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CHAOS ONLINE  作者: giallo
42/48

story40 二人で一人

どうもジャッロです。はじめまして、前から読んでいる方久しぶりです。



ん〜ちょくちょく出すとか言ってたのにぜんぜん投稿してない私がいます。すんまへん

−−−レッツァ視点



・・・飛び出したのはいいがあてがない・・・



「ちきしょー何故俺だけちょっと残念なんだ!」



その性格がだめだ、と言ってくれる仲間もいない現状では彼は暴走し嘆いている。時折「うがあぁぁぁ」や「うおぉぉぉお!」など叫んでいるので誰も近づきすらしない。が、一つの陰がそんな彼に近づいた。



「やぁ、こんなところでどうしたんだい?」



灰色の外套を纏って身長と同じぐらいの杖を持った男がいた



声までかけてくれたその人に レッツァは感激し事情を話し尽くした。そしてその男は



「では私が一緒にでましょうか?」



その男は手を前にだして握手を求めた。レッツァはその手をすぐに握った



「感謝するぜ、えーっと名前教えてくれるか?」



「ああ、ラインと言います。大会ではよろしくお願いします」



−−−大会当日−−トール視点



大会当日になった訳だが二日で出来ることなんてたかが知れてる・・・簡単なコンビネーションとか合図とかそれぐらいしか出来なかった。



「お〜いトール遅いぞ」



会場にはシルク、ミユ、レインがいた。つまり俺が最後、といっても時間5分前なのだが?



「じゃあ受付いこうぜ」



受付へと向かったが途中でふと思ったことがあったので言ってみた



「そういえばレッツァは来てないのか?」



いまさらだがレッツァのことを完全に忘れていた。



「ん?・・・あぁ、レッツァならあの逃亡からまったく連絡がつかないな。何やってんだろ?」



シルクが答えてからミユやレインも知らないと言った。そして受付で選手登録した。



この大会のタッグ戦のルールを簡単に説明しよう。まず、勝敗条件はタッグの内片方でも負けたらそのタッグの敗北だ。どちらか一人でも倒れたら終わりなのだ。次にスキルの制限について召喚(サモン)スキルで召喚可能数は二体までそれ以上は召喚できなくなっている。同じく(ペット)モンスターも二体までが上限である。武器防具について魔武器の使用は不可。アイテムについて試合中に持ち込めるアイテムは素材アイテム(装備品は別)のみただし精製、製造、調合などでつくったアイテムに限り使用可(それ以外は持っていても使用できない)。最後に試合中にログアウトした場合その時点でその人の負けが確定する。



まぁこんな所だろう。回復アイテムの使用ができなくなるのは厳しい。APの回復はアイテムに依存してしまっている俺にはかなり厳しい。APは攻撃を当てるか何もせずに待機しているかアイテムを使うかAP獲得スキルorアーツを使うしか回復手段はない。



でもって、タッグ戦のトーナメント表ができた。名前は伏せてありアルファベットと数字にで表記されていて選手登録したさいに教えられたC3が俺とレインの番号だ



ちなみに参加者が多いのでABCDブロックに別れていて各ブロックに8組。各ブロックの勝者で一位を決める。というわけで俺達の番号は見た通りCブロックの三番目。



−−−−−−−−



「はっ!」



俺はエクスプロージョンブレイドを相手の肩から斬りつけてライフを大幅に削っていきゼロにした。この瞬間勝ちが確定した。


「・・・ふぅ、お疲れレイン。この後もいけるか?」



意外も意外、俺とレインは準決勝まで勝ち進み次にはCブロックの決勝だ。ここまできたら勝ちあがりたいと思うのは普通の感情だと思う。だがレインが心配だ。彼女はあまり闘うことが得意じゃない補助・支援型の彼女はその役職からまず真っ先に狙われる。さっきの試合でも何度か危ないところだった。そしてさっきからびくびくしてるのが誰から見ても分かる・・・だから彼女がやめたいと言えば辞退するつもりなのだがレインは「いけるか?」に対して頭を縦に振ることで肯定した。



「・・・わかった。じゃあ時間もあるしシルク達の方見に行こうぜ」



シルク達はAブロック一回戦は勝ったところを見た。そしてCブロックに来てないところを見るとまだ勝ち続けているのだろう。



Aブロックのやっている闘技場に着いた。シルクとミユはまだ闘っていた。相手は剣士が二人。二人の剣士をシルクが前衛でギリギリで凌いでいる。



−−−−シルク視点



目の前にいる剣士は完全に純粋な物理攻撃しか持っていないように見える。だが飛び道具系のアーツを使ってくる可能性も考慮しておく



「シルクあとちょっと粘って!」



ミユの詠唱がもう少しで終わるようだ・・・だが僕のライフもミユの大型魔法詠唱の時間稼ぎの防戦をしていたのでかなりきわどい。



相手の剣士は型をつくった



−−−まずい!



ミユの掛け声でミユの詠唱の妨害するよりもライフを削った僕のライフを削りきってしまおうとアーツの型をつくっている。



だがここで倒れるわけにはいかない!



シルクは腕につけているバックラーを前に出しアーツを使った。



「《セイントタワーディフェンス》!」



《セイントタワーディフェンス》−光の壁を出してダメージの軽減ができるスキル。シルクが今もつ防御系最強スキル



相手の剣士の一人が《連続斬り》のアーツを使い12撃の乱舞を壁に斬りつけた。壁に皹が入り壁の耐久度がもう少しだと分かる。そこにもう一人の剣士が《エビルイレイザー》のアーツを使い紫のライトエフェクトが剣に纏いそして強力な突きを放つ。



壁は割れたが勝負はシルク達が勝った。そう、ミユの詠唱が完成した。



「《インフェルノパニック》」



《インフェルノパニック》−指定範囲内を焼き尽くす。さらに範囲内にランダムで爆発が起きる。最後に範囲中心で大爆発。《中級炎魔法》スキルのレベル4アーツだ。



二人の剣士は為す術なく燃やされ爆風に当たりラストの大爆発によってライフが尽きた。



−−−−トール視点



ミユの魔法がここまで凄くなっていることは知らなかった。正直すごいと思う一撃必殺の大魔法・・・・これから闘うのが楽しみだ。さて、次はこっちのCブロックの決勝戦か・・・ぜってー勝つ!


−−−−−−−−



相手は小学生みたいな・・・・・というより小学生が二人のタッグ。本当か?と思ったが確かだそうだ。こんな子供が決勝まで上がってくるということはそれ相応に強いのだと思う。油断だけはしないことにした。



相手は小学生の男の子が二人カケルとユウタだ。獲物は二人ともナイフのようだ。《小剣(ナイフ)》スキルは確か状態異常付加効果があったはずだ・・・試合がはじまる。



トールは大剣を構えたがこんな子供に剣を向けるのはどうなんだろうか?と戸惑った隙はカケル、ユウタに不意を疲れた。



カケル、ユウタはナイフでトールを切った。そしてトールは切られてから気がつく毒と麻痺の状態異常にかかったことに。



「バカじゃねーの?このにーちゃん。何棒立ちなってんだよ」カケルの方の声



「仕方ないよ〜。前の人達もだけど普通は子供に斬りかかれる人は少ないよ〜」ユウタの方の声



・・・よくわかった。ようは今と同じで隙を疲れて状態異常で何もできなくなったところをやられたのか



「《パージライト》」



俺は上の方から射す光に照らされた。毒と麻痺から回復した。後方にいたレインが状態異常回復魔法パージライトをかけてくれた。



「もう容赦しない。今みたいな方法じゃ俺は倒せないぜ?覚悟しろよ」



今度はマジに大剣を二人の子供に向けたが、



「だから無駄話するから回復してるんじゃない〜」


「うっせ、どうせ俺が倒すんだから関係ねーだろ」


「だいたいもっとしんぷるにできるのになんでさ〜」


「ぐちぐちうるせーなー。お前それでも男かよ!?」



・・・・・・やっぱガキだわ。あと無視されるのって結構腹立つな・・・やっちまえ



「《フレムレイド》ォォォォ!」



隙だらけの二人に斬撃を叩きこんだが躱された。



「うおっ!にーちゃんひどくね?つーかせこいな」



「あぶないな〜後で今の話の続きやるからね〜?じゃあ僕は後ろのおねーちゃんの方妨害するから。うわっあぶな〜」



危ないのはこっちだ。もう少しでレインの方にいかれるところだった。つーか今普通にこっち警戒せずに向かわなかったか?



「後ろのねーちゃんどうせ補助とか回復しかできそーにねーじゃん。いっしょにこいつたおそーぜ?」



なんつーかこのタケルはあんまり考えて闘ってないな。んでこのタッグの頭脳はユウタか



「え〜うしろのおねーちゃんぜったい光攻撃魔法持ってるよ〜じゃあ僕補助にまわるからあのおにーちゃん任せるよ?」



「よっしゃーきたー。いくぜいくぜいくぜー《ストライクエッジ》」



ナイフを両手に一本ずつ持ち突っ込んできて右手の一本は投げてきた、それを大剣に当てて躱したがその後の攻撃が《ストライクエッジ》だった



「たあぁぁぁぁぁあぁぁあ!」



大剣に青いライトエフェクトを纏ったナイフがぶつかった。



重い!軽く一歩後ろに後ずさった。かなり一点集中攻撃なのか体格に似合わないかなり重みのある攻撃だ。



「まだまだぁ《ブレイズエッジ》《炎火脚(えんかきゃく)》とどめ《刺突(しとつ)》」



長いコンボを繰り出された。《ストライクエッジ》から炎纏ったナイフの斬りつけ《ブレイズエッジ》を大剣でガードしたがこれが相手の狙いだった。次手の《炎火脚》により炎纏った蹴りで大剣を蹴り飛ばされた。俺は丸腰になってしまった。そこに《刺突》黒いライトエフェクトを受けたナイフによる突きを繰り出された。



「ぐはっ」

「《ホーリショット》」

「《ローバーマジック》」



タケルはユウタによって俺にとどめを刺す前に蹴り飛ばされた。レインの光弾を躱させるために。ユウタは光弾を《ローバーマジック》−魔法吸収アーツによって防いだ。



ユウタの判断力、タケルの行動力が半端なく相性が良くかなり強い・・・これはかなりてこずりそうだ。

帰ってきたシェイド



シェ「私の場所に帰ってきました。そうシェイドが帰ってきましたよ!」


トー「いや、帰ってこなくてもかまわなかったんだが」


シル「シエイドさん・・・残念です」


シェ「え?何故強制転移発動しちゃっ」



トー「なあシルクー」



シル「なんだ?」



トー「シェイドさん何しに来たんだろうな」


シル「・・・・・」



トール「・・・・・ま、いっか」

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