサバサッ



「そうですね、シェイドさんの前だと非情になれますね。ではこれとこれとこれの資料をまとめといてください」



「ラ、ライカ君話し合えばわかり合えると思うんだが・・・どうだろうここはひと「はい、じゃあこれもお願」すいませんでしたー」



シェイドが座っていた椅子から立ち上がろうとしたら肩に・・・笑顔のライカの手が乗っていた。



「・・・」「・・・(ニコニコ)」「哀れっスね」



シェイドは立ち上がることができなかったとか・・・



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「終わったー」



「もう終わったんスか?」



あれから三百枚近くあった資料を30分ぐらいでデータ化を終わらせた。ちなみに三百枚もあったのは今までのツケ



「・・・そんなにすぐ終わるのなら始めからやればいいと思うっス」


「私を縛ることは誰にもでき「ライカさ」るに決まってるじゃないですか〜」



かなりヘタレだと言うことがよくわかった。ん?ああそういえば俺の名前紹介されてなかったっスね。ミュートっスあの音無しのあれが由来っス。



「で、だミュート君」



いつになく真面目な顔、口調で俺のことを呼んできた



「いつも思うんスけど、ギャップありすぎて面食らうんスけど・・・なんスか?」



「あからさまに嫌そうな顔しないでください」



・・・そんなに嫌そうな顔してるんスかね自分。



「まぁ、いいでしょう・・・」



多分そこはよくないと思うっス



「最近このあたりで上位種が連携して襲ってくるというのは本当ですか?」



ミライア周辺の平均レベルは120だいたい平均±20レベルが普通にいてもおかしくないモンスターだ。ここでいう上位種は140オーバーだったり他とは能力値が違うボスモンスターのことをいう。



「あ〜、そうっス。たしか天使系モンスターの新種らしいっス。レベルが170で常に三体で一組で物理軽減スキルもってたり距離は短いらしいけど転移スキルを持ってるらしいっス」



「フム・・・それは確かにここの人達では倒せませんね。レベル差もあるかも知れませんが新種にイレギュラー要素がつきものですし・・・それで、他ギルドはこれの対応をどうしてます?」



ミライアにあるギルドで1番支部が大きいのはシェイドのギルドである『ミスティドリーム』だ。大型ギルドにはモンスターの討伐依頼があったりする。



「シェイドさん」



「おや、ライカ君どうしたのですか?」



シェイドがいた執務室にライカが入ってきた何か紙を手にもって



「もう知ってると思うけどネル&セル&メルの討伐依頼きたよ?」



紙に載っていたのは三対の天使のようなもの。顔の部分が真っ平で能面のようになっている。それぞれ大剣、大斧、杖と片手に持っている。そしてなにより特徴的なものが真っ白な身体のところどころに赤が血のようについているところだ。



「なんて恐い天使っスか」



「さて、討伐にいきますか。ライカ君、ミュート君いっしょに行きましょうか」



「じゃあ私はキュイちゃんとミーちゃん連れてくね」



「あ〜俺の出番ってあるんスか?」



正直言ってミュートに出番がまわってくるとはあまりどころかまったく思ってなかった。まずレベルが・・・。


ミュート・・・Lv.163

ライカ・・・・Lv.254

シェイド・・・Lv.287



けっしてミュートのレベルが低いわけではない。ミュートのレベルはこの支部では高いほうだ。ライカやシェイドはCHAOS ONLINE最前線の攻略組である。シェイドに至っては最上位のレベルである。



「さて、行くとしますか〜」



シェイドがかなり緩い感じでそう言った。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ギギギギグギギギギギガギギギギギ



これが今回討伐する天使の鳴き声である。・・・こえー。なんか間近に見たら白い躯にある赤い斑点がマジで血痕にしか見えない。



「では、手筈通り。私が前衛、ミュート君が中距離による援護と余裕があれば白兵戦、でもってライカ君はもう遠距離で準備できてるそうです」



「了解ッス」



まず、シェイドに援護が必要なのか?と思ったがそこは普通に流しといた。



戦闘開始の合図は遠距離からのキュイちゃんによる遠距離魔法攻撃。キュイちゃんとはレアモンスターであるホワイトドラゴンだ。名前の由来はキュイキュイ鳴くからだそうだ。



天使達に炎弾、雷弾、光弾の三種の弾が降った。天使に炎弾はダメージがあったが雷弾、光弾は回復していた。天使達のライフは減らなかった。



「ほぉ、属性吸収をもっているのですか・・・では」



シェイドが動き出した・・・時には大斧を持った天使セルのその武器を持つ左腕が飛んだ。シェイドがセルの背後で大きく構えていた。



「《ヘルズリーパー》」



《ヘルズリーパー》−大振りの横一文字の斬撃とにかくダメージが大きく切断能力が高い−でセルの上半身と下半身が別れポリゴン片となって消滅した。



シェイドにかかればたかだか170レベルの敵は一瞬なのだ。



だが天使の一体杖を持っているメルが蘇生呪文を唱えた。



セルの別れた身体がふたたびひとつになった。



「ほぉ、蘇生呪文まで使いますか・・・ボスモンスターですかねぇ・・・むっ?」



シェイドが考察しながら闘っていると天使達がシェイドを中心に三角形に囲んだ。



「「「ギィィィィィィィィィィィィィ」」」



シェイドを中にピラミッド型の青い結界を展開した。



「あ〜やられましたねぇ・・・ミュートく〜ん2分ほどがんばって〜」



・・・なにやってんスか!?うわっ天使こっち向いたよ



だが支部で実力を認められているミュートはそんなことを愚痴りながらもとっくに攻撃モーションに移っていた。弓を空に向けて構えている。矢は三本。



「《サンダートライデント》」



青白い雷を纏い空へ向かって飛んだが森の木を越えたところで急激に方向転換した。方向が変わって三本の矢先には三体の天使がいた。そこから矢はさらに加速して天使達に向かった。



「《フレイムアジャスト》」



《フレイムアジャスト》−(やじり)に炎の魔力を込めて放ち着弾と同時に爆発する−を《サンダートライデント》が上がっている間に準備し雷と炎、上と下からの同時攻撃。



「いっけぇぇぇア゛ッ!」



ミュートは技を放ってから気がついた雷属性は効かないむしろ回復することを・・・。



赤い斑点を持った天使達に攻撃は当たったが回復とダメージが相殺され若干回復されてしまった。



このミスがさらに悪い状況を作り出した。天使達が完全にミュートの存在を認識した。



認識した天使達の動きが変わった。剣を持ったネルと斧を持ったセルが消えた。



−−−嫌な予感しかしなっ!?



「あぶなっ!」



セルが背後から斧を振り落としてきた。ある程度予測出来ていたミュートはその攻撃を躱すことができたが・・・。



「えっ、ちょ・・・」



躱した先にネルが剣を構えて待機していた。



この時ミュートはそれはずるいだろと思いながらこれは終わったかなぁと思考を巡らしている間にネルはバチバチとなっている雷をのせた斬撃が近づいた。



「諦めるには早いですよ。ミュート君」



斬撃はミュートまでは届かなかった。そこには真っ二つになっているネルと呆れた表情をしたシェイドがいた。



誰のせいだよ、と言いたかったが助けられた手前そんなことは言えなかった。



その後は一瞬だった。ミュートが助けられる前に蘇生できるメルを倒していたためもう蘇生することはなかったが、残り一体となったからなのかセルが奇声をあげ赤い斑点から赤が白を塗り潰していき全身赤い天使となった。たぶんステータスが上昇したのだろう。たぶんやだろうと言ったのはその状態の赤い天使をシェイドは一撃で葬ってしまったからだ。



「まったく恐いモンスターでしたねぇ〜」



その時のシェイドの言葉である。恐そうに見えないのは俺だけじゃないと思う。



そうそう、途中から援護がこなかったライカさんはなんとそっちにも新種のモンスターが出たそうだ。そのモンスターは人狼ワーウルフ合成獣キメラを足して二で割ったようなモンスターだったらしく二足歩行、頭と翼にキメラでいて格好はボクサーのようなファイティングポーズ。だが所詮はレベルの差が違ったライカさんの相手ではなかった。ただタフだったためてこずらされたがほぼ無傷で倒した。



「それにしても、今回俺ってなんでいたんだろ・・・」



ミュートはギルドに帰って今回のことを見直して嘆いた。












「ふむ、最近の突発と新種の出没は異常ですね・・・そろそろですか・・・」



一人で何かをつぶやいていた言葉は誰にも聞こえなかった。

次回予告


トール「俺は強くなりたかった。」


シェイド「まともな予告は私が認めません!」


トール「部長の情報を元に俺は遺跡を目指した」


シェイド「ダメです!まともな予告はいけません!」


トール「そこに立ちはだかる敵は強大だった・・・次回「ルナセイバー!・・・ふっふっふ〜まともな次回予告はもう次回予告じゃないんですよ。もっとカオスでないとふははははははははははははははははは」


BADEND





トール「バッドエンドで終わらせられるかぁ!!?シェイドさん今日こそは許しません!」


シェイド「許さないからってど「あ、ライカさんシェイドさんならここに・・・はいりょうか「まて、話せばわかる?!・・・サラダバー!」


トール「・・・計画通り」

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