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CHAOS ONLINE  作者: giallo
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story44 強さの次元

どうも、ジャッロです。


めずらしく速い投稿です。


そして、なんだか最近読んでる方が増えてる!


これからも更新、頑張ります。


よろしければ感想、アンケートをくれると嬉しいです。

「ふわぁぅあぅぅあ〜」



トールが伸びとともに木陰で大きなあくびをあげていた。



「たまにはいいな、こういうのも」



場所は狼の森だ。みんなの都合があわず今日は一人だ。そしてやることがなく眠っていた。もちろん敵が出てくるダンジョンなので子狼と灰狼に番犬となってもらった。ここは子狼の出現地域なので上位の灰狼がいるだけで近づいて来ることもない。



「だが・・・暇だ・・・」



トールは立ち上がり森の奥地へ向かって歩き出した。



「そういえばまだここの奥までいってないな・・・このレベルなら大丈夫だろ」



トール Lv.33



レインと大会前にモンスター相手に闘っていたら1レベル上がったりスキルが増えたりした。



「さて、何が出てくるか・・・」



トールと狼二匹は森の奥へと進んでいく。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「《エクスプロージョンブレード》!!」



銀狼の横腹に振り上げの《エクスプロージョンブレード》をぶつけた。銀狼は上に吹っ飛び消滅した。



銀狼相手だと今のトールでは余裕すらあるようになった。今は森の奥手前あたりだとトールは踏んでいる。



数十メートル進むと



「おっ?」



三つの下に向かう穴があった



「んーどうしようか・・・」



迷う理由としてはこの先にボスクラスのモンスターがいるのじゃないだろうかそして負けてしまうんじゃないだろうかということ



だが



「ま〜とりあえず行ってみよう」



1番右側にある穴に入ろうとしたが



クゥゥーーーンクゥゥーーーン



尻尾を垂らしながら二匹の狼は足を引っ張ってきた。



「ん?危険なのか?」



初めて見る狼達の行動に一瞬驚いたが、これは自分を止めていることはわかった。そして穴に入ることを拒むように。



「・・・・止めとくか」



三つの穴に背を向け帰ろうとしたとき地鳴りが起きた。



「っ!・・・・・嫌な予感しかしないんだが!」



どうやら真ん中の穴から地鳴りが起きているようだ・・・音が大きくなってきている。



狼達が低い唸り声をあげている。剣を構えた。



ヴゥゥゥゥゥン



真ん中の穴から朱色の《ソニックエッジ》が飛んできた。周りにあった木が一瞬で灰になった。



《ソニックエッジ》よりも倍は速い火属性の刃。トールは突然のことに認識が遅れたが大剣を真ん中の穴を前に構えなおした。



穴から何かが出てきた。



全身真っ黒、ところどころ白い紋様があり頭には角、背中には羽、その姿は悪魔。



完全に認識したところで悪魔の姿が消えた。



いや、ちがう!



「っくそが!」



穴の前にいた悪魔は俺の横にいた。大きな腕を振り落としてきた。



それを大剣を振り上げるように斬撃をかましたが



「堅いな・・・」



悪魔の腕は斬れることはなく弾く形に終わった。



そして、悪魔の攻撃はまだ止んでいなかった。悪魔の白い紋様が朱色に変わっていった。トールは見たわけではないがこれがさっきの朱色のソニックエッジの発動動作だとわかった。



だが発射する場所が見当がつかない。


・・・羽か?口か?それとも腕か?



トールの予想はまったく当たることはなかった。



トールは距離を取るよりも相手の死角へ周り込んだ。



悪魔はいきなりサマーソルトをした。足から朱いソニックエッジが飛んだ。



死角にまわったことで躱すことはできた。しかしこの悪魔は異常だ。3mはある巨体で5m近くを一瞬で移動するわサマーソルトはするわとありえない。



逃げるのが1番得策だと思うが逃げれると思わない、というよりも背中を見せたら即死確定だという確信がある。



「ここにいやがったか!もう逃がさねーぜ、デルエト」



剣を二本持った男が顕れた・・・・・・ベクトさんだ!



「ん?・・・おっ、トールか!」



ベクトさんも瞬間移動したかのように悪魔の脇腹に斬撃を叩き込んで悪魔を吹き飛ばし、俺の存在に気づいて声を掛けてきた。



「わりぃな、あれは俺の獲物だわ・・・っと《断絶》」



ベクトさんが飛んできた朱いソニックエッジを《断絶》−居合の太刀により魔法攻撃を無効化する斬撃を繰り出す−によって消滅させた。



「まぁ、あとは俺が頂く」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



悪魔・・・デルエトととの闘いはもはや一方的だった。まず速さが違った。デルエトはまだ視認できる速さだったがベクトさんのはもはや見えなかった。気づいたら何発もの斬撃がデルエトに刻まれていた。



「っしゃー!羽二枚きたぜ」



ベクトさんがメニューのパネルを見て喜んでいた。



「っと・・・わりぃ、あいつ狩ってしまったな。だがあれはもともと俺が追ってたからな」



「いえ、あんなの今のオ、私じゃ狩れませんって」



そういうとベクトは、ん?と頭を捻り



「トール今お前のレベルって何だ?」



「33ですよ」



「ありゃ?そうだったか・・・見間違いか?まぁ、いいか」



何か勘違いをしていたようだ。



「ところで、この穴ってなんですか?」



「おう、全部地獄界に繋がる穴だ。推奨レベルは160だな」



冗談もほどほどにしてほしい。そんな化け物に勝てるわけないじゃないか。



「ちなみにさっきのデルエトは69レベルだったな。穴入口付近はレベル低いがいいアイテムが手に入るからな」



あれで69レベル・・・100越えモンスターはいったい・・・いや、よそうとりあえず今はこつこつ強くなるだけだ。



その後、ベクトにいろいろ助言をもらいながら街へ戻った。

次回予告



シェイド「はい、始まりました〜私のコーナー!!!!」


トール「シェイドさん久しぶりですね・・・・・じゃなくて、前回の次回予告で To be continued になってましたよね!」


シェイド「まったく、そんなこと結果なんてわかったようなものじゃありませんか。トール君が負けましたよ、や〜い。」


トール「いつかゼッテー倒す。シェイドもラインも・・・」


シェイド「トール君暗黒化とかありそうで恐いですね〜」


トール「あ、あぶないあぶない次回予告を・・・」


シェイド「次回、story45シェイドによるシェイドのためのシェイドの団。SSS団結成!」


トール「いやいやそんな・・・ってもういない、このオチはそろそろだめだろー!待て〜シェイドさん」

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