story42 準決勝-トール&レイン・レッツァ&ライン
あ~はい、お久しぶりです。
ジャッロです。
言いわけしたいですが私事ですのでとくに何も言えません
遅れて申し訳ありません。
そして、まだ更新は遅いかもしれません。
気長によろしくおねがいします
今日は決勝トーナメントの日だ。俺達はまず初めにDブロックの勝者と戦う。これに勝ち上がればA、Bブロックのどちらかとあたり一位を決める。負けても三位決定戦がある。
Aブロックの勝者はシルク達が闘っていた。大剣使いと弓使い。
Bブロックは・・・
「なっ・・・」
レッツァがいた。だが驚くところはそこじゃない。レッツァといっしょにいたのはラインだ。
だが考えてみよう。ラインはレベル60越えだったはずだレベル制限のあるこの大会にまず参加すらできないはずだ。
そんなことを考えていたらA、Bブロックの一回戦が始まった。
始まりの合図とともにレッツァが大剣使いに駆け込んだ。だが駆け込んだのはレッツァだけではなくラインもレッツァの少し後ろにいるが駆け込んだ。
大剣使いは上等手段である《ソニックエッジ》で牽制をいれた。
だがそれでは彼らの勢いは止まらなかった。レッツァは《ソニックエッジ》を大斧で断ち切り勢いを殺すことすらなかった。さらにラインはこの間に強化系魔法によりレッツァがさらに強くなった。見た限り攻撃上昇・防御上昇の強化が施されただろう。
しかし、さすがと言うべきかブロックを勝ち抜いただけはある弓使いは強化されたレッツァに《ブレイクショット》−防御力を下げる矢を放つ−を放った。レッツァは《ソニックエッジ》の対処をしたばかりで回避行動をとれず強化分の防御力を相殺した。
・・・レッツァがいい感じに立ち回れているように見える。そう見えるだけで実際はラインの魔法がレッツァを補助しているためだ。レッツァに向かってくる大剣は《バリア》−一秒だけ展開できる防御障壁−を使い防ぎ、遠距離から放たれる矢は水弾や雷弾によって撃ち落とされる。さらに隙があればレッツァに強化魔法を掛ける
わかってはいたことだがラインは強い。ライフが多くあったであろう大剣使いはもう二割を切った。対するレッツァはほぼノーダメージ一割も削られていない。
「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」
叫びだしたのは大剣使い。何やら大技を出すようだ。白色の大剣のまわりに赤いオーラが纏った・・・が。
ズドン!
大剣使いの技が発動するまでには至らなかった。叫んで大剣にオーラを纏わせている間にラインが大剣使いの真正面まで高速で近づき《初級雷魔法》スキルアーツ、《サンダーライオット》−最速で雷弾を放つアーツ、ただし射程距離が短く1m−で妨害後、連射。
一気に大剣使いのライフが削られていき大剣使いのライフがゼロとなった。
ラインの強さが半端ない。レッツァは相変わらずの正面突破だったが・・・。このコンビは強い!だがまぁ先にDブロックの選手に勝たなければならない。どんなやつらだったか・・・。
−−−−−−−
俺達の相手は槍を持った軽装の男と二丁拳銃を持つ女性だ。どちらも中距離能力に長けていそうだ。
接近戦に持ち込むのが常套手段だと思うが相手は相当な手練だと思う。簡単には接近戦へもっていけないと思う。
−−−試合が始まった。
初めに動いたのは俺だ!まず直進で加速し槍使いに《ヴォルフファング》−振るった剣より1m先に上からと下からの二本の青い刃で切り裂く−を使い青い刃で奇襲した。
しかし相手も俺が剣で虚空を斬ったところを見た瞬時に攻撃動作だと理解し回避行動をとった。腕にかするだけにいたった。
だが隙も生まれた。ここで追撃したかったが銃弾が跳んできて距離をとらざるをえなかった。
「おう、助かったシロン」
「うっさい、そんなこと後でいいからとっととあっちの後衛倒してよ」
「へいへい〜っと、つっても前衛がちょー強そうなんだが・・・」
「ヘイト!無駄口叩くな!」
槍使いがヘイトで二丁拳銃持ってるのがシロンだそうだ。俺は大剣を前に構え牽制しながら
「レイン、『アレ』の準備しといてくれ!絶対守りきる!」
レインに『アレ』の準備をしてもらった。
ヘイトが槍を構えながらゆっくりと近づいてきた。
「いやぁ少年結構強いやろ。なぁ、少年なんちゅー名前や?」
「・・・トールだ」
攻撃じゃなくしゃべりかけてきた。俺は攻撃がくると思っていて咄嗟のことについ名前をいってしまった。だがこれで隙をつくってしまった。一瞬の出来事だったかなりの速さで俺の横を抜けて行った。
「悪いなトール、勝てば官軍や。やらせてもらうで!」
−−−だがまだ間に合う!
と思ったがここでまだ一つミスをしていた。
銃声が三つ鳴り響く。
ヘイトに気を取られシロンに注意がいっていなかった。一発だけまともに脇腹に当たってしまった。そんな中でもヘイトはレインに近づいている。
「サモン、《チャイルドウルフ》!サモン、《アッシュウルフ》!レインを守れ!」
「なんや、少年召喚スキルももっとったんかい!」
レインの前に守護するように二匹の狼が立った。
だがどちらもレベル20以下のモンスターヘイトが臆することなく突撃した。
「・・・!ヘイト、下がって!」
シロンは気づいたようだ召喚したモンスターには召喚モンスター用のスキルがあることを
「チャイルドウルフ、《ダッシュファング》!アッシュウルフ、《ワーストハウリング》!」
《ダッシュファング》は名前の如く高速移動&かみつきだ。だが速い!そして《ワーストハウリング》、移動速度低下の咆哮。
高速攻撃と速度低下のコンボ、ヘイトはどう見ても回避主体の軽防御力だろう。あたれば致命打にはならないものの痛手にはなるだろう。
「うおっ、足が・・・だがぁ《イリュージョンブラスト》!ぶっ飛べぇ」
ヘイトは移動速度低下を《イリュージョンブラスト》−槍先から風弾を放つ−の反動を推進力にし子狼の牙から逃れ灰狼の咆哮の範囲外に逃げ切った。さすが準決勝というべきか対処能力が高い。
だが、もう試合にけりはつく
「−−−闇よ、閉ざせ《光牢結界》」
レインの魔法が完成した。
《光牢結界》-《結界》スキル中級アーツ、複数体の対象へ対象者中心に三角錐の結界で閉じ込めるアーツ-これによりヘイト、シロンは結界内に閉じ込められた。
ヘイト、シロンは槍で突き銃で撃ったが結界は崩れることがない。そして・・・
「《エクスプロージョンブレイド》!」
内側からだと抜けられないが外側からだと攻撃が通るという反則な結界。
「そんなあほな・・・」
これがヘイトの最後の言葉になった
次回予告
シェイド「今回は初のPC投稿DA☆」
トール「シェイドさん何いってるんですか?」
シェイド「知らなくてもいいことはいっぱいあるんですよ」
トール「はぁ・・・」
シェイド「ま~そんなことより、久しぶりにあとがきに現れましたよ!シェイドですよ!」
トール「・・・・あ、ライカさん」
シェイド「なに!ばれないように抜けだしたはず!」
トール「・・・やっぱですか」
シェイド「トール君はめましたね!私がなにをやったと・・・」
トール「あ、ライカさん・・・トールです、ええ。シェイドさんこっちにいますよ。ええ、ええではお引き取りお願いします」
シェイド「ト、トール君。きみはなんてことするんだ!私がどんな気持ちで今いるかわかってるのですか!」
トール「知らん!はたらけ!」
シェイド「く、働かないのが何がわるい!」
トール「悪いわ!あ、ライカさんこっちです。」
シェイド「ちぃっ!次回、決勝戦:挑むは部長!では~またの次回よこっ・・」
トール「あ、あっちです。ライカさん」
ライカ「・・・・私の出番これだけ?・・・・シェ~イ~ド~・・・・ふふふっ」